都響のドラゴンクエスト

最近買ったCDのレビューシリーズその2。

「交響組曲 ドラゴンクエストⅠ」と「交響組曲 ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々」です。

交響組曲「ドラゴンクエストI」

ドラゴンクエストII 悪霊の神々


僕はもともとドラゴンクエストのゲーム音楽が大好きです。Ⅱはカセットテープで、Ⅲ~ⅤはCDで、発売されたサウンドトラックを持っていました。それらの演奏はNHK交響楽団。特にⅡは大好きで、小学生の頃は毎日のように聞いてました。

今回購入したものはいずれも都響の演奏によるものです。自分がひいきにしているオーケストラがドラゴンクエストのCDを出してるのが嬉しい。指揮は作曲者すぎやまこういちさんが自分でされています。

最初にⅠを購入。あまりに良かったのでⅡも購入、といった流れ。

まずⅠの1曲目「序曲」からして「会心の一撃」です。もちろん懐かしさによる部分もあるのでしょうが、それ以上に音楽が良い!不思議な感動を覚えます。「広野を行く」では澄み切ったフルートの音色に感動。「竜王」の音楽はいろんな楽器が順番にテーマを演奏するところがまるでラヴェルのボレロみたい。「フィナーレ」は大迫力のまさにオーケストラ・サウンド!

コンサート・マスターは矢部達哉さん。生で聴いたことのある中では、僕がもっとも素晴らしいと思っている天才ヴァイオリニストです。この人の音がとにかく美しいんですよね。このⅠのCDでも「ラダトーム城」などでその天才的な美しい音色を楽しむことができます。

そしてⅡも購入。こちらはもう音楽への思い入れの強さもあり、きわめて高い期待を持って聴いてみましたが、やはり都響の演奏は素晴らしく十分に満足できるものでした。ただ惜しむらくはコンサート・マスターが矢部さんじゃないこと。できれば矢部さんバージョンの「王城」や「果てしなき世界」が聴いてみたい…。

Ⅱと言えば特に名曲なのがエンディングの「この道わが旅」です。同世代でこの曲に感動しない人が日本に存在するんでしょうかね?僕個人的には中学受験に合格したときの気持ち・雰囲気・匂いがよみがえってきます。

ドラゴンクエストの音楽はゲームの音楽という範疇には収まらない、現代日本を代表する交響曲シリーズです。すぎやまこういちさんはすごい!聴けばすぐに分かりますよ。

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ところで僕はドラゴンクエストⅡのCDを秋葉原の石丸電気で購入したのですが、いつも行っているクラシック専門館には置いておらず、本館のアニメコーナーにありました。萌え萌えアニメゾーンだったので、けっこう恥ずかしかったです。ちなみにキャンペーン中なのか「(展示している)ポスター2枚とお好きなグッズ1点をプレゼントいたしますが、どうしますか?」と言われましたが、ポスターは全面的に萌え萌えでもらえるものがなく、仕方なく「グレンラガン」のストラップだけをもらってきました。シモン君かわいいね。アニメは見たことないけど。

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ドラゴンクエストⅠのCDには、オーケストラで演奏したドラゴンクエスト・シリーズの効果音がたくさん収録されています。レベルアップ時の音楽とか、宿屋の音楽とか。特にお気に入りは仲間が増えるときのあの音楽。感動的です。

都響版のドラゴンクエストはすべてiTunesでも購入できます。ただし僕は着信メロディ用に加工したり、自作動画に使ったりしたいので、あえてCDを購入しました。CDだと楽譜も付いてます!


2 件のコメント :

  1. メタル・カモノハシ2008年7月9日 6:59

    ドラクエの音楽、懐かしいです!
    今度聴かせてください。
    出来れば、諏訪内さんのCDも、ね。

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