近所のサイゼリヤに行くとまさかの満席。順番待ちです。お店の中は半分くらいが近所の高校生集団。試験終わりなのかやたら楽しそうで、もちろん超うるさい。みんなドリンクバー飲みまくってるので、こりゃなかなか空かないなと店を変えることに。
ステーキのあさくまへ
特にアイディアもなく、なんとなくステーキのあさくまに行くことにしました。サイゼリヤに比べるとお値段しちゃいますけど、結論的には値段も味も大満足。だって1,480円のハンバーグを頼めば、サラダバーやライス、カレーやスープも食べ放題なんですから!うちの近所に、こんな値段で満足なサラダバーが食べられるお店があるとは今まで知りませんでした。
ピアノの生演奏が!
ハンバーグも美味しかったのですが、なにより素敵だったのは、なんとピアノの生演奏があったからです!
毎週月曜日と木曜日にピアニストが来て生演奏をしてるとのこと。今日はたまたま、ツイてました。
とは言えそんなシックな店内ではなく、子連れやファミリーがワヤワヤやっているそんな雰囲気。内装もけっこう古いですし。グラス片手にピアノの音に耳を傾けているような人は皆無です(^_^;)。
ピアニストは長井充(みつる)さん。今年80歳になられる御大です。武蔵野音大で30年以上ピアノを教えておられたそうですが、リサイタル・デビューはなんと70歳でとのこと!また学生時代に患った指の病気からの復活から「奇跡のピアニスト」という呼び名もお持ちのようです。
もちろんそんなことは知らずハーマイオニーさん(奥様=魔女)と僕と息子ちゃんはピアノを楽しんでいました。ベートーベンのピアノソナタ「悲愴」の第2楽章を聴いて「あ〜、のだめを思い出すねー」なんて話ながら。
まさにその長井さんが弾く悲愴第2楽章がYouTubeにありました!
ハーマイオニーさん(奥様=魔女)が演奏後に拍手をしたので(誰も拍手してなかったけど気に入った演奏にはちゃんと拍手をする妻が僕は好きです)、僕もつられて拍手。それが効いたのか(^_^;)、その後は偶然にもハーマイオニーさんが大好きなドビュッシーの「2つアラベスク」や「月の光」を聴かせてくださいました。
途中僕は息子ちゃんを抱いてピアノの前に移動。息子ちゃんもピアニストとピアノをじっと静かに見ています。長井さんも笑顔で応じてくれました。
そうして息子を抱きながらピアノの演奏を聞いていると、今までに感じたことのない、何とも言えない気持ちがお腹の底から沸き上がってきました。気が付くとそれは僕の顔にまで到達し、なんだか目頭があつくなってしまい…。なんでしょうね?不思議な感覚でした。アナと雪の女王の100倍は感動しましたね(^_^;)。
ピアノの音はたまに僕の心の琴線に触れます。
そういや途中、誕生日のお子さんがいるテーブルのためにハッピーバースデーも弾かれていました。そういうの良いですよね。
ハーマイオニーさんもいたく満足したみたいで「是非ともまた来ましょう!」と。そんなしょっちゅうハンバーグやステーキを食べるのはちょっと贅沢なので毎週というわけにはいきませんが、また是非長井さんが演奏されるときに食べに行きたいと思います。
ステーキのあさくまがこんなに素敵だったとは(^_^;)。盲点でしたね。ではまた!
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