ライバル機種がいくつかあって少し悩みましたが、総合的に見てこれ以外の選択肢はありませんでした。
ライバル①【日本正規代理店品】 Withings ネットワーク対応 体重計 Smart Body Analyzer WS-50 ( Bluetooth Wi-Fi 機能搭載 / 超薄型 / 体重 / 体脂肪 / 心拍数 / 室内環境 ) ブラック 70023101
ライバル②タニタ 体組成計 インナースキャンデュアル RD-901-BK(ブラック) iPhoneアプリで健康管理/最小表示50g
ライバルたちと比べてオムロンが良いと思った理由は以下の3点です。
1.わずか4秒で測定完了!
ライバル①Withings社のものだと30秒かかるそうです。朝の貴重な時間、30秒間じっとしてるのは耐えられそうにありません(^_^;)。
2.測定結果を自動でネットにアップロード
自動というのが良い所。意外やライバル②などタニタの機種には自動アップロード機能を持ったものが存在しません。まずは手元のiPhoneアプリに転送する仕様です。
またオムロンの他機種でもあるのですが、NFC対応のAndroid端末を体重計にピッと近づけてデータ通信するケースもあるようです。いずれにしても一度スマートフォンに入れてから、だなんてどう考えても面倒くさすぎます。絶対続かない(個人的に(^_^;))。
3.充実した基本性能
日本製ということで測定精度には信頼感が持てます。ライバル①の最大の欠点は体重が200g単位でしか測定できないところ。今回買ったオムロンのは50g単位です。なおタニタの上位機種はより高精度に体脂肪や筋肉量が測れるデュアルスキャンと言った機能があるようで、そこにはちょっと惹かれていました、ハーマイオニーさん(奥様=魔女)が。
また当然のように
・体重計に乗ると自動で電源ON
・誰が乗ってるかを自動で判別
・一定時間経つと自動で電源OFF
と言った、今どきの機能はついております。
ネットで測定結果が確認できて便利です
専用アプリもありますが、それでなくても普通にネットから見られるのが良い所。こんな感じです。
![]() |
グラフ。見たい項目を選択できます。あとメモも見られる。 |
![]() |
こちら記録されている全項目。 |
結果はファイルに出力してダウンロードもできるようです。CSV形式なのでエクセルで開くと便利です。
3週間使ってみての感想
まずは良い点から。
とにかく4秒計測というのが非常に良いです。ホント一瞬。以前使っていたタニタのだと10秒ちょっとかかっていたのですが、その差は心理的面倒くささの溝を埋めるに十分意味のある差です。(別にタニタが嫌いなわけではありませんので!)
そして結果をいつでもネットで確認できるのは素晴らしい。
当然ですが、ハーマイオニーさん(奥様=魔女)の測定結果は僕には見られないようになっていますよ。
そして悪い点、というか是非改善をお願いしたい点。
ネット上のサービスが超絶分かりづらい。ドコモのサービスである「わたしムーブ」の会員にならないとオムロン独自の「ウェルネスリンク」が使えないのがかなり難解。そしてそのあたりの説明は外箱にちょろっとしか書いていない(しかも外箱の情報は古く今とサービスの名前が異なる。その辺含め取扱説明書では見た感じ全然触れられていない)。
そして「ウェルネスリンク」では無料だと6ヶ月間しかデータを保管してくれないということが、何処にも書いてない。ネット上にしかない「有料プレミアム版」の説明を見てはじめて「ありゃ?無料じゃなかったの!?」と気づく。騙されたような気になります。これはかなり心象悪いです。気をつけないとマクドナルドみたいになりますよ。
これは瑣末なことですが今どきフラッシュでグラフ書くのはやめませんか?iPhoneから見られないのは悲しい。(iPhoneアプリの「からだグラフ」から見ればいいって?だったら6/6s Plus画面対応くらいしましょうよ。未だにやってないのはやる気ないからですよね…。)
あと本体の物理ボタンが小さすぎて押しづらいです。特許がらみの制約なのかなと勘ぐったりもしますが、特に電源OFFボタン。もうちょっと足の指で自然に押せるようにしてほしい。放っておいても電源切れるのはわかりますが、電池もったいないじゃないですか。
それに無線LANでネットに接続するのは電源OFFのタイミングなので、たまに通信に失敗してエラーになった場合は手で再度電源入れてデータ再送させたいので、その意味でもさっさと電源OFFにしたいのです。(うちの洗面所は無線LANの届きがギリギリなのでたまに通信に失敗してエラーになる。再送信するとだいたい成功する。ちなみに本体内で20回分くらいはデータを貯めておいてくれて仮に通信失敗しても次回以降まとめて送ってくれるという機能があり、ありがたい。)
それにしても
タニタにしてもオムロンにしても、インターネット社会への意識がここまで低くて今後大丈夫かなと勝手ながら心配になります。せっかく信頼性のある魅力的な製品群も、今後インターネットにつながっていかなければ「不便さ」によってきっと競争に負けてしまいます。体重計なんてまさに典型的だと思うんですよね。
フランスのWithings社が無線LAN体重計を出してから3年以上たちますが、これまでの間、そういうイノベーティブな製品が日本の会社から出てきていないのが本当に心配です。タニタやオムロンのようにベースの技術がしっかりしている企業からすれば、見渡すかぎりのブルーオーシャンなんじゃないかと素人目には見えるんですがどうなんでしょうかね?もったいない。
何にせよ、もうちょっと頑張ってほしいところです。とりあえずクラウド上のデータにアクセスできるAPIを公開して野良技術者に面白いサービスを開発してもらったらどうでしょう?
とにかく
そんなわけでこちらの体重計、自信をもってオススメできます。レコーディング・ダイエットなんって空虚な言葉も最近流行っているようなので(毎日測るだけではやっぱりやせない(^_^;))、そういう意味でもいいんじゃないでしょうかね。ではまた!
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