スピッツの思い出

先日書いたこちらの記事ですが、ひさしぶりに聞いた懐かしい曲たちに昔の記憶がいろいろとよみがえってきました。
カモノハシ通信3: 僕の好きな曲リスト(ただし適当)

今回はその中からスピッツさんの思い出を語りたいと思います。スピッツファンの方が読んで楽しい内容ではなく、ただの僕の個人語りです、あらかじめ…。

僕が最初に聞いたスピッツの曲は「君が思い出になる前に」です。高校3年生のとき。

水泳部引退後の僕は兼部していた「宗教部」での活動に力を入れていました。僕の母校、関西学院はプロテスタントのキリスト教学校で、部活として「宗教部」というのがありました。名前だけ聞くと非常に怪しい響きですが、やってたことは高校生らしい簡単なボランティア活動とか、クリスマス等の学内キリスト教イベントでのお仕事とかそういうことです。ちなみに僕は部長でした。えへん。

その日は確か日曜日で、とある養護学校で子供達と遊んだりとかそういうことをやった帰りだったと思います(そうやってさりげなく自分の良さげなポイントを語る僕)。僕の宗教部活動に参加してくれていた同級生のニシ君(小さいけど柔道部だった)、ヨシイ君(弓道部の主将だった)、イケダ君(ラグビー部だった)と一緒に尼崎のCDショップに行くと、店内に流れていた曲がスピッツの「君が思い出になる前に」でした。

ただ店内にかかっていただけなんです。なのに僕とヨシイ君は2人して「これはなんてイイ曲なんだ!」と思い、それぞれに店員に聞きました「これ誰の曲ですか?」って。中高男子校育ちの似たような境遇の僕らにとって何かしら共通して心に響く要素があったのでしょう。恋とも呼べないレベルの甘く切ない体験を重ね合わせたりして(笑)。そんなわけで「君が思い出になる前に」との出会いはとても印象深いものとなりました。

いや、まぁ、ただそれだけなんですが…。

スピッツの曲は歌詞も良いし曲も良いし、なにより歌詞と曲のマッチングが良い。

そういやこの「君が思い出になる前に」は、大ヒットしてスピッツの名を世に知らしめた「ロビンソン」よりも前なんですよね。だから僕らは「ロビンソン」でスピッツがブレイクしたときに「オレたち前から目をつけてたもんね」などと無意味な優越感に浸っていました。若者にありがちですよね、そういうの。

もう1曲、スピッツで思い出深い曲が「楓」です。これも良い曲ですよね〜。



「あー、僕のままで、どこまで届くだろう」

ってこのセンテンス。この短い歌詞の中にどんだけ深い思いがこもってるのか…。

この曲は僕が大学生のときですね。当時中3だった水泳部のタナカ君が、僕が当時やっていたホームページの掲示板でやたらプッシュしてくるので聞いたら「これは!」となった1曲です。こういう曲に心から感動し、それをオススメしてくれる男子中学生の心的情景が僕は好きです。シショウ(=タナカ君)は今何をしてるんだろうなぁ…。

スピッツは他にも「運命の人」や「チェリー」や「青い車」とか「猫になりたい」とかが好きです。

というわけで思い出の歌シリーズ続けようかな?ではまた明日。

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