サントリーホール22周年記念
ガラ・コンサート「響」(正装コンサート)
��華麗なる鍵盤のロマンティシズム~ピアノ誕生300年
リスト:愛の夢 第3番 変イ長調
ワックスマン:カルメン幻想曲
シューベルト:歌曲集『冬の旅』からD911「菩提樹」
:即興曲 変ト長調 D899/3
:さすらい人 D489
ショパン:バラード第1番 ト短調 op. 23
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 D667「ます」から第4楽章
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op. 37 から第1楽章
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 op. 43から
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op. 23 から
エルガー:行進曲『威風堂々』第1番 ニ長調 op. 39-1
指揮:井上道義
出演:イェルク・デームス、小山実稚恵、仲道郁代、テオ・ゲオルギュー、ミロスラフ・クルティシェフ(Pf)、神尾真由子、堀正文(Vn)、豊嶋泰嗣(Va)、向山佳絵子(Vc)、西田直文(DB)、トーマス・バウアー(Br)、若村麻由美(司会)
演奏:東京交響楽団
もちろん一番お安いP席で。それでもお値段1万円です。P席はいわゆるバック・サイドの席になるわけですが、指揮者やステージ上がよく見えておもしろいです。特に今日みたいに(音楽だけを純粋に楽しむというよりかはむしろ)お祭りの雰囲気を楽しむようなコンサートであれば、音響は特に気にならないですからね。
正装コンサートですが残念ながらタキシードも蝶ネクタイも持っていない僕は結婚式用スーツ、胸にスカーフ(2ピークス)というきわめて平凡な格好で参戦。結果的に僕みたいにスーツな人も結構いたので良かったのですが、年配の方のほとんどはタキシード&蝶ネクタイでした。日本じゃないみたいね。女性はみなさんドレスまたは着物。
実際、開演前のロビーはセレブの社交場みたいな雰囲気。政治家や有名人が多数いたようです。僕が見たのは先日エベレストへ行った三浦さんとか、花田勝さんとか、何とかっていう美容研究家(常に帽子かぶってる)とか、何とかっていうアナウンサーとか、いろいろ。
こんな雰囲気は他ではまず味わえないですね。来年もまた行きたいです。P席で。
ホール内撮影禁止なので、場外モニターを撮影してみました。ナイスアイディア!
前半は様々なピアノとピアニストによる競演。特に印象に残ったのは小山実稚恵さんのラフマニノフ・パガニーニの主題による狂詩曲。特に有名な第18変奏の部分はうっとりするぐらい美しい演奏でした。とても美しい音楽なので、是非検索してみてください。
ピアノのみの演奏&音が小さいですが、この曲です。(YouTubeにリンク)
あと神尾真由子(まゆこ!)さんのバイオリンも生では初めて聞きましたが、とても良かった。神尾さんの音は大変わかりやすく美しい。すこし聞いただけでそれとわかる音ですね。誰からも気に入られそう。逆にN響コンサートマスターの堀さんの音色は大変芸術的な音色でした。
後半は井上道義さん指揮のオーケストラ。この人の指揮は初めて見ましたが、すごくおもしろい。ただこの「芸風」でもっと年いってもやっていけるのかと、勝手に心配してしまいます。エンターテナーですね。
映画「僕のピアノ・コンチェルト」で主演した、テオ・ゲオルギュー君本人もピアニストとして登場し、ベートーベンのピアノ協奏曲を演奏してくれました。ただむしろその直前に余興として、イェルク・デームスさんと2人で連弾したときの音楽がなんとも趣がある良い音だったのが印象的でした。ちなみに映画は先日レンタルして見ました。おもしろかった。
そしてこのコンサートの目玉はラストの威風堂々です。なんとこれに歌詞をつけて会場全員で歌おう!ってコーナー。
そのため休憩時間では小ホールにて歌の練習なんてのも催されます。なかなか楽しい雰囲気です。
そしてこちらが本番での合唱の様子。騒乱に紛れて少しだけ撮影しちゃいました。お許しください。
とにかくすごいコンサートでしたよ。
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