さてさて今回は「にがうり(ゴーヤ)に合うお酒選手権」ということで、日本酒、焼酎、ワイン、ビールがエントリーされました。まったく暇な話ですが、今後にがうりを食べるときの参考にしていただければ幸いです。

果たしてどのお酒が一番合うのか!?僕の事前予想はこちらです!!

予想1位・日本酒
予想2位・焼酎
予想3位・ビール
予想4位・ワイン

今回のにがうりは、タマネギと一緒にかつおだし(だしの素)で軽く煮た(ホントか?)和風味のもの。ですのでワインは合わないような気がします。日本酒の圧勝、というのが僕の事前予想です。果たして…!?

こちらが今回の料理。実家の母がこしらえたものです。
にがうり


もともとの料理の味を以下とします。(それぞれの満点は10)
甘み…5
塩味…2
酸味…0
苦み…9
旨み…6


まずは赤ワインと合わせてみました。ワインは「ふくろうワイン」こと「ラ・キュベ・ミティーク」。スーパー等でもよく見かけます。あれ、これって以前レビューしたと思っていたのですが、やってなかったっけ?渋みと酸味がちょうどよい、おいしい安ワインの1つです。
にがうりワイン

和風の味付けにワインは合わないと推測していたのですが、意外や意外!全体的に味がマイルドになって結構美味しいではないですか!?料理の味は以下のように感じられました。

甘み…6(+1)
塩味…1(-1)
酸味…0
苦み…7(-2)
旨み…6

赤ワインが持つ渋みとにがうりの苦みが、ぶつかることなく実に上手に調和しました。渋みと苦みのアンサンブル!新しい味が生み出されました!苦みも減って食べやすくなった感じ。

全体に料理の味のバランスが整った感じがします。実は全く期待していなかっただけに驚きは大きいです。うむうむ。


続いては日本酒。価格が安いわりに安定して美味しいので愛飲している、沢の鶴の「山田錦」です。夙川水系宮水使用の特別純米酒とのこと。
にぐり日本酒

事前の予想では優勝候補でしたが、果たして…!?

甘み…5
塩味…2
酸味…0
苦み…8(-1)
旨み…7(+1)

あれ?正直言ってパっとしませんでした。純米酒はとにかく料理に合うのだ!と盲信していた僕からすればかなり意外な結果に。日本酒を口に含むと、直前に食べたにがうりの風味が再度口の中にふわあっと広がります。それは確かに日本酒のみが持つ、独特の感覚なのですが、正直あんまりあわない。

よくよく考えれば、にがうりをおかずに白米を食べる、ってあんまりないですものね。日本酒に合うのはやっぱりご飯のおかずに限るのかも知れません。


続いては焼酎です。鹿児島は四元酒造の芋焼酎「タイガー・アンド・ドラゴン」を使用しました。芋焼酎らしい芋焼酎でとてもおいしく、最近はまっています。
にがうり焼酎

にがうりのお味はこのようになりました!

甘み…4(-1)
塩味…2
酸味…0
苦み…10(+1)
旨み…6(+1)

にが~。明らかに苦みが強調される結果となりました。ただしただ苦いだけかと言うとそうではなく、全体にメリハリが効いた感じに。にがうりの風味がキリッと引き立てられる、そんな感じでした。

結構僕は気に入りました。素材の味が引き出されている。「オレは今にがうりを食べているんだ!」と妙に男らしい気分になること請け合いです。

ただもともとにがうりが苦手な人には全くお薦めできません。


最後はビール、というか第3のビール、サッポロ「麦とホップ」です。「麦とホップ」は第3のビールの中では僕がもっとも「ビールっぽくて好き」な銘柄です。ま、可もなく不可もなくなんじゃないかな~とあまり期待せずに合わせてみました。
にがうりビール

結果はこちら。

甘み…7(+2)
塩味…1(-1)
酸味…0
苦み…6(-3)
旨み…7(+1)

んま~。正直びっくり!おいしい~。理由は簡単、ビールの苦みとにがうりの苦みが相殺されて結果甘みと旨みが引き出されています。

にがうりの苦みがかなり低減されて、はっきり食べやすくなりました。お子様にお勧めです、ってお子様は飲めませんのでお子様的舌をお持ちの方にはお薦めの組み合わせです。

ま、せっかくのにがうりの苦みが薄くなってしまい、醍醐味みたいなのは減ってしまっていますが料理としてのバランスはかなり良いです。ビールなんて水みたいなもんで味に影響はないだろうとタカをくくっていた自分を反省。見直したぞビール!(って言う第3のビールですが。)


ちなみにネオは食べません。
にがうりネオ


と言うわけで、第1回「にがうりに合うお酒選手権」結果発表です!!こちら!

第1位・ビール
第2位・焼酎
第3位・ワイン
第4位・日本酒

なななんと優勝候補の日本酒がまさかの最下位に!これには僕自身超びっくりです。最近の「日本酒好きなクロタキ」を当ブログを通じてご存じの皆様にもきっとびっくりなことでしょう(自意識過剰)。

ビールと焼酎はちょっと迷いました。素直にどちらがおいしくにがうりを食べられるかを考えたとき、焼酎によって引き出される苦みもアリはアリなのですが正直ちょっとキツイという印象。ビールだと苦みは低減されますが、とは言えにがうりなので苦いことは苦い。絶妙に中和されてちょうど良いバランスになったビールに軍配があがりました。

バランスが整えられたと言う点ではワインも良かったです。ワインが日本酒を上回ったのはその辺のポイントゆえです。

そんなわけで結果にがうりにはビールです!わかりましたね!

次回は「松前漬けに合うお酒選手権」でいってみたいと思います!(ホントか?)ではまた。


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