浜名湖たきや漁(後編)車の電子キーは水没注意!

 前編からの続きです。

浜名湖たきや漁(前編)ハプニングありも天然うなぎゲットだぜ!

こちらの後編はたきや漁とはほぼ無関係です(^_^;)。

たきや漁のトイレ。泳いで渡ります。うそです。


息子の転落ハプニングがありつつも、楽しく美味しくたきや漁を終えた我々。時刻は夜11時をすぎていました。ウナギにクロダイのお土産を持ってウキウキ気分で帰路に着こうとしたその時、問題が発覚しました。

車が開かない。。

そうですうちの車はいわゆる電子キー。ボタンポチでドアが開くタイプのものです。そう、僕は車のキーをポケットに入れたまま湖に飛び込んでしまっていたのでした!

先日の本栖湖の際は冷静にポケットの中の鍵や財布を取り出してから湖に入るだけの時間的余裕があったのですが、今回それはなく、ポケットの中にはiPhoneと財布そして車の電子キーが入ったままだったのです。

一瞬焦りましたが、物理的な鍵もついているので冷静にドアの鍵穴に差し込み(この車を買って10年ですが鍵穴に鍵を差し込んだのは初めてかも)ドアを開けることに成功。


やれやれと安心してエンジンをかけようとすると、、

ブルブルブル!シュン…

何度やっても

ブルブルブル!シュン…

かかりそうになったエンジンがすぐに止まってしまうではありませんか。

そうなんです。電子キーにはイモビライザーという防犯機能がついており、電子キーに登録されたIDが車に登録済みのIDと一致しないとエンジンがかからない仕組み。電子キーの電気回路がアウトだとそれも作動しなくなってしまうのです。

そして結果的に分かったのは、一度IDを一致させてエンジンがかかる状態にしない以上はIDの変更はできないし、絶対にエンジンはかからない!ということでした。そりゃそうですよね、それがイモビライザーの機能であり存在意義なのですから。。

何度試してもどうにもならないため、まずはアルファロメオのロードサービスに電話。キーの水没と言うとアチャーってな感じで向こう側のオペレーターからも(親切な男性の方でした)落胆の様子が電話越しにも伝わってきました。結論的には

・まずはキーをよく乾かした上で電池交換して試してみてください。

・だめならレッカーで近所のディーラーの整備工場に運んでもらって、そこで修理の方針を決めるしかありません。

・キーがダメな状態でエンジンをかける術は全くありません。

ということでした。

川崎の家にはスペアキーがあるのですが、ここは浜松。しかも夜の12時近く。どうしようもありません。

まずは一縷の望みを託し徒歩10分くらいのところに見つけたセブンイレブンで買ったボタン型電池(ちなみに電池の入れ替えに使うドライバーはお店で貸していただけて感謝)を入れて試してみましたが、結果はアウト。全く反応なし。

※今思えば当初「濡れた状態で通電させる」という最悪なことをやってしまっていました。これをせずに完全に乾き切ってから電池入れ替えていればセーフだった可能性も若干あるかなと。

夜も12時を過ぎていたので、いったん車はその場に置いてタクシーで浜松の家に帰宅することにしました。タクシー代もけっこうな料金です。痛い。

翌朝新幹線でスペアキーを取りに戻りました

タクシー内で夫婦会議をした結果、僕が翌朝スペアキーを取りに川崎まで往復することになりました。それが最も早く効率的に、そして最も安価に事態を解決できる手段であると判断。

仮にレッカーで浜松の整備工場に入れたとして、片道のレッカー代は自動車保険から(等級が下がることなしで)出ることは確認済みでしたが、整備工場での修理にもし時間がかかるようなら浜松から川崎までレッカーするか、もしくは一度川崎に帰って再度浜松に車を取りに来る手間がかかってしまいますし、何よりスペアキーがない以上は結局クルマ側のコンピューターやキー全体の交換が必要=けっこう高額となる可能性が高いと聞いていたため、それを避けるためにはどう足掻いてもスペアキーが必要になると思ったからです。

てな訳で翌日も車を使いたい事情があったので、僕が朝一始発のバスで浜松駅に行き川崎の家まで往復してまいりました!

品川駅から家のドアまでが早いと15分という我が家の利点を最大限に活用(^_^;)。品川に9時について、横須賀線に乗って家に行ってスペアキーを取って、品川10:10の新幹線にまた乗るという強行スケジュール!おかげで午前中に浜松に戻ってくることができました。新幹線代は痛いですが致し方なし。。

iPhoneの充電やばし。なぜなら・・

新幹線はいまどきiPhoneのSuicaで乗れるのですが、この日焦ったのはiPhoneの充電が残り少なかったこと。なぜなら前日の水没により夜の充電がされていなかったからです。

知らなかったのですが、iPhone 12には水没した形跡があると(何らかのセンサーが入っているのでしょう)端子等が完全に乾き切るまでの間、充電を強制OFFにする機能が備わっているのです。充電ケーブルを差しても「完全に乾き切るまで充電できません」と警告が出てきます。前日夜寝るときの充電時にはそのことに気づかず。。

※検索すると「緊急なので無視する」という選択肢を備えたバージョンも見受けられましたが、僕の場合それは出ていませんでした。

僕のiPhone 12 Pro Maxは電池持ちがすごく良いのでこのときは助かりました。前日まる1日使って、たきや漁で写真や動画もたくさん撮って、それでも翌朝30%残っていたからです。とは言え30%。もし途中で切れたら新幹線の改札を通れなくなるかもと思い(実際はどうにかなるかもですが)少しヒヤヒヤでした。

幸い川崎の自宅に着いた時点では上記警告が出なくなっていましたので、モバイルバッテリーを繋ぎ充電しながら戻りの新幹線に乗ることができました。

その他、水没の余波

財布も水没しましたが、お札がまったく入っていなかったこともあり(^_^;)、あまりダメージはありませんでした。唯一、財布の内部に貼り付けておいたMAMORIOという紛失防止タグが機能しなくなりました。(もっとも少し前に電池が切れていた可能性もあるため水没が直接原因かはわからず)

と、言うわけで息子の転落はまぁ笑い話となっている今日この頃ですが、その後の車のキーにまつわる大騒動と大出費は非常に痛い思い出となってしまいました。まぁそこまで含めても笑い話ですかね。

というわけで皆様、車の電子キーの水没には重々注意しましょう!ではまた。



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