かなり良い映画でしたよ。★は4つに近い3つです。3.8点くらい?
★★★
主な舞台は今から20年ほど前。そのころの病院や手術室の様子がとてもリアルに描かれています。
冒頭ずさんな手術の様子が描かれるのですが、本当にこんな医者や病院があるとしたならそれは恐怖です。責任感の無い医師とやる気のない看護婦。技術的にもヘタクソで、手術される側からすればたまったものではありません。これがリアルな状況なのかなぁ?
そんな中颯爽と登場して病院に新風を巻き起こすのが主演の堤真一。ハマリ役だと思います。
彼が挑むことになるのは脳死肝移植。当時の日本では正式には認められていない、技術的にも法律的にも壁の高い手術です。
そこに至るまでのドラマはとても上手に描かれていると思いました。泣けます。
ただ…
若干「お涙頂戴」しすぎているのが鼻にかかりました。エピローグが長いのもどうかと思う。感動的なのはいいのですが、やりすぎると興ざめになりかねません。
とは言え、見て損のない映画だと思います。「チーム・バチスタ」よりかは確実に良いです。
1点どうしても納得いかなかったのが、最後にちらっと登場した軽自動車がワゴンRだったこと。なぜアルトにしなかったのか!?どうでもいいのかも知れませんが…。(映画見た人にはわかってもらえるかも)
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