衆院の優越って

定額給付金等で大盛り上がりを見せている平成20年度第2次補正予算が今日成立したみたいですが、ここでひとつ疑問が。中身の問題ではなく。

今回2次補正予算案は衆議院で可決された後、参議院では否決されましたよね。そして両院協議会という謎の委員会を経て、今日「憲法の衆院優越規定に基づき」成立しました。

疑問。

ガソリン税の時とかに話題になった「衆院での再議決(3分の2以上で成立するやつ)」って今回はやらないの?

今ちょっと調べてみてもわからなかったのですが、「衆院での再議決」って立法にのみ適用されるのでしょうか?だから予算決めには適用不可?

確かに2次補正予算の財源を決める関連法案については「衆院での再議決」をやらないと厳しそうみたいな記事があります。つまり関連法案が衆議院で可決され、参議院で否決または審議拒否による「みなし否決」の成立後(ここで時間を食う)、衆議院で再議決って流れみたい。

今回の2次補正でも再議決があるのかと思って楽しみにしていたのですが…。

だって16人の造反が出ればアウトなんですよ、現状、与党は。だからこないだの松波議員みたいにサプライズ造反が出るんじゃないかと。(松波さんが2回連続造反するかどうかも見物だったし。)

と、制度についての疑問を書いてみました。いろいろ知らないことが多いね。

・・・

ところで定額給付金と高速道路値下げについては僕は大反対です。1万2000円ぽっちもらってもそんなに嬉しくないよ!(エラそう…。)高速道路についても週末だけじゃなく平日も押し並べて値下げしてほしいし、それにトラックなどの商業車に適用されないなら景気浮揚にもならないと思います。

最終的に今日にいたって定額給付金の目的が「家計援助」か「景気浮揚」なのか全然ハッキリしません。ハッキリしてくれればもっと議論のしようもありますが、このままではホントの無駄金になってしまいかねないよね。むーん。


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