2008年6月27日金曜日

都響「エルガー交響曲3番」

少し前になりますが、都響の定期公演がありました。

第664回定期演奏会Bシリーズ(6/17)

指揮:ポール・ワトキンス
ピアノ:中野翔太

・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
・エルガー:交響曲第3番 ハ短調 op.88(Anthony Paynによる完成版)

最近若い人を起用するのが流行っているのか(笑)、前回に引き続き今回も自分より若い人がソリストです。ピアノの中野さんは見た感じ今風だけど非モテの(←失礼すぎ)大学生みたい。すっごい頭良さそう。ちょうどマンガ「ピアノの森」に出てくる雨宮君みたいです(って思いついたのは僕じゃないけど)。演奏も、流麗ながらも威厳を感じます。ただ若干指揮者と息があってなかったような気がしなくもありません。

シューマンのピアノ協奏曲を聞いたのは初めてでしたが、とても楽しめました。ピアノはもちろん良いですが、オーケストラもやるじゃんシューマン!って感じ。

指揮者のポール・ワトキンスさんは音の響きや余韻をとても大事にしている様で、それが感じられたのがメインのエルガーの交響曲。楽章ごとの終わりでは、ホールの隅々まで音がいきわたり、じっくりと染み込み終わるのを待ってタクトを下ろします。

最後の第4楽章。荘厳なエンディング。ここでも指揮者はサントリーホールのすばらしい音響を慈しむかのように振り上げたタクトをなかなか下ろしません。観客も一体となって余韻を楽しみます。この瞬間は本当に芸術的でしたね~。200%の静寂が訪れたことを確認してゆっくりとタクトを下ろす指揮者。その瞬間一気に巻き起こる拍手とブラボーの声。ホント観客もすばらしかった。もし1人でもフライング拍手(たまにいますよね)をしていたら今日の演奏会全体が台無しになりかねませんでした。

エルガーの交響曲第3番はほとんど未完成だったのをアンソニー・ペインさんって人が苦労して完成させたものだそうです。残されたスケッチを切り貼りしたり、足りないところは作曲したりするのだそうですが、できるもんなんですね。ちなみにモーツアルトやブラームスはそうやって残された資料から勝手に曲を作られるのが嫌で、そういうのをほとんど残さなかったそうです。エルガーさんの気持ちやいかに?でも良い曲でしたよ。やっぱり正統派の交響曲は良い。

今回はとても良い演奏会でしたが、正直「すぐにでもCD買って聞いてみよう」と思えるほどの出会いはありませんでした。ただ指揮者のポール・ワトキンスさんの演奏はまた聴きに行きたいなと思っています。ホント拍手のタイミングのわかるお客さんばかりで良かった…。

それにしても頭の悪そうなレビューだな、我ながら(涙)。

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