36歳の頃の自分。一昨日ですが。左はツマ…じゃなくてクマです。あえて写りの悪いのをチョイス!(^_^)/
37歳にして父になるかも、です。でも慌てて「おめでとー!」とかは、まだちょっと待ってくださいね。コメントもしないでください。いろいろ事情があるのです。その辺を少しだけ書いてみます。
なお生まれてくるお子さんは最大で1名。予定は秋です。
僕の友達にはけっこう周知なのかもですが、我々は結婚してすぐのころから夫婦して不妊治療を受けていました。最初の頃は池尻大橋にあるクリニック、この2年ほどは武蔵小杉にあるクリニックで。
最近はニュースでもよく取り上げられたりするので不妊治療についての知識や認識はずいぶんと広まってきているのではないでしょうか。何より患者さんが多い。クリニックはいつ行っても満員で、ひどいときは立って待ってる人もいるのだとか。僕もたまに付いていきますが、本当に多いです。たくさんの患者さんを看て下さるお医者様の体調が本当に心配なくらい…。平日夜6:30の予約で行っても、終わるのは10時前とかザラですからね。
不妊治療には大まかに3つの段階があります。最初はタイミング療法、次が人工授精、そして体外受精です。タイミング療法とはまんま子作りのタイミングをお医者様と相談したり検査を受けたりしながら計っていく方法。基礎体温とかですよね、よくわかってないのですが(^_^)。人工授精は旦那さんの精子を注射器みたいので子宮に直接注入する方法。排卵のタイミングを薬や注射でコントロールしたり、精子をふるいみたいのにかけて元気なのを選りすぐったりもします。体外受精は卵子を取り出し、シャーレの上?みたいなところで精子と受精させ、ある程度、胚(受精した精子と卵子)が細胞分裂とか始めたタイミングで母胎の子宮に戻す(胚移植)方法です。
ちなみに豆知識ですが、人工授精と体外受精では授(受)の漢字が違います。
僕とハーマイオニーさん(奥様=魔女)は同い年なので、いわゆる高齢出産の範疇に入ります。お医者様も言っていますが、やはり妊娠・出産するならば早いにこしたことはなく、できれば35歳までになんらかのアクションをした方がよいとのこと。年が行くほど上手くいく確率は下がってしまいます。昨今は不妊治療に対する補助金云々の話もあり、テレビのニュースや特集等で「不妊治療の止めどきは?」「40歳でやめたら?」的な報道をよく見ますが、その辺は難しい問題だと本当に思います。簡単にあきらめられる問題ではないですから。
ちなみに現在は、体外受精だと自治体からの補助金(15万円程度)がある場合がほとんどのようです。世帯年収による制限はありますが…。
あと不妊治療にはあまり知られていない副作用的側面があります。精神的な面、そして多胎妊娠などの問題。不妊治療では様々な理由で多胎妊娠、つまり双子、三つ子、四つ子、それ以上…ができやすいことが知られています。仮に三つ子や四つ子が出来た場合、どうするか。そもそも不妊治療を受ける母体は高齢であることが多く、その場合許容できるリスクの上限を超えてしまうことがあります。全員が健常児で出産できる確率は一人の場合と比べると、とても低いようです。死ぬほど望んでやっと授かった命にも関わらず、そこには常軌を逸した世界が待ち受けています。もちろん考え方は人それぞれですが…。
以前、こんなのをブログで書きましたが、そういうことです。
カモノハシ通信3: 非常識の領域でも人は生きている
あと昨今話題なのが出生前診断。新型は血液検査だけでかなりの部分わかるそうですが、より精度が高いのは従来通りの羊水検査であるようです。検査の是非については宗教学者さんあたりにお任せするとして、受けると決めた人は、覚悟を決めてものごとにあたるべきでしょう。ただここにも問題はあって、要は検査の精度ということなのですが、検査結果上にノイズ(アーチファクト)がのることがあります。それはノイズなのか、本質的なものなのか、またそれが全体的な傾向なのか、ごく一部にのみしか現れないモザイク的なものなのか。詳しいことは分かりませんよ。でもだからこそ、少しでも何かがわかると動揺してしまいます。問題は、それを100%正確に判断することは、たとえ専門の医者でも無理だということです。先ほど検査を受ける人は覚悟を決めてのぞむべきだと書きましたが、いざそういう場合にどうしたらよいのか、答えはどこにもありません。
これらは一般論です。
生きてりゃいろいろあるものです。
とはいえ僕もハーマイオニーさんも元気に過ごしておりますので。ハーマイオニーさんは最近腰痛が酷いので妊婦用の骨盤ベルトなるものを買ってみました。
そんなわけで37歳になりました。今後ともよろしくお願いいたします。
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