都響「ロミオとジュリエット」

5月14日、都響(東京都交響楽団)第662回定期演奏会に行ってきました。座席は年間固定の3列目14番。

指揮者はチェコのヤクブ・フルシャさんって人。なんと81年生まれ!若い。さらにソリストはイスラエルのガブリエル・リプキンさん(チェロ)で、77年生まれ。2人とも僕より若いじゃん!

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スメタナ:オペラ『売られた花嫁』序曲

ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 op.107

��以下3曲はアンコール)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番から ”ブーレ”Ⅰ.Ⅱ
デュポール(リプキン編曲):エチュード第7番
ポール・ベン・ハイム:チェロのための音楽 「Slow(スロー)」

プロコフィエフ :バレエ組曲『ロメオとジュリエット』から抜粋

僕は初めての経験だったのですが、コンサートの前半にアンコールが3曲も演奏されたんです!ソリストのガブリエル・リプキンさんの解説つきで。サントリーホールさんもまさか3曲やるとは思ってなかったみたいでアンコール2曲目終了時に会場を明るくしちゃったんですが、そんなの関係なく再度チェロを構えるリプキンさん。特にその3曲目では「祖国イスラエルを追われた(当時はまだ国が無かったですが)作曲家の、祖国への思いが込められた、無くなる数日前に作曲された曲です」との解説を英語で話したあと、チェロを熱演。この演奏はすさまじかった。チェロの音ってカッコいいですよね。弾いてる姿も含めてカッコいい。

メインはプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」。いや~よかった~。ソフトバンク携帯電話のCMで有名な「モンターギュー家とキャピュレット家」ももちろん演奏されましたよ。

プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」ですが、元来は全部で52曲からなるバレエ用組曲だそうなのですが、演奏会ではそこから抜粋された「第1組曲」「第2組曲」「第3組曲」とかを演奏するのが普通なのだそうです。今回はさらにそれらからバランスよく選曲された全9曲が演奏されました。

プログラムを見ると「これはロミオとジュリエットが宮廷のベランダで語らうシーン」とか何とか場面場面の解説が書いてありました。こういうストーリー性のある音楽もなかなか良いものですね。

いままで「んだよ、そんなロマンちっくな音楽、おいらには似合わねーだ」と思って全く興味をもてなかった「ロミオとジュリエット」ですが、一転、音楽としてすごく気に入りました。CD買おうっと。

あ、チャイコフスキーの「ロミオとジュリエット」は別物ですからね。

やっぱり都響の演奏は素晴らしいです。指揮者も良かったのかもしれないけど、それでも。全面的に良いのですが特にホルンやトランペット、トロンボーンと言った金管セクションが素晴らしいように感じます。(ホルンがだめなオーケストラって結構ありますよね。)

次回の都響は6月17日。シューマンのピアノ協奏曲とかエルガーの交響曲らしい。楽しみです。


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