2008年1月17日木曜日

イヤホン選びと言う果てなき旅路のとりあえずの帰結(前編)

検討したイヤホンたち。試聴したものは試聴と記してます。あとお値段に応じて、以下のように記しています。

5,000円以下 …
10,000円程度 …
15,000円程度 …

��オーディオ・テクニカ>
ATH-CK6 (試聴)
ATH-CK7 (試聴)
ATH-CK9 (試聴)

��AKG>
K324P (試聴)

��DENON>
AH-C350 (試聴)
AH-C700

��ゼンハイザー>
CX-300

��SHURE>
SE110 (試聴)
E2c
E3

��Etymotic Research>
ER-6i (試聴)

��v-mode>
v-mode vibe (試聴)

それでは…。

この1週間ほど真剣に検討を重ねてきたイヤホン選び。結果やいかに!?もともとはiPodに付属のイヤホンが行方不明になったことが事の発端でした。ところで実はiPod付属のイヤホンって結構性能いいの知ってました?特に誰かに同意を得たわけでもWEBに書いてあるわけではないのですが、僕がいろいろと比較して確かめた結果その優秀さが確認されています。

当時通勤用にわざわざ買ったPanasonicやSONYの1000円くらいのものと、iPodのとを比べてみてビックリしました。iPodの方がはるかにクリアで低音も出ています。と、言うわけで僕はずっとiPod付属の白いイヤホンを2世代にわたって愛用してきました。が、なくなっちゃいました(笑)。

ならば買おう!と。買うのは決定してましたが、せっかくなので色々調べてみようかな、と思ったのが地獄?の始まり。調べれば調べるほどその奥の深さにとりつかれていってしまいました。気が付けば2万円とか5万円とかのイヤホンの解説を読んでいる自分がいて「イカン、イカン」と。

だってしょせんイヤホンなんて、いやヘッドホンやスピーカーだってそうですが、結局は間に合わせのものでしかありません。ホールで聞くオーケストラの生の音が再現できるわけでは絶対にないのですから。そしてイヤホンに限れば歩きながら聴いたり、電車の中で聴いたりするわけで、少々音が悪かろうが気になるわけないし、またどんなに素晴らしい音でも周囲の雑音があればありがたみ半減なわけです。そんなものに大金を払うわけにはいきません、よね。だいたい電車の中で繊細なクラシック音楽なんて楽しめるわけがないじゃないか、とね…思っていました(汗)

まずは川崎ルフロンにあるヨドバシカメラでいろいろ物色してみます。(最近、川崎ルフロンの記述が多いのはそんなわけでした。)安いのから高いのまで結構いろいろ置いてあります。実際3,000円出せばかなりの選択肢。20種類くらいあるんじゃない?パッケージを一つ一つ見て、そこから何かを読み取ろうとしてみました…が、やっぱり聴いてみないことにはわかりません。

そして行きましたよまた別の日に。iPodを持って。ヨドバシカメラではオーディオ・テクニカ製品を中心に15種類ほどのイヤホンが試聴できるようになっています。ただし、そのうち8種類ほどはイヤーパッドが外れたりして「使い物にならない」状態でした。まぁ家電量販店では仕方ないのかな。ただ幾つか試聴はできました。

まずはCK-6。ヘンな形のイヤーガイドがついたカナル型です。カナル型って僕は今まで使ったことなかったのですが、要は耳の奥につっこむ耳栓みたいなタイプです。各社形状や素材にいろいろな工夫をこらしています。で、CK-6の音ですが「これならiPod純正の方がいいや」でした。遮音性はありそうだし、音のメリハリもよくロックなんかは楽しく聞けそうですが、なんかザラついた感じ。クラシックには絶対に向かないと思いました。
CK6.jpg



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あ、そうそう試聴に使った曲は最近お気に入りのブラームス「バイオリンとチェロの二重協奏曲」です。この曲だと高音の響きがバイオリンで、中音域はチェロで、低音の響きと全体的な音の広がり感はオーケストラでしっかりと確認できます。実際この曲はイヤホン選びに最適だと思いますよ。あとやっぱりピアノの音も確認したいということでラフマニノフの「ピアノ協奏曲2番」、そしてKANの「小さき花のテレジア」なんかも少々利用しました。

結局僕が求める「理想のイヤホン像」とは以下のようなものです。上から優先度高い(購入時点での)です。

1.原音忠実
  =やたら低音や高音を強調した「ドンシャリ」は完全アウト!

2.バイオリンの美しい響き
  =金属的ではなく滑らかでアコースティックなのがベスト。
   よくある「キンキンする高音」はアウト!

