坂本龍一トリオコンサート

楽しみにしていた坂本龍一さんのトリオコンサートに行ってきました。トリオというのはピアノ・チェロ・ヴァイオリンでの3重奏のこと。このアコースティックな編成は1997年のツアー以来。僕はその1997年のコンサートビデオやアルバム「1996」をすり切れるほど(ってのはウソですがそのくらい何度も)聞いていたくらい大好きなので、今回のコンサートを知ったときは速攻でチケットをゲットしました。




アルバム「1996」には含まれておらずビデオにのみ収録されているのがYMO時代の名曲「千のナイフ」と「Tong Poo(東風)」。僕はこの2曲の演奏が好きすぎて、ビデオから音声を取り込んでiTunesに入れてiPodで聞いてるくらい。

そして生で坂本龍一さんを聞くのは初めて。果たして!?

場所は赤坂ACTシアター。コンサートホールではないので音はマイクで拾ってスピーカー出力です。

そこにガッカリ…。

普段、スピーカーから音の出るコンサートにはほとんど行かないので良くはわかりません。が、音が悪い、悪すぎる…。ピアノの音、チェロの音も酷いですが、特にバイオリンの音はもう悲惨でした。楽器が悪いのか奏者が悪いのか、いや音響が悪いんです。たぶん。

いやなにも「音の善し悪しが分かるオレってカッコいい」みたいなことを言いたいわけでは全然なく(^_^;)、素直に、本当に、音の悪さにガッカリしたのです。

今どきの音響でもあんなものが上限なのでしょうかね?でもピアノの音量が上がると音が割れるような音響なんてロックのコンサートでもあんまりないんじゃないの?ちなみに座席は2階の4列目中央。なかなか良い位置。なのに…。

コンサートでは残念ながら「TongPoo」も「千のナイフ」も演奏されませんでしたが、「戦場のメリークリスマス」や「1919」の演奏は非常に良かったです。期待以上!「美貌の青空」も生で聞くととても良いですね。

途中、音楽に吸い込まれて集中することで音の悪さがあまり気にならなくなったのが不幸中の幸いでした。特に「1919」の演奏はすごかった!「1996」での演奏をさらに上回る迫力&芸術性。特にチェロとピアノの即興的な掛け合いにしびれました。

あ、あと来年のNHK大河ドラマの主題歌は坂本龍一さんなんですね。アンコールで演奏してくれました。

でもなぁ…。と、内容よりも音の悪さが衝撃的だった今日のコンサートでした。


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