先日(緊急事態宣言の前になりますが)、浜松で"たきや漁"を体験してきました。たきや漁とは浜名湖の伝統的な漁法。夜の湖に灯りをあててそこに来た魚やカニをモリで突いたり、網ですくったりします。獲った魚は湖上いかだのレストスペースで料理してもらって食すことができます。もし魚が余ったら当然お持ち帰り可能です。
我々が体験した日は運悪く湖がにごり気味で良いコンディションではありませんでした。担当の船頭さんから当日朝に「今日は水がにごっとるだに、あんまり取れんかも知れんけど」とお電話いただきましたが、なかなか予約も取れませんしスケジュールもあるので決行してもらいました。
結果的には我々自身では魚をあまりゲットできなかった代わりに、船頭さんがカニやクロダイ、そしてウナギまでゲットしてくださいました!お腹いっぱい食べてお土産まで。感謝です。
実際に乗っていた船と、料理を食べたイカダ |
ワタリガニにクロダイ4枚、サヨリに浜名湖天然うなぎ!そして小魚たち |
息子、転落・・・
いきなりネタばれですが、この日最初のハプニングは息子の転落です(^_^;)。小さな船の甲板に立ってモリや網を構えるのですが、思っていた以上に足場が不安定で、かつ狭い。船の先頭には船頭さんが立ち、そのすぐ後ろ右側に僕、左側に妻、僕の後ろに息子が立つフォーメーションとしました。ちなみにもう1名90歳のおばあちゃんも参戦しておりますが基本ずっと座っていてもらいました。
ゲットタイム時の立ち位置の説明です(写真は移動中) |
魚が見えると船頭さんが「右行ったよ」とか「左行ったよ」と教えてくれます。それに反応して僕がモリで突こうとするのですが、なかなかうまくはいきません。ちなみにこの日の最初の魚ゲットは息子が網ですくってとったイワシでした。(イワシと言いつつ実はボラの小魚だったみたいで食することはできなかったのですが)
さてさて。
船頭さんが「サヨリ!左行った!」の声に従い妻がサヨリを突こうと狙ったのですが、どうもサヨリちゃんが遠かったようで妻が船上で大きくバランスを崩し、落下はまぬがれたものの尻もちをついてしまいました。そしてその際、その大きなお尻で息子にヒップアタック。息子を船外に吹き飛ばしてしまいました!(僕は目視してませんが、少し大袈裟に書いてます(^_^;))
僕の目には頭から湖に突っ込んでいく息子の影がうつりましたので、瞬時に僕も湖に飛び込み息子を抱えました。
たきや漁は底が目視できるぐらいの浅瀬でやるため、僕は足がつきましたし、息子も足はついていたようですが、それは結果論であり、ブログにも書いた先日の湖での事件もありましたので僕も飛び込むのが最善策だと判断しました。
突然のことにかなり驚いたようで、普段水に慣れ親しんでいる息子にも関わらずかなり大泣きしてしまいました。そりゃ夜の海に落とされるのってかなり怖いですからね。(みなさん暗黒の水の中で泳いだことありますか?ちなみに僕はあります。懐かしの夜のプール(^_^;))
僕が下から抱えて、上からは船頭さんから引っ張り上げてもらい息子はすぐに船上に。僕も船頭さんに引っ張り上げてもらってすぐに戻ることができました。
まぁなんと言うか、終わってみれば笑い話なのですが、気をつけないといけませんし心の準備そしてライフジャケットはとっても大事だなと思います。
この後、息子の希望もあり漁は続行。しかしなんと網を全紛失するという大失態。息子が持っていた網はまぁ仕方ないにしても左舷側(妻側)の網もドサクサに紛れて湖に落としてしまっていたという…。(最後、網の弁償を申し出ましたが、大丈夫よと言ってくださりました。感謝です)
というわけで以降は網なしでの漁となってしまいました。残念。。
このハプニングが起因となってもう1件重大なハプニングが引き起こされることに我々はまだ気がついていないのでした。。。
天然うなぎゲット!
船頭さんがモリでゲットしてくれました。かなりの大物。昨今はなかなかレアな魚種となっているようです。買ったらけっこうなお値段するのではないでしょうか?このウナギは船頭さんに捌いてもらったものを持ち帰り、家で鰻丼にして食べました。
天ぷらとカニのお味噌汁は美味かった、そしてお土産も
そんわけで、大きなハプニングがありつつも、非常に楽しく充実したたきや漁でした!
(後編に続く)
後編:浜名湖たきや漁(後編)車の電子キーは水没注意!
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