2014年2月11日火曜日

レイノルズ君が不憫。フィギュアスケートの採点方式はおかしい

フィギュアスケートについて。フランスのレキップ紙が裏取引疑惑をスクープして物議をかもしていますが、問題は「さもありなん」と思える採点方式にあると思います。

GOE(出来映え点)や5コンポーネンツ(表現力、技と技のつなぎなど)は、審判の主観で点数が付けられていますが、

誰がどの点数をつけたのかは分からない

という、酷いシステムとなっています。いろいろ理由があるのかも知れませんが、少なくともオープンではありません。

ケビン・レイノルズ君とプルシェンコの比較


このブログでも何度か書いていますが、僕はレイノルズ君推しなんですよ(^_^;)。とにかく4回転を飛びまくる、失敗しても飛びまくるから見てて応援したくなるんですよね。3年前はあまり成功してなかったのですが、最近は成功率も上がり、去年の四大陸選手権ではついに大成功して頂点に立ちました。

そして今回の団体戦フリー。彼は何と冒頭に4回転サルコー(今回、羽生君が飛ぶかもしれないと言われている)、さらに4回転トゥループ+3回転トゥループの連続ジャンプ、さらには演技後半に4回転トゥループを跳んで、すべてが4回転と認定されるという素晴らしい演技をしました。3回転アクセルでのミスはあったものの、ミスはそれだけ。オリンピック史上に残る超絶演技だったと思うのですが。

ですが、点数は167点。パトリック・チャンや羽生君が190点を超える点数を出すのに比べると低すぎますし、後にすべったプルシェンコの168点よりも下というのがあり得ない!

こちらがレイノルズ君の採点票


プルシェンコがこちら



裏取引があったとかそういうゴシップはどうでもいいとして、この不透明感溢れるジャッジ・システムはどうにかならんでしょうかね?

ていうかスポーツとしてのフィギュアスケートとして見た場合、

・加点がもらえるほどの4回転ジャンプを3度成功させた演技(レイノルズ君)

・4回転は冒頭単独のみで、演技後半は3回転ジャンプが2回続けて2回転になってしまう演技(プルシェンコ)

これ、どちらが上になってしかるべきですか?どう考えてもレイノルズ君でしょう。

個人シングルの予測


ここまでの傾向を見ると、ロシアは相当ホームタウン・ディシジョンの恩恵にあずかりそう。団体女子シングルのリプニツカヤさんの5コンポーネンツがこのオリンピックになって飛躍的に向上していることからも見て取れます。

となると女子はリプニツカヤさんが最低でもメダル、あわよくば金メダルを取りそうな勢いです。確かに彼女の演技は美しく素晴らしいのですが…。

男子だと、さすがにプルシェンコの金メダルは無理だろうとのコンセンサスは出来ているでしょうが、銅メダルあたりにはねじりこんでくる可能性はあります。

となると

女子は
金メダル…リプニツカヤ
銀メダル…キムヨナさん
銅メダル…浅田真央ちゃん

男子は
金メダル…羽生君
銀メダル…パトリック・チャン
銅メダル…プルシェンコ

あたりの結果になってしまうのでしょうか?羽生君の金メダルにはもちろん文句はないのですが…。

焦点は


・キムヨナさんのGOEと5コンポーネンツ。

相変わらずキムヨナさんが飛ぶジャンプの種類は限られています。確実に点を取る戦法はバンクーバーから変わらなさそう。その戦法が今回のオリンピックでも通用するほど、彼女のGOE神話は続くのか?

・浅田真央ちゃんのトリプルアクセル

団体ショートではダウングレードのあげくGOEも最大限マイナスされて、わずか1.8点しかもらえなかったトリプルアクセル。とにかく成功させないことには、どうにもならないことは明白です。幸い5コンポーネンツはそれでも高得点でリプニツカヤよりは上でした。ですがコストナーさんよりは下だったので、それほど絶対的な点数が取れる見込みはありません。せめて全てのジャンプを成功し、キムヨナさんとは違うバリエーションの豊かさを見せることができればいいのですが…。

・羽生君の4回転サルコー

パトリック・チャンとのノーミス対決では4回転サルコーがなくとも「ほぼ」勝てることが既にわかっている羽生君陣営ですが、やはり4回転サルコーを決めて確実に勝利をもぎ取りたいところでしょう。

・パトリック・チャンへの同情点

前回オリンピックからの4年間、男子フィギュアの頂点に立ち続けた事実を考えると、いざオリンピックになって金メダルが取れないのは若干気の毒な感じがします。荒川静香さんのときのスルツカヤさんは本番でミスが出たので仕方なかったですが、今回のパトさんがもしノーミスの演技をしたならば、5コンポーネンツであり得ない点数が出て金メダルというのは十分に考えられます。

・髙橋大輔選手の意地

パトリック・チャン、プルシェンコに負けない5コンポーネンツをたたき出せる可能性があるのは髙橋大輔選手だけです。全てのジャンプを加点がもらえるレベルで決めることができれば、どの色のメダルを取ってもおかしくない立ち位置にまだ立っていることは確かだと思います。

・町田樹選手のなりきり度

団体フリーは良い演技だったのですがレイノルズ君を低く抑えた以上4回転を1度失敗した町田君はそれ以下ということでかなり低く抑えられてしまった感があります。せっかくストラヴィンスキーの火の鳥という「ロシア人の心に響く選曲」をしたのですから、ここはひとつより一層火の鳥になりきって、手をバサバサバサーってやりつつ胸をカックンカックンすることでロシア人の心をつかめば、もしかしたらメダルに食い込むかも知れませんね。

というわけで個人戦での日本勢とケビン・レイノルズ君、およびカザフスタンのデニス・テン君の健闘を祈っております!

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