2008年9月21日日曜日

「おくりびと」感想

映画「おくりびと」を見てきました。…大変、良かった。

星4つつけざるを得ないでしょう、これは。★★★★

おくりびと

とりあえずここをクリックしてください。映画の音楽が別窓で流れます。

主演は本木雅弘さん。オーケストラのチェロ奏者だったのですが、入団後すぐに楽団が解散になります。(ちなみにこのオーケストラのシーンは飯森範親さん指揮によるベートーベン第九でした。)次の仕事も決まらぬまま故郷の山形に帰り、ひょんなことから「納棺師」という職につくことになります。ちなみに奥さん役は広末涼子。

「納棺師」というのは、納棺つまり遺体を棺に納めるのが仕事です。遺族の目の前で遺体の体を拭き、化粧をほどこし、棺におさめます。僕はそういう職業があるということ、また納棺の儀式というものを、この映画で初めて知りました。

そうそれはまさに「儀式」と呼ぶのがふさわしいほどの厳粛さ。そして主演の演技する納棺の議はまさに芸術と言っていいほどの美しさを放っていました。その静かで不思議な時間に、この映画を見た人はみなある種の感動を覚えるはずです。

その他のキャストの方々も皆演技が素晴らしく、日本映画もここまできたかと思いました。

僕はお葬式とかお墓とかそういうものを全く「信じない」人です。死んだ後にたくさんのお金をかけてどうこうされるなんて絶対にごめんです。そんな僕ですらこの映画にはとても感動させられました。少し考え方が変わったかも知れません。この辺の感想は深く掘り下げませんが、あえて。

あ、この映画、決して重苦しいものではありませんので。適度なユーモア、そして美しい音楽も、心を癒してくれます。

音楽は久石譲さん。期待どおりの素晴らしい音楽。特に今回はチェロが重要な映画だけに、チェロの音楽が素晴らしい。

途中、本木さんが山形の田園風景をバックにチェロを独奏するシーンとかがあるのですが、大変に美しい。本木さんの演技も素晴らしいし、音も素晴らしい。実際の音を担当したのは東京都交響楽団の主席チェロ奏者でもある古川展生さんとのこと。今晩23時からのテレビ番組「みゅーじん」に出演するようですので、是非見てみようかと。

そんなわけでこの映画は大変おすすめです。ご覧になるときはハンカチをお忘れなく…(ってのは古い常套句だなぁ…)。実際、客席のそこかしこからすすり泣く音が聞こえてくるような映画は久しぶりでした。

映画「おくりびと」公式ホームページ

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