都響2月の芸術劇場シリーズ「作曲家の肖像」は歌曲で有名なロッシーニがとりあげられました。「ウイリアム・テル」序曲も演奏されました。
東京都交響楽団 東京芸術劇場シリーズ
「作曲家の肖像」Vol.81《ロッシーニ》
2011年2月6日 東京芸術劇場
指揮:シュテファン・ゾルテス
クラリネット:三界秀実
ソプラノ:半田美和子
メゾソプラノ:小川明子
テノール:望月哲也
バス:久保和範
合唱:晋友会合唱団
《ロッシーニ》
歌劇「ウィリアム・テル」序曲
クラリネットと管弦楽のための序奏、主題と変奏
スターバト・マーテル
「ウイリアム・テル」序曲ってこの曲です。聴いたことあるでしょう?
でも僕は知らなかったのですが、この有名なパートに至るまでに美しく静かなメロディーの序奏パートが数分間あるんですよね。最初は首席の独奏を含む、チェロの合奏から始まるのですが、非常にカッコいい。このときは都響首席の田中さんが独奏を担当されてましたが、この方のチェロ僕はとっても好きです。うちの奥様も大変気に入っておられました。
で良い気分で聴いてたら、突然!この有名なファンファーレが鳴り渡ります!なんだこの唐突感!?知らない人は是非聴いてみて下さい。YouTubeでも探せばありますよ。
クラリネットの曲も都響首席の三界さんがソリストを務められました。ロッシーニという作曲家の各曲はどれも歌心にあふれているように思いますが、クラリネットが気持ちよさそうに歌っていましたよ。むちゃくちゃ複雑そうな演奏部分も多々ありましたが、易々と吹かれていました。
メインの「スターバト・マーテル」は聖歌をもとにした荘厳な交響曲(かな?)。合唱団も大活躍のとてもスケールの大きな曲。ちなみに「スターバト・マーテル」とは「悲しみの聖母」という意味だそうです。スタ~バ~ト、マ~テ~~ル。
曲も良かったけどソリストのみなさんの歌声がとても良かった。特にソプラノの半田さんは僕みたいな素人が聴いても「一段違う」感じがしました。最近都響の、インバルさんの公演にも呼ばれることが多い人ですが、確かにすごい魅力的な歌い手さんです。
なにげにスタ~バ~ト、マ~テ~~ル、もう一回聴きたいなぁ。
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