N響でマーラー第9番

今年はマーラーが多いです。生誕150周年ということでたくさん演奏されてます。ちなみに来年は没後200年。2年連続のマーラー年ということらしい。

定期公演は初めて聞きました、NHK交響楽団。NHKホールでの公演では、2階自由席がなんと1,500円!オーケストラの前の方が若干見づらいですが、全然楽しめましたよ。

��プログラム>

NHK交響楽団 第1670回定期公演 Aプログラム
2010年4月11日 NHKホール

指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット

マーラー:交響曲 第9番 ニ長調

��コンサート・チラシが見つからない…)

ベートーベンの最後の交響曲が第九となった影響で「9番目の交響曲作ったら死んじゃうかも」との恐怖に怯えた作曲家が何人かいるそうなのですが、マーラーもそうです。マーラーは交響曲第8番を完成させた後、「第九」を避けるため番号を銘打たずに交響曲「大地の歌」を作ったりしてました。で、いよいよ観念して作り上げたのがこの9番。偶然かどうかはわかりませんが、これがマーラーにとっても最後に完成させた交響曲となりました。

そんなわけでこの9番は「死」に向かい合った、荘厳な音楽となっています。

あんなに大々的で派手派手な交響曲をバンバン作り上げてきたマーラーが、最後の交響曲の、最後の最後をあんな風に静かに終えるとはなんだか感慨深かったです。

指揮者のヘルベルト・ブロムシュテットさんはN響の名誉指揮者。終演後熱烈なファンからの拍手が鳴り止みませんでした。(オーケストラが撤収し始めても、拍手し続けるものだから再度登場したくらい。)

N響もいいですねぇ~。なんと言っても1,500円なのでまた行こうっと。


0 件のコメント :

コメントを投稿