動画の保存形式

僕のデジタルカメラ動画の保存方法について。

最近は普通のデジタルカメラでもけっこうキレイな動画が撮影できます。最新の機種だと手振れ補正もきき、写りも良いので、ヘタなビデオカメラよりもずっと使いでがあります。

僕が使ってるのはおなじみIXY Digitalの55というちょい古い機種です。でも画質には満足していまして、しつこく使い続けています。CCDのサイズと画素数のバランスが良いと言うか…という話はまた今度。


IXY Digital 55で撮影。YouTube側でエンコードされてます。うぅハイビジョン動画が撮りたい…。

このIXY Digital 55で撮影した動画はMotion JPEG形式で保存されます。Motion JPEG形式と言うのは要は単純なパラパラ漫画方式です。640×480サイズのJPEG写真を毎秒30枚連続して撮影して、それをつなげて見せてるんですね。この形式はデジタルカメラの動画としては古くからある形式なのですが、画質が悪くないということで今でも採用され続けています。弱点はファイルサイズが大きくなってしまうこと。動画としては全然圧縮されていないからです。(他社ではMPEG4形式で保存できる機種もあるようです。)

なので10分くらいの動画を撮影すると、すぐに1GBぐらい消費してしまいます。これではいくらHDDがあっても足りません。というわけで動画を圧縮する技術が必要になるわけです。

現在の僕の動画保存方法はこんな感じ。

保存形式 = DivX
変換方法 = TMPGEnc Movie Styleを使用

TMPGEnc Movie Styleは画像処理に定評のあるペガシス社の新製品で、初心者でも簡単に動画変換ができます。お値段3,000円ですが、いろいろ思い悩むのが面倒な僕みたいな人にはおすすめです。ドラッグ&ドロップで複数ファイルをまとめて変換できます。細かい設定も必要なし。僕は(僕ですら)単純に「高画質」ってボタンを使ってます。

実際、出来上がるDivXは大変画質が良い。元のファイルサイズの約1/3に圧縮されるにもかかわらず、画質・音質はほとんど変わりません。(DivXエンコードなんてどのソフトつかっても結局同じだろうというご指摘はもっともですので、言わないでください。)

ちなみに出来上がるファイルの拡張子は.divx。これだとVistaはサムネイルを作ってくれないので、拡張子を.aviに変換するのがおすすめです。

ちなみにこの方法に落ち着くまで、また前のパソコン時代にとっていた方法を紹介しますと

その1
保存形式 = WMV(Windows Media Video 9)
変換方法 = Windows Media Encoderを使うバッチファイルを作成

その2
保存形式 = DivX
変換方法 = TMPGEnc XPress 3.0のバッチエンコードを使用

などです。いずれもVistaになってからは正常に動作しなくなったり、動作が不安定になったりしました。特にその1の方法は簡単に高画質な動画をバッチ処理で作成することができていたので良かったのですが、ちょっと試行錯誤してもVistaでは動作しませんでした。まぁWMV9が特に優れているわけでもないので、まぁいいかなと。

その2はせっかく以前ライセンス購入したTMPGEnc XPress 3.0なのですが、バッチエンコードで途中失敗が不定期で多発。なぜ?ちなみにMPEG2への変換には今でも便利に使っています。

その他、DivX付属のトランスコーダーとか、あまたの動画変換ソフトを試しましたが、どれもイマイチ使い勝手の良さに欠けるんですよね。普通に1つずつ変換する分には良いのですが…。ということで、現在は先ほどあげたTMPGEnc Movie Styleを愛用しています。オタリーマン的には負けですけどね。あと保存形式も今時はDivXじゃなくH.264なんでしょうけどね。

他、愛用している動画変換ソフトとしては携帯動画変換君とかVideo Studio11(こちらは動画編集が主ですね)とかがあります。

デジタルカメラで動画を撮ったもののファイルサイズが大きくてディスクを圧迫している方は是非参考にしてみてください。

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ところで動画フォーマットの話に関連して、以前軽くご紹介した「地上波デジタル放送をAVCREC録画したデータっぽいやつ」ですが、これはすでにH.264形式で超効率的に圧縮され済みのデータとなっています。ハイビジョン録画の保存形式としては最強ではないかと。この画質だと10年後でもそう不満はないだろうと思うのですが、どうでしょうね。

なのでもはや映画のDVDを買う気が全くなくなってしまいました。時代はハイビジョンです、完全に。DVD-Videoはすでに過去のもの。ただ、かといってブルーレイを買うつもりもないし。ハイビジョンで見たい映画は、地上波デジタルかBSデジタルで放送されるのを待つしかありません。あ、あと最近はCSもハイビジョンになってるんだっけ?

いつかこのハイビジョン画質すら過去のものになる日がくるのでしょうか?(DVDの画質はいつかそうなるという確信が出現当時からありましたが…。)

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で、またまたちなみにH.264形式のそのデータなのですが、パソコン上での編集はまだ難しいのが現実ですね。TMPGEnc Movie Styleでも携帯電話変換君でも読み込んでもらえません。Video Studio11ではAVCHD動画は読み込めるのですが、AVCREC動画はダメです。誰かがAVCREC→AVCHDの無劣化ノンエンコードでの変換方法を確立してくれるのを待ちます。あ、ちょっとだけマニアックな話になってしまったか?AVCHDとかAVCRECとか消費者にとってとても重要な言葉なのですが、なんだかイメージ的にややこしい感じですね。紛らわしいし。ではまた。しばまた。


1 件のコメント :

  1. こんにちわ。
    先日はこちらにてありがとうございました。
    実はあれから間も無くXP12機ですが、購入し無事楽しんでおります。
    本当にHX画質モードでもとても綺麗なので大満足です!
    動画って色々と規格や制約あったりで意外と運用・流用が難しいですよね。 私も未だよく知り得ていない部分多いですし・・・。
    番組もダビング10かと思いきや、各映像自体がそれに対応していないと結局今までのワンスなため、PCでの保存も考えたのですが、当方マシンよくよくみたらCPRM対応ドライブでありませんでした。
    私もTMPEGは、カーナビの動画用に軽くなるように圧縮編集で使ったことあります。素人の私でも簡単に出来ていいソフトですね。
    やっぱり画面が家電用に大きくなればなるほど、ハイビジョン画質のように大きくしないと粗が目立つのかな~などと総じて感じました。

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