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第683回定期演奏会 Bシリーズ(6/24)
会場:サントリーホール
指揮:小泉和裕
ホルン:西條貴人
・ ストラヴィンスキー:交響的幻想曲「花火」 op.4
・ R.シュトラウス:ホルン協奏曲第2番 変ホ長調
・ チャイコフスキー:交響曲第3番「ポーランド」 ニ長調 op.29
今日は正直移動疲れ+おなか痛でしんどかったのですが、なかなか充実した演奏会だったように思います。終わったあとのブラボーがたくさんあった
ストラヴィンスキーの「花火」はわずか5分ほどの小品ですが、大変テクニカルで見所の多い面白い演奏でした。ラッパ達が華やかなメロディーを奏でる部分が、「1Q84」で今話題のヤナーチェク「シンフォニエッタ」と似たような雰囲気だったように感じました。どちらもバレイ音楽の大家として有名な両者だけに共通するテイストみたいなものがあるのかもしれません。
ホルン協奏曲はとても楽しみにしていたプログラム。ソリストの西條さんは都響首席奏者です。ところがここで不覚にもホルンのやさしい響きに誘われて気付けば第3楽章(笑)。うわーもったいないことをしてしまった。終演後ブラボーの声が多数あったので、きっと素晴らしい演奏だったのでしょうが、残念ながら僕にそれを語る資格はなさそうです。うーん。
チャイコフスキーの交響曲第3番は、この作曲家の生み出した作品の中では比較的マイナーな存在らしいです。もちろん初めて聞きます。音楽評論史的にはあまり評価されていない作品らしいのですが…。…大変よかったです!特に第1楽章、美しさと大迫力がいい具合でバランスされた、とってもチャイコフスキーらしい音楽だったように感じました。もちろん都響の素晴らしい演奏技術+僕が大好きな指揮者である小泉さんの明朗快々たる指揮ぶりによるところも大きいのでしょう。最後まで飽きずに楽しめました!ブラヴォー!
ただ本日気になったのは演奏後の観客のリアクション
その1:楽章間の咳こみが、タイミング早い&多すぎ
…そりゃ必死で我慢してたんでしょうけど、せっかくのサントリーホールの豊かな残響を打ち消すようなタイミングでのゴホゴホは結構ダメージ大きいです。がっかりする。あと咳をするにしても、ちょっとは遠慮気味にしてほしい。
その2:ブラボーのタイミング早すぎ!
…今日は特に目立ったのですが、一部の人のブラボーのタイミングが早すぎだったんです!サントリーホールはおよそ2秒もの残響を保つ優秀な音響を備えているのですが、その輩は残響を一切楽しむことなく即座に「ブラボー」って叫びやがりました。ほんと死んでほしかったです。
あの、最後にザン!って響きがホールの隅々まで染み渡る感覚=それこそ芸術の一部です。一瞬でかまいません、一瞬の静寂こそが演奏にさらなる深みを与えます。それを踏みにじる権利は君達にはない~!残響を聞ける耳ぐらい養っとけ!とか上から目線で思ったり。
と、そんな怒りを感じつつも、やはり都響の演奏会は素晴らしかったです。ではまた。
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