クラシックソムリエ検定

第1回クラシックソムリエ検定を受けてきました!妻と2人で。クラシックの作品・作曲家などの知識を問うこの検定試験。もちろん公的なものではなく「趣味」の資格です。

日本クラシックソムリエ協会

会場に着いて思ったことは「若い人が意外と多い!」ってこと。いつものコンサート会場が若い人比率20%とすると、今日は40%ぐらいはいたような気がします。ちなみに僕が言う若い人ってのはアンダー40歳ぐらいです(^_^;)。僕がこの検定試験を知ったのはFacebook広告によってだったので、同じようにFacebookやTwitterで知ったそういうのを使いこなす若い人がこぞって受けに来ているのかも知れませんね。



公式テキスト的な本があったので、だいたいそこから出題されていました。結構マニアックなトピックも満載で、例えばこんな問題も。(問題文はうろ覚えなので不正確です。あと実際は4択です。)

・サッカー大好きなロシアの作曲家は?

答えはショスタコーヴィチさん。テキストに載ってましたが、今回初めて知りましたよ。生半可なファンではなく熱狂的にハマってらっしゃったみたいで、公式審判員の資格も持っていたとか?ショスタコさんと言えば政治的に利用された作曲家みたいな胡散臭いイメージがついて回りますが、そういう一面もあるということを知ると俄然親しみやすくなりますよね。あの交響曲5番のわき上がるような歓喜はサッカーをイメージしてたのかも知れません。

試験は全100問。けっこう多い。中には全然分からない問題も多数。

・ドヴォルザーク作「アメリカ」はどんな作品?
  (1)交響曲
  (2)ピアノ協奏曲
  (3)弦楽四重奏曲
  (4)弦楽五重奏曲

正解は(3)の弦楽四重奏曲

・次のうち生まれた土地で亡くなった作曲家は?
  (1)ラフマニノフ
  (2)バルトーク
  (3)ストラヴィンスキー
  (4)ドヴォルザーク

これ、皆さんヨーロッパからアメリカ等に移って活躍した皆さん。正解は(4)ドヴォルザーク。僕、間違えた。ちなみにドヴォルザークは肉屋の息子で、肉屋の資格ももっていたそう。その問題もありました。

・ベートーヴェンが作曲した弦楽四重奏曲は全部でいくつ?

正解は16らしい。僕、間違えたかも。

・ベートーヴェンが作曲したピアノソナタは全部でいくつ?

正解は32。僕、正解!のだめの最後の方でのだめが「後期のソナタ」として31番弾いてたじゃないですか。それでわかった。

・ショパンと同い年は?
  (1)リスト
  (2)シューマン
  (3)メンデルスゾーン
  (4)…(*選択肢忘れた)

  僕、シューマンとメンデルスゾーンで迷ってメンデルスゾーンにしたんですが、正解はシューマンでした。そういやショパンイヤーの年のラフォルジュルネではシューマン特集やってましたよね、たしか。

  ちなみにショパンとシューマンは1810年生まれで、メンデルスゾーンは1809年リストは1811年です。でも今確認のためWikipediaを見たらショパンは1809年生まれ説もあるそうじゃないですか!こういう問題はよくないね!

中にはこんな問題も。

・佐渡裕さんが司会を勤めるテレビ朝日系の人気音楽番組と言えば?
(1)台本のない音楽会
(2)指揮者のない音楽会(*これ選択肢違うような気がする…、忘れました)
(3)題名のない音楽会
(4)CMのない音楽会

これ、もちろん正解は(4)CMのない音楽会ですよね!昨年の震災復興支援プログラムの時は出光さんCMほぼナシで放送してましたからね。エライぞ出光。あれ、違う?

・ベルリンフィルのコンサートマスターをつとめる日本人バイオリニストは?

これは樫本大進さん。時事ネタ?も少しだけありました。

と、まぁこんな感じです。クラシック好きなら楽しめるテキスト&試験なので、興味ある人は来年3月だか4月に実施予定の第2回を受けてみましょう。ちなみに今回僕が受けたのは「エントリー」レベル。今回は「エントリー」のみの実施だったのですが、来年以降、より上位の検定試験が開始されるそうです。どうかあまり商業主義的にならずに(講座で10万以上する、とかしないで)カジュアルな検定試験であってほしいものです。(少なくともエントリーレベルは)

・・・・・・

そして若干の提言&苦言。

(1)家族割をつくって!

お土産でオリジナルCDとかもらえるのですが、夫婦で受けると同じCDが2枚になっちゃいます。誰かにあげればいいのかも知れませんが、なかなかマニアックな選曲だし、やっぱりちょっともったいないです。同時に2名以上での申込みができると嬉しいです。

ちなみに今回もらったCDの収録曲はこちら。

・チャイコフスキーの「舟歌」〜四季より〜
Vn(バイオリン):高嶋ちさ子、Pf(ピアノ):安宅薫

・シューベルトの「セレナード」
Vn:諏訪根自子、Pf:ナディーネ・ロイヒテンベルヒ

いずれも良い曲。高嶋ちさ子さんのバイオリンはとても耳に心地良いし、今年亡くなった往年の名バイオリニスト諏訪根自子さんのシューベルトは非常におしゃれな演奏(昔の録音なのかノイズだらけでレコードみたいだけど、それもまた良い)。日本コロンビアさん提供みたいです。

(2)ヘンなおじいさんが多い。

クラシック好きな人にはヘンな人が多いってイメージがあるのですが(自分も含めて(^_^;;))、今日は特にそれを感じました。特にシニア世代の方々。具体的には書かないけれど、不快で鬱陶しい態度の方が同じ教室の中に3〜4名ほどいらっしゃいました。まぁあのお年になってこういう検定試験を受けてみようっていう気概は素晴らしいと思いますし、また教室に入って試験を受けるのなんてそうそうあることじゃないでしょうから(何十年ぶりとか?)ちょっとテンション変わっちゃうのは分かるんですけどね…。

ではまた!

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