現在写真の現像中。たくさん撮ったのでたくさん現像しなくちゃいけません。現像、ってのはRAW形式のファイルをJPEG形式のファイルに変換する作業のことです。
デジタル一眼レフカメラをお持ちの方はご存知だと思いますが、写真の保存形式として通常使われるJPEG形式はいわばカメラによる画像補正処理がなされた「出来上がり品」なのに対し、カメラによる画像補正処理がされていない「素」のデータたるRAW形式というのがあります。
RAWで撮影することのメリットは、
・後から画質を調整しやすい。
→ つまり失敗写真を救済しやすい。
デメリットは、
・データが重い(1枚10MB)。
・閲覧するのに特殊なソフトが必要。
・なので普通に見られるようにするためには変換作業が必要。
ということがあります。今回はもちろんオールRAW撮影。失敗を少なくして成功率をあげるにはその選択肢以外ありません。
現像のために使っているのが市川ソフトウェアラボラトリー社の「SILKYPIX 3.0」ってソフトです。Free版もありますが、僕は製品版を使ってます。大量の写真を現像するには製品版が必須です。
製品版の機能で重宝してるのが「回転ツール」。僕みたいなヘタクソさんが撮った写真は往々にして傾いています。それを簡単に補正できて、しかも画質がまったく落ちないのが素晴らしいところ。
あとホワイトバランスの調整もしやすい。まずオート調整の信頼度が非常に高いのに加え、手動設定もやりやすい。
今回の会場みたいに、コンクリートに囲まれた室内&オレンジ色の照明&一部自然光取り入れ、みたいな難しい状況では、後からホワイトバランスの調整ができないことには、きっとどうしようもなかったことでしょう。EOS KissデジタルXのオート・ホワイトバランスもまぁまぁ信頼感ありますが、結婚式の場合失敗したら取り返しがつかないわけで、RAWで撮って後で調整するのが得策です。
この光の状態はかなり複雑でしたが何とかなりました。オートじゃ絶対ムリな状況です。AGO君の表情さえまともだったならなぁ…
そんな感じで1枚1枚現像作業をしながら(正確には現像パラメータの設定を1枚ずつ行って、現像処理自体は後でまとめて実行します。今まさにまとめて現像中です。)思ったのは、外部ストロボ(430EX)の偉大さです。
外部ストロボなしでの室内の結婚式・披露宴撮影では、失敗なくちゃんと撮影できる確立はおよそ2割程度(僕のウデの場合)。その中から「これは上手く撮れた!」というのがごく一部。野球に例えると1シーズン通じての打率が2割程度、ホームランは2、3本、って感じ。これじゃレギュラーにはなれません。
これが430EXを使うと打率が5割ぐらいまで急上昇!ホームランも20本は出てかな、って感じ。ホームランを打つにはさすがに天性のセンスまたは経験がないと駄目なのでしょうが、2ベースは結構打てたような気がします。
僕の中では2ベースの写真。正面から強いオレンジ照明が当たっているのですが、自然な色合いに調整できました、と思う。
��ベースやホームランの写真のほとんどはストロボを天井に当てて撮影したものです。天井バウンスと言って、とても自然な光を被写体に当てることができるテクニックです。
披露宴で、テーブルごとの写真の際は、天井バウンスで数枚、直接フラッシュ(デフューザーあり)で数枚を撮影。採用されたのは全部天井バウンスで撮影した写真でした。どんな感じかは1つ前の記事の写真を見てください。
あ、今まとめて現像処理が完了しました。現時点で現像した写真は407枚(650枚中)。お、すごい打率じゃん。残ってるのは122枚です。果たして最終的な打率やいかに!?
これは僕の中でホームランです。光の具合も良いし、色も良いし、そして表情も良いから。どうでしょ?
お疲れ様です!
返信削除しかしほんま微妙な顔してますね…w
たまには普通の顔で写れよな!
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