上手な運転とは(左折編)

大好評の(嘘)上手な運転とはシリーズ。今回は「左折」をテーマとしてみます。

ちなみに前回までの上手な運転シリーズはこちら。掲載順。

上手な運転とは(基本編)
上手な運転とは(中級編)
上手な運転とは(前提編)

基本編にも書きましたが、交差点の左折の仕方で運転の上手下手が分かります。ええ分かるんです(エラそう)。

よく交差点の右折が苦手、って人がいます。対向車が来るからいつ曲がればいいか分からない~なんて人ですね。そういう人は迷わず自分が安全だと思ったタイミングで曲がってください。後ろの車なんて気にしなくて良いので、とにかく安全第一に。それ以上でもそれ以下でもありませんし、運転の上手下手は一切関係ありません。

これが左折となると話が違います。左折は奥が深いのです。

例えばこんな交差点があります。普通の交差点です。
左折01


さて手前の軽トラックが左折する場合、どこを通るのが正しいでしょうか?(なお、信号は青でも赤でも同じことです。)

左折A【A】道路の左になるべく寄せる

左折B【B】白線内の左になるべく寄せる

左折C【C】なるべく真ん中


答えはもちろん【A】です。道路交通法上、歩道と区別されている車道の場合、道路の左端ぎりぎりまで寄せる必要があります。免許の実技試験の場合、道路左端から30cm以上離れたら減点の対象です。白線をまたがなくてはいけません。(歩道と分離していない場合は「路側帯」ですのでまたいではいけません。)

どうでしょう、実践できています?僕は実践しています。いろいろな理由で非常に合理的な法律ですが、特には

・バイクや自転車の巻き込みを防げる

ってことが大きいと思います。特に最近は指示器を出さない車も多く、せめて左に寄せて左折の意志だけでも示してくれれば避けられる事故がたくさんあるのではないかと思います。でもそんな指示器を出さない車に限って【C】みたいな曲がり方するんですよね(偏見)。

ただし信号待ちの歩行者がこんなケースもよくありますので気をつけましょう(笑)

交差点左折03いなくなってほしい


ちなみに僕が免許の実技試験を受けた千葉・幕張は道路も広いのですが、左の白線(外側線って言います)から道路の左端までの幅が異常に大きいんです。僕のコペンで道路の左端によろうものなら、車体全部が白線の外側に入ってしまうくらい。ですが、それが正解なのです。幕張の免許試験場で一発試験を受ける人は気をつけてください。

と、ここまではルール面の話でしたが、それ以外でも左折の仕方で運転の上手下手が分かる部分があります。

左折時に左に寄れない人ってのは、ルールを知らないということ以外にも

・自分の車の幅をわかってない。車幅感覚がない。
・内輪差をわかってない。
・わかってても怖い。技術が足りない。

ということが言えると思います。右ハンドル車の場合特に。まぁ根本的に「想像力の欠如」「頭が悪い」と言ってしまいたいところですが(言ってしまった)。

あとイキがって車をトバしている人って皆さん結構アウト・イン・アウトで走ってますが、それでもインに寄せ切れてない人がほとんどですよね。特に左折の場合。結局、技術が足りてないじゃんってハタから見てると思います。

とにかく上手な左折の仕方をまとめると

��.早めにまずは左指示器を出す。
��.真横にバイクがいないか目視確認。
��.左になるべく寄せる。
��.曲がった先に歩行者等いないか確認。
��.もっかい左を確認。
��.安全な速度で通行。

です。

このページにわかりやすく書かれています。

何事も普段から意識してやってるかってことです。以上。

それにしても最近指示器を出さない人(出すのが足りてない人)多いですよね。次回はその辺をテーマに書いてみようかな。


2 件のコメント :

  1. ハーマイオニー2009年2月3日 9:17

    アイタタタ。
    って感じで、耳に痛くて、心にズシッと重く響きますね。
    ほとんど助手席専門の私ですが、管理人さんがおっしゃるような運転をされている方の隣は、とても安心感があります。
    私も安心感が与えられる運転が出来るように頑張ってみますね。

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  2. 安全意識、遵法精神の問題です。
    技術的に足りなくても慎重な運転をしていただければそれでよいかと…。

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