ラズパイ+Volumioでハイレゾ音源再生サーバー

ラズパイというのはRaspberry Piという安価な超小型コンピューターのこと。OSを入れてさまざまなプログラムを動かしたり、ハードウェアを拡張してみたり、自由度高くいろいろできます。中にはモーターを使って動くおもちゃに仕立てたり、携帯音楽プレーヤーとして使えるようにしている人もいるようです。

こちらがRaspberry Pi Zero W

なんせ安いのが嬉しい。端子やケーブル、ケースがセットになった商品でも1,300円〜2,000円くらいで入手できます。

僕は2017年12月にZero Wというモデルを入手。当初はLinux OSをインストールしてnode.jsというのを入れて家のGoogle Homeに喋らせる用のサーバーとして使っていたのですが、いつからか飽きて放置状態・・・。


今回ふと思いついて(なんせ自宅時間がたくさんある)、このラズパイを音楽再生用サーバーとして生まれ変わらせることにしました。

うちにあるもの

・NAS(ハイレゾ音源ファイルを保存)
・USB-DAC兼プリメインアンプ(nuforce DDA-100)とスピーカー
・mac, iphone等々

やりたいこと

・NASに保存してあるハイレゾ音源を再生
・再生は手元のiPhoneやmacから指示できること
(アルバム画像表示とかできると嬉しい)
・出力先はUSB-DAC

せっかくハイレゾ音源を再生できるUSB-DACを持っているのですが、聴くにはPC/MacからUSBケーブルをダイレクトに刺さなければならず、それが面倒ゆえなかなかハイレゾを聴くタイミングを持てないこれまでの日常でした。手元のiPhoneから簡単にハイレゾを再生できるようになれば非常に嬉しい!

Volumio最高です


これをラズパイで実現。使ったのはVolumioというOS。Linuxベースで音楽再生に特化してあり、ラズパイ用のバージョンも公式に用意されています。これを使えば上記は簡単です。

VolumioはWEBサーバーとして動いてくれて、音楽再生用の専用アプリがその上に載った状態で起動します。手元のiPhone等からはブラウザのみで操作可能となるのです。

Volumioのサイトからラズパイ用OSイメージをダウンロードして、それをマイクロSDカードに焼いてラズパイに差し込めばOSインストールは完了。起動してしばらくはHotSpotモード(無線LANのアクセスポイントモード)になるので、無線LANでつないで初期設定(普段使う無線LANのアクセスポイントとパスワードさえ設定すればとりあえずよし)。その後、音源ファイルを置いてあるNASのパスを設定すれば準備完了です。

出力先については、DACをUSBで繋ぐだけでDDA-100を認識してくれました。

一番の難関だったのはマイクロUSB(ラズパイ側)からUSB Type-A端子(DAC側)に繋ぐケーブルの問題でした😅。うまい具合に変換ケーブルが1本だけあったため事なきを得ました。

ケースつけました

おかげで今現在こんな感じ。iPhoneから操作してNAS上のハイレゾ音源を簡単にスピーカーから流すことができています。音質は言うことなし。さすがハイレゾ音源。AirPlayした非ハイレゾ音源と比較すると、そのクリアさ、深さ、美しさはダンチです。(あーもっといいアンプとスピーカーで聴きたい…)。

こんな感じ。すべてブラウザで操作可能。

今回のラズパイ活用方法は自分的には大ヒットです。これで今後は臆せずハイレゾで音楽を購入して聴くことができるようになったから。日常生活に大きな変化をもたらしてくれました。

なおUSB-DACはラズパイサイズにあわせた安価なものも売られており、まずはお手軽にそちらを使ってハイレゾ再生環境を作ってみるなんてのも手だと思います。ラズパイやハイレゾ再生に興味のある方は、ネット上にいくらでも参考サイトはありますのでトライしてみてはいかがでしょうか?

というわけで完全に趣味の世界のブログでした。ではまた。



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