「スピードマスター」感想

スピードマスター映画「スピードマスター」を見ました。中村俊介が伝説の走り屋として活躍するカーアクション映画です。

見る前はもう全く期待してなかったんです。CGばっかりで現実感の全く感じられないカー・バトルシーンに、マンガのようなキャラクター、そしてチープなストーリー…。実にその通りでした。冒頭すぐにカー・バトルのシーンがあるのですが、正直に言ってすぐに席を立って出て行こうかと思ったくらい。頭に浮かんだワードは「クソゲー」。想像通りの悲惨さ。

クルマ好きの人をうならせたいのなら、もっと「リアル」な映像を撮ればいいのに、どうしてこうヘンチクリンな「迫力のCG」にしちゃうんだろうか…。

しかし、この映画、見終わってみれば「意外とおもしろかったな」というのが感想です。星3つ★★★。カー・バトル以外のストーリー部分がおもしろかった。ストーリー自体はもう単純明快なんだけど、凝りに凝った映像が変に臨場感があってなんかいい感じ。ヒロインの北乃きいがとても可愛いこともポイント高し。

主役の中村俊介が偶然道端で悪漢にからまれている北乃きいを助けるところからしてもうマンガ(ケンカ強いんだね)。そしてなぜか彼女のお父さんが引退した伝説のチューナー(大友康平!)で、そこで働きはじめるのもナゾ(ラッキーなのかな?)。整備の腕が抜群なのも素晴らしい(ロータリーエンジンをバラしてポートの穴開けまでしてました)。そしてその正体は伝説の走り屋!わかりやすい!

一番良かったのはFC(旧型のRX-7、僕が一瞬所有してたやつ…)で、海沿いを普通にドライブするシーン。海沿いって言うかもう砂浜を走っちゃってるんです。車が走れる砂浜ってあるんだぁ、と思って調べてみたら石川県の千里浜ってところがそうらしい。見た感じ撮影場所もたぶんそこだな。一度行ってみたいな。

レーサーの脇坂寿一が出演してるんですが、彼が吉本興業所属ということも、この映画を通じて初めて知りました。

と、言うわけで結論としては「砂浜ドライブしたくなる映画」でした。いやー勉強になったなぁ。それにしてもカー・バトル以外の部分はさすが映像作家らしい素晴らしい映像だったのになぁ、カー・バトル以外は…。


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