「死の床にあるダライ・ラマに向かって、エリック・ドルフィーがバス・クラリネットの音色の変化によって、自動車のエンジン・オイルの選択の重要性を説いている方が、あるいは我々の会話よりはいくぶん有益で効果的だったかもしれない。」
村上春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」から。
それはそうと(^_^;)、こないだミトのエンジンオイルを換えたら超調子が良くなったという話。
ディーラーでの1万キロ点検後(エンジンオイル交換含む)、5,000kmを走ったくらいから明らかにエンジンの快適性、みたいなものが落ちてきているのを肌で感じていました。具体的には
アクセル・オフでギクシャクする(若干)
とうことです。特にATモードで走らせているとギアダウンとも相まって非常に不快に。なので助手席の奥様に気を遣って、なるべく「恐る恐る」アクセルを抜くようにしていました。踏んでる状態を 「5」として、一気に「0」にするんじゃなくて、5→4→3→2→1、って感じ。それはそれで丁寧な運転に繋がって悪くはないんだけどね。
あと、これはもしかするとトランスミッション・オイルも換えないとだめかなぁと。ミトはツインクラッチの基本マニュアル・トランスミッションをベースとしたギアボックスなので、いわゆるオートマ・オイルではなく、トランスミッション・オイルってことになるんですがこれはオートバックス等では交換できないのでディーラー仕事=高額となります。うーむ。
で、とりあえずオートバックスでエンジンオイルだけ換えてみたんですよ。そしたら。
超快適!
アクセル・オフでのギクシャク感が見事に解消!ATモードでのギアダウンもスムーズになりました。これはつまりエンジン機構の摩擦係数が設定値?みたいなのを上回ってエンジンブレーキが想定以上に(と言ってもわずかなもんですけどね)効いている状態だったために、プログラムされたATでのギアチェンジ・タイミングとずれていたということなのでしょう。MTモードでギアチェンジしたときのレスポンスも心なしか上がったような気がします。
というわけでトランスミッション・オイル交換は不要と判断。
エンジンオイルだけでここまで変わるのは、コペンとは大きな違いです。コペンでもエンジンオイルを換えるとアクセル時の気持ちよさに変化はありましたが、ここまでの大きな体感変化はありませんでした。
ミトのエンジンは、吸気バルブを排除しカムの動きを電子制御することで場面場面にあった効率よい燃焼を行う「マルチエア・エンジン」という精緻なもの。エンジンオイルの重要性は他のクルマよりも高いのかも知れません。
ちなみに今回チョイスしたのはモービル1の5W-40。100%化学合成油です。ちょっとイイやつだけど、たまたまオートバックスで安売りしてました。使うのは3.7リットルほどなので1缶でOK。これはオススメです!
そういやヨーロッパではミトに2気筒エンジンを載せたモデルが出るそうですね。フィアット500のツインエアと同じやつっぽいけど、さすがにパワーなさ過ぎじゃないでしょうか?どうなんでしょうか?
2気筒エンジンと言えば、ダイハツは次期コペン用の2気筒エンジンをちゃんと開発してるんでしょうかね?フィアットをあらゆる面で上回るすごいエンジンを是非とも作ってほしい!頑張れダイハツ!いつかまたコペンに乗るから!
ではまた。
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