「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」を見ました。公式サイトはこちらです。
主人公の少年はパリの裏通りで父親と暮らす貧乏なユダヤ人です。部屋の窓からはたくさんの娼婦がお客をひっかけてるのが見えるような環境。通りは汚く、その汚さに絶妙にマッチしたトルコ人商店があります。この店の主がイブラヒムさんです。
お話の筋は公式ページを見てください。
僕の評価はと言うと「うーん…」となってしまいますが、良いか悪いか、好きか嫌いかというと「とても良い映画」ですし「僕はとても好き」ということになります。正直前半は退屈で、まぶたが重くなったりもしました。無条件な感動ものを期待すると外れます。良くも悪くも「ミニシアター系」ってことでしょうか、雰囲気を楽しむことはできました。
個人的には自分がやってたコーチのことを思い浮かべないわけにはいきませんでした。もしコーチやってるときにこの映画見てたら、僕はずいぶんイブラヒムさんに影響されてただろうな、とか。イブラヒムさんの台詞がなかなか味わい深いんですよ。
後半イブラヒムさんが赤いオープンカーを買って、それに乗って少年と旅に出るんですが、そこのところはとても良かったです。面白かった。そういうおじいさんに自分もなりたいと思いました。
オープンカーの助手席に孫を乗せて、なんていうと格好いいですよね。まぁそこまでには現実的にいくつものハードルを乗り越えないといけないわけですが…。
でもこの映画、やってるのは東京の恵比寿だけのようです。見たい人はDVD化されることを願うしかないかも。
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