マイ生涯ベスト・アルバムランキングで常に上位5位以内にいるビリー・ジョエルさんの「Cold Spring Harbor」と同じにおいを感じます。このアルバムも「Piano Man」ヒット以前のインディー版みたいなもんですからね。
で、どうしてアンジェラ・アキさんが気になったかというと、大変凡庸なのでしょうがNHKで放送された全日本合唱コンクールを見たからです。今年の中学生の課題曲がアンジェラ・アキさん作「手紙~拝啓 十五の君へ~」でした。この曲、なんとなーく知ってはいたのですが、たまたまネットでその映像(特にアンジェラ・アキさん本人が歌唱しているバージョン)を見たらもう…感動しました。
他にYouTubeで検索すると西宮の甲陵中学を訪問して歌ってるバージョンとかもありました。そりゃ泣くよね、中学生。
いや~素晴らしいですね。昨今こんなに貫通力のある歌・歌声・歌詞はなかなかないんじゃないでしょうか?特に中学生なんて大きい小さいに関わらず皆なにか人に言えない悩みを抱えているでしょうが、それを「未来の自分」に打ち明けるんだから、もうなんて言うか完璧なソリューションです。さらには「大人の僕も傷ついて眠れない夜もあるけど~」なんて全世代にも対応するあたりマーケティングもバッチリといった感じです。なんて皮肉でもなんでもなく老若男女問わず心に響きそう。
とは言えやっぱり若い人への貫通力・浸透力はすごいものがあるんだろうなぁ。たくさんの若い人がこの歌に励まされ、助けられするだろうし、それがやはり歌の力なわけですよね。
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もし僕が今コーチをしていたら、今年度の送別会では間違いなくこの歌を歌いますね。3年生に贈る形で1・2年生をまきこんで練習して。(実際には「サヨナラバス」やりましたね。あんな風に歌を歌う送別会ってきっとあの年だけだったろうな。ちょっとした誇りのようなものを感じる。)
あと僕が音楽の先生だったら、絶対に卒業式で歌わせますね。実際に今年の卒業式では歌う学校がたくさんあるんだろうなぁ。
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