「アプリDe統計」
そのネーミングセンスの古さが若干気になるところではありますが、さっそくGoogle Playからダウンロードして使ってみたところ、これは大変おもしろいアプリでございます。
どんな情報が見られるのかと言うと、主には市町村レベルの人口を始めとする各種統計情報。男女の人数はもちろん、世帯数、事業所の数、労働力人口(就業者と失業者)と非労働力人口(家事と通学)、消費者物価指数、牛肉100gの価格、3.3平米あたりの家賃…などなど。
あ、あと1ヶ月の収入と支出というのもありますね。2014年2月の川崎市が以下。
消費支出…29万7798円
うち食料…7万7903円
うち住居…5万406円
実収入…58万5831円
いずれも「2人以上の世帯」ということですが、住居費安すぎないかい?実収入が60万円弱ということは世帯年収720万ってこと?本当?すごくないですか?
ついでなので大阪府吹田市の場合はこうです。一部項目違ってますね。
消費支出…24万7927円
うち食料…6万4339円
うち交通・通信…3万7518円
実収入…41万3935円
けっこう違いますね。イメージ的には吹田市のほうが上品ゆえにもっと稼いでるのかと思いましたが…。実収入42万とすると年収は504万円ですか。ふーむ。ていうか東京周辺だと生活費高すぎってことですね。
総務省のいいかげんすぎる統計
だいぶ脱線しましたが、総務省が出す各種統計データは日々テレビや雑誌をにぎやかしているわけですが、果たしてそれらは本当に信頼に足るものなのか?
これを見て「ダメじゃん!」って思っちゃいましたよ。
(PDFにリンクしてます)
平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査<速報>
どの部分かと言うとこちら。図を引用いたします。追記は僕です。
明らかにおかしいですよ。
こちらのサイトで言及されていたので僕も知ったのですが、
More Access! More Fun! | 永江一石のITマーケティング日記
実はこの統計の中では年代が上に行くほどGoogle+利用率が高くなっており、
それはつまり、ほぼ間違いなく
GoogleとGoogle+の違いをわからずにGoogleと答えた人たち
が非常に多かったということです。
まずもって今のこの現状、Google+がFacebookやTwitterより上位に来ることはありえません。
総務省の偉い人たちや学者さんたちが(統計のプロなんじゃないの?)、こんなアホみたいなやり方で統計を作って、それをもって政策やらの指針にしてるのだとすれば、これは非常に悲しい事実です。
たまたま知った1つの事実だけで全体を悪いように決めつけるつもりはありませんが、でもまぁそういうことでしょ(^_^;)。
いやー怖いですねー。
「アプリDe統計」も実際のところ大丈夫なんでしょうかね?ではまた!
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