カモノハシ通信3: 息子が生まれました(1)
予想していなかった事態に動揺しつつも、EOS Kiss X6iおよび予備バッテリー、外部フラッシュ、ビデオカメラのHF-100をカメラバックに詰め込みました。あとiPhoneと充電用のエネループも。
「こんなに早くて大丈夫なのか!?」
という思いが頭の中の90%を占めていましたが、どうにか残り10%で冷静さを保ち「こういうときこそ、落ち着いて行動するんだオレ」と言い聞かせていました。でも結局持ち物はカメラ類以外には何も思いつかず。カメラ類と財布と携帯電話だけ持って病院に向かいました。
マンションの立体駐車場からミトを降ろしている時間がじれったい。
意識して安全運転で病院まで向かいました。うちからは車で5分ほどです。ほんと近くて良かった。
病院につくと、いきなり分娩室に通されました。目の前ではハーマイオニーさんが、まさによく映像で見るような感じで、分娩台の上でうなっています。汗を大量にかいていたので、僕は横に置いてあった妻のカバンに入っていたタオルで顔の汗を拭きます。
女性の助産師さん、看護師さんが「間に合ってよかったねー」「もうすぐ生まれるよ」
僕「(えー!)…。よろしくお願いします!」
「ちょっと週数が早いから、小児科の先生にも来てもらってるからねー」
「よろしくお願いします!」
僕は(なぜか)こういうときこそ、きちんとした挨拶をと思い、指をぴしっとのばして姿勢正しく挨拶しました。
横では妻が大きな声を上げています。陣痛というのは本当に痛いものらしい。頑張れ妻。
(つづく)
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