献体とは少し意味が違いますが、似たような希望を叶えるための手段として臓器移植意思表示という手段があります。つまりドナーカードを持つということ。
これ登場当初はコンビニエンスストアのレジ前とかによく置いてありましたが、最近とんと見ませんね。全然普及してません。カード発行数(意思表示シール含む)は年々減少しています。盛り上がるだけ盛り上がって、一気に忘れ去る日本の得意パターンです。
だいたいドナーカード自体にも問題があります。裏面の文章を見て感じませんか?
・○と×のつけ方が難しい!
→最近の頭の弱い若者には理解できないかも。
・脳死と心臓停止の違いの説明が全く無い。
・「その他()」って何やねん(怒)!
その他にもツッコミどころはありますが、極めて頭の悪い感じがします。
特に気になるのが「その他()」の欄。日本臓器移植ネットワークのHPに説明が書いてありました。
まとめると
・予備的な欄のため、特に記入する必要はない。
・臓器移植法には関係ないけど、いろいろ書いててもいいんじゃね?
ってことですよね。無責任なタテワリ行政はやめてほしい、本当に。
こんなにわかりにくい原因は、文面を作った人の頭の悪さ以外にも、いろいろと政治的意図がありそうですね。
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ちなみに現在はネットから意思登録が可能です。ただし最終的には送られてくるカードに本人署名が必要です。ただしネットで本登録しておくと、カードを携帯していなくても臓器移植ネットワーク側で意志内容をサクっと検索してくれるみたいです。
これがその意志内容の入力画面。これもいろいろとツッコミどころがありますね…。
とにかく、今の日本のシステムでは助かる命も助からない可能性があるわけです。常日頃から「提供して~」って思っていても、意思表示が無いと提供できないんだから。
意思表示登録はこちら → http://www.jotnw.or.jp/
脳死臓器移植実施から10年たった今、その辺を見直す時期にきてるんじゃないでしょうか?
少なくともドナーカードの文面は刷新すべきです。あと献体や角膜提供などとの関連性もバシっと示してもらいたい!
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