2009年11月13日金曜日

辻井伸行くん@紀尾井ホール

僕が勝手にひいきにしている天才ピアニスト、辻井伸行君のコンサートに行ってきました。ソロで聴くのは昨年のサントリーホール、今年の西宮に続いて3回目。

場所:紀尾井ホール
ピアノ:辻井伸行

��プログラム>
ベートーベン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」
ベートーベン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」
ショパン:バラード第1番ト短調 Op.23
ショパン:4つのマズルカ Op.24
ショパン:2つのノクターン Op.27
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22

��アンコール>
ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57
辻井伸行:川のささやき


超絶に良かった!期待以上!本当に感動した!

え~、いつもながら必要以上におおげさに書いていると思われることでしょうが、これはホントに本当です。

特にコンサート本編で最後に弾いたショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」では

今、僕は世界で一番のピアノを聴いている、間違いない…

と真面目に思っちゃったくらい感動しました。思わずブラボー!3回も叫んだのは僕の新記録です(笑)。演奏、プラス休憩中に飲んだ赤ワインに酔っていたのもある(笑)

・・・

あのヴァン・クライバーン・コンクールでの金メダルを経て辻井君の音楽がどう変わっているのか、変わっていないのかがとても楽しみでした。結果から言うと、明らかに進化していました、良い方向に。

今日も聴いていて思ったのが、辻井君の演奏はまるで水の流れの様だということ。とても清らかでスムーズ。なめらかに耳に入ってきて、スッと頭に浸透します。そこは変わりません。ミスタッチがほとんどなく完璧なこともそこには関係します。

ただ以前(昨年のサントリーホールや4月に西宮で聴いたとき)は、その音の形(イメージ)が完全に真ん丸の無色透明だったように感じられたのに対し、今回は時に応じてそこにが付いたり、変形したり。よりコントラストの強い演奏へと変わっていました。

それは明らかに聴衆を意識した、よりプロらしい演奏です。

以前の段階でも十分に、彼の音楽には圧倒的な浸透力がありました。それは無色ゆえの、無垢ゆえの浸透力でした。彼自身が聴いて美しいと思える音を響かせていて、それが、彼が美しいと思う純真な心そのものとともに僕らの心に響いていた。

しかし今回は要所要所において「オレの音楽を聴け!」的な、より積極的なアピールが響いていたように思います。特にベートーベン。サントリーホールで聴いたときよりも、明らかに音が強くたくましくなっていました。

「あぁ、もう無垢ではいられないのね…」という気持ちはなきにしもあらずですが、でも辻井君がより辻井君らしい色と表現を手にしたのならそれは喜ばしい進歩です。われわれ聴衆はより明確に、辻井君が「本当に」表現したい音楽を味わうことができます。

それに辻井君は辻井君です。どんなに音が強くたくましくなっていようとも、そこにイヤな押しつけがましさは一切ありません。あくまで透明で美しい、水の流れの様な、浸透力のある音を聞かせてくれます。ただその色と形にバリエーションが増えただけです。

お母様著の本「のぶカンタービレ」の中で、師匠でピアニストの横山幸雄さんから、曲の中に自分なりの味付けを求められたというくだりがあります。その課題を今や完全にクリアしているなと、僕は思いました。

アマゾンのレビューで「上手なだけじゃん」って書かれているのを見かけたことがありますが、そう言う輩は一度生で聴いてみろってんだ!

え~と、素人のくせにまた偉そうなことを書いてしまいました…。

とにかく、僕は今日のコンサートに大感動しました。コンサートでこんなに感動することってそうはありません。今年の年間No.1コンサートの大本命デス。

個人的に明日、仕事でとってもストレスのかかるイベントがあって、結構くら~い気分だったのですが、なんだか吹っ切れました。

いや~よかった~。本当に良かった。また1つ好きな曲が増えたことも嬉しいですし。

・・・

握手会があるかなぁ?とか思って、わざわざ今日まで買わないでおいた辻井君のヴァン・クライバーン・コンクール・ライブのCDを会場で買いました。で、今(まさに今)パソコンに取り込もうとしていたのですが、僕のノートPCでは読み込めません。見ればCompact Discのロゴが何処にも印刷されてないじゃないですか!?アメリカ製のCDでたま~にあります、そういうの。どうしたものかと思いましたが、デスクトップの方のPCでは取り込めました。もしご自分のパソコンで取り込めない場合は、別のパソコンで試すことをオススメします。

ちなみに2005年のショパン・コンクール・ライブCDも購入。9月に発売されていたことを不覚にも知らなかった。

ついでに月刊ショパンの別冊も購入。あと今回のコンサートツアー・パンフレットも購入。お金もないのにまとめて買いすぎだとハーマイオニーさんから怒られました。マジで。

でもいいんです。辻井伸行君に関するモノは今後も全部買うから、絶対!では!

感動のヴァン・クライバーン・コンクール・ライブ感動のヴァン・クライバーン・コンクール・ライブ
アーティスト:辻井伸行
販売元:KING RECORDS
発売日:2009-09-09
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ショパン・コンクール 2005~ショパン作品集ショパン・コンクール 2005~ショパン作品集
アーティスト:辻井伸行
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4 件のコメント :

  1. 今日は出席4名です。
    今日からお仕事ですか?
    無理なされませにょうに。
    辻井君のピアノはいつか生で聞いてみたいと
    思っていますが、なかなか機会がありません。

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  2. コメントありがとうございます!
    辻井君のピアノは本当に一聴の価値があります。
    是非機会を見つけてお出かけ下さい!
    でも今後チケットの値段はあがりそうですね。
    ��今回はまだ4,000円でした。)

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  3. 私も今週、京都で辻井伸行さんのリサイタル行ってきました。すばらしくて、感動で、ますますファンになりました。ネットでいろいろ辻井さんのことをさがしていたら、こちらに来ちゃいました。熱く辻井さんのことが書かれていたので、私もとても好きなので返信しました。(初)

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  4. まきさん、コメントありがとうございます。
    演奏聞けて良かったですねぇ。
    来年はますますコンサート機会が増えそうな辻井君をかげながら応援していきましょう!

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