まだ全然使ってないので、感想とか言う前にその画質を比較検証してみます。比較対象はこの5年間愛用してきたIXY Digital 55。小さくて軽くて写りも良くて、僕の中では名機です。
比較用に使う絵はこちら。
室内ノーフラッシュでのマクロ撮影。三脚あり。コペン・ミニカーのボディーはキラキラが入ったホワイトパール色。さらにTOKYO MOTORSHOW 2003のロゴが入っていて、その鮮明さも検証ポイントです。なおこの写真はIXY 30Sで撮影したもの。ISO 125に設定しました。若干白飛びしてますが、逆に車内の暗い部分がつぶれずにシートまで見えているのがスゴイ。
ではさっそくIXY Digital 55との比較です。以下、左が55、右が30Sとなってます。
画像は原寸大トリミングしたものです。トータルの画素数が違うので、55は640×480、30Sは800×600を切り出しサイズとしました。それでもより拡大されて見える30Sは若干不利かも知れません。
高感度対応ということでまずはISO 400で対決。
これはもう明らかな違い。時代はここまで進歩したか!?ってくらいノイズが減ってますね。55の方はさすがに使い物にならない。30Sの方はほとんどノイズが気になりません。特に車内や影の黒い部分。気持ちいいくらいベッタリしています。
もともとの車体の色が「ノイズっぽい」のは少々ミスったのですが、よく見ればノイズとキラキラの違いはあきらかです。
続いてはそれぞれの最低ISO、つまり最高画質対決です。55はISO 50、30SはISO 125です。
55が大健闘。30Sもさすがです。30Sは1,000万画素の本領発揮と言った感じでより細かい描写がなされています。
IXY 30Sは裏面照射CMOSという新しい技術で作られていて、その方式だと低ISO時の画質がイマイチというのがもっぱらの評判らしいのですが、ちゃんとシャープに撮れていますよね。(昼間の風景とかで要検証ですが。今後。)
55も低ISO+三脚だとまだまだ現役に遜色ないことがわかりました。
でも55ではもはや全く太刀打ちできないシチュエーションがあります。それは暗い場所での手持ち撮影。次の2枚をご覧ください。こちらはリサイズしています。
左は55で、ISO400。壁に体をつけて丁寧にシャッターを切りましたが、何枚か撮ったなかでコレが一番シャープです。
対して右の30Sでは、「こだわりオート」のノーフラッシュで撮影。ISOは1600まで上がりましたが、55のISO 400より遙かに美しいです。
ちなみにこちらが「こだわりオート」フラッシュ有りで撮影したもの。
「ぴったりフラッシュ」機能のおかげもあって、白飛びせず、雰囲気を残した写真が撮れています。これはなにげにスゴイです。マクロ撮影ですからね。
と、取り急ぎ画像比較のコーナーでした。
今回のIXY 30Sは、僕は買いだと判断しました。(だから買ったんですが。)裏面照射CMOSと明るいF2.0レンズ、さらに「ぴったりフラッシュ」の組み合わせは「ほぼノーミスを保証」と言っても良いほどの安定感。キヤノン製コンパクト・デジタルカメラの新しいブレイク・スルーと言っても過言ではないような気がします。ボーナス商戦に合わせて投入した戦略商品でしょうから、キヤノンも気合いが入ってるのでしょう。
ねぎを撮影してみた
あ、あと動画も超キレイに撮れるんですよ。新しいデジタルカメラを検討している方は是非どうぞ。
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