3.高い遮音性
  =やっぱり電車の中で聴きたいので。

4.ピアノの音が自然

5.なるべくフラットな音域特性

まぁ素人がヤイヤイ言っているだけなんですが、まぁこんな感じ。

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さてヨドバシカメラ川崎店。次はCK-7です。一気にお値段あがります。正直、この値段域は「予算外」でしたが果たして…。…いい。CK-6とは音のクリアーさがじぇんじぇん違う!iPodのよりもはるかにクリアで音がいい!迫力もある。うわー、やっぱ値段相当なのねこの世界。ちょっとだけカルチャーショック。
CK7


と、ここで横のCK-9は見ないふりをして、店内の別のところへ。DENONのAH-C350が試聴できそう。ですがかなりコンディション悪そうなので公平さにかけますが、まぁ聴いてみます。うーん。あんまりお気に召さず。キリで視界不良な感じ。まぁCK-7の後だからかも知れないけれど。

次に女の子むけと思われるプニプニして可愛らしいのの試聴機があるので、お試し。お値段3000円ぐらいだったので、たぶんビクターのFX-66だと思う。フィット感は抜群で結構遮音性高そう。でもやっぱり視界不良なもつ鍋?状態。…ん、やばい基準がCK-7になってる。iPodのと比べるとそんなに悪くないかも。

うーん、やっぱり一度良いのを体験してしまうと、自然とそれが基準となってしまうなぁ。うーん、どうしようかな、やめとこうかな、と思いつつ「せっかくだし」と言う事でいよいよCK-9を試聴。フィット感はいいけど、正しい装着方法は普通のイヤホンとは逆向きでコードを耳の前から上に通すらしい。メガネ男子には不向きじゃん。(ちなみに他にこの装着方法を推奨してるのはSHURE。)なので正しい方法には従わず、普通に下にコードを垂らすスタイルで試聴。…うわー、いい。とか言って値段に惑わされてるだけじゃないの、キミ?って自分でも思ったので、再度CK-7を試聴。…いいことはいいけど…。そしてまたCK-9を試聴。うわー、表現力が違う…。遮音性はかなりいい。さらに音のクッキリさは別レベル。バイオリンとチェロがユニゾン(同じメロディ弾いてるところ)がクッキリ、ハッキリ、だからこそ息のあった演奏の素晴らしさを感じる、みたいな。でも買え~ん!!と、断固反対ののろしをあげ、おおでを振って売り場を後にしました(?)。
CK9


他にも開放式?(要は耳かけ付き)の高級イヤホンから安いのまで聞けるやつは全て聞きました。

ネットでいろんな機種の評判を見てまわります。特にkakaku.comは見てるとキリがないですね。でもわかったのは「人の評価はあてにならない」と言う事。人によって評価や言ってることが全然違うし(クラシックに合うとか合わないとか)、また中には色んな製品のクチコミに口をはさんでいるサウンド・マニア(ホントにマニアかどうかも疑わしい)も結構いるし。だいたい多くの人は自分が買った製品に愛着があるだろうし。

メーカーのサイトなんかも見つつ、最終的に独断と偏見で「よさそうだな」と思ったのが、上にあげたような機種たちです。SONYが入っていないのは意図的です(ま、損してるかも知れないけどね)。

そして今日の仕事帰り、秋葉原のダイナミックオーディオ5555に行ってきました!いわゆるオーディオのプロ・ショップです。1Fは主にアクセサリー関係で、たくさんのヘッドホンとイヤホンが置いてありますが、2Fより上は恐れ多くて立ち入れない(大げさだけど)感じ。ここでたくさん試聴させてもらいました。

まずは第1戦。ヨドバシにて自分で作った基準を思い出すべくCK-7を再度試聴。対するはAKGのK324P、そしてEtymoticのER-6i。3つ巴の対戦です。果たして勝者は?だいたいの相場は知ってますが、この時点では値段を把握してません。(実際ER-6iとCK-7にそんなに値段の差があるとは思ってなかった。)

CK-7はヨドバシで聞いたのと同じ印象。やっぱりいい。低音も高音もしっかり出てるから迫力がある。クリアーさもある。うわー、自分の中で既にこのランクのイヤホン買うの決定かも。

AKGのK324Pは店員さんお勧めの一品。たいへん落ち着いた音色。フラット。そしてクリアー。うわー、クラシックにはこっちかも。でもどっちかって言えば好きなのはCK-7かな。ただし実を言うとこれゼンハイザーのCX-300と同一らしく、CX-300はお値段なんです。AKGってだけでお値段倍!でもやっぱり値段相応か。って言うか店員さん、分かっててこれをお勧めしたのなら、それって僕をテストしたってことなんじゃないかい?
K324P.jpg



Etymotic(エティモティックと言うらしい)のER-6i。なんか線が細くてちゃっちい感じ。イヤホンの形状は独特でいわゆる水泳用の耳栓みたいな3段キノコ状。耳に入れずらい、けど奥まで押し込んだときの静寂感は今までに経験がないほど。遮音性は超ダントツです。では音は…うはー超いい!!さっきまで「クリアー」だと思っていたCK-7が霞んで見えます。本当に細部の細部まで聞こえてる感じ。自分の耳がすっごく進化したような気になります。この静かさも大きいよな。うわ、もう絶対これ!!

ER-6i.jpg


そしてお値段を聞きます。…なるほど。要はER-6iは他の2つより5,000円高いわけです。世の中お値段相応なのね、ヨヨヨ。

ここでしばし冷静になって思考をめぐらせます。

「いくらなんでも予算オーバーだろ」
「せっかくならイイの買ったら?」
「でもほとんど通勤用だろ?音の良さなんて分からんって言ってたろ」
「いやでもこの遮音性なら…」
「安いのにして残りのお金で『鏡音リン・レン』は?」
「う!痛いところつくな。かなりグラつく」
「だいたいそんなお金ないだろ」
「う~ん」

この続きは次の記事にします。

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