代表的なところだと、ご飯を「まんま」、足を「あんよ」、車を「ぶっぶー」などなど。こういった赤ちゃん言葉=幼児語は僕にとっては全く自然で普通のことです。僕の親も使っていたと思いますし、ハーマイオニーさん(奥様=魔女)のご実家でもそうだったはず。ハーマイオニーさんも積極的に赤ちゃん言葉を使っています。
ところがこういう幼児語は「成長したときに言葉を新たに覚え直す必要があるので無駄」「子どもは大人の言葉を学ぶので大人が幼児語を使うのはNG」といった考えの人もいるそうです。
色んな考え方の人がいるものですね。
もちろん何が正解かなんて僕は知りませんが、僕はまず僕の肌感覚において赤ちゃん言葉は良いものだと感じています。あえて言葉にすると赤ちゃん言葉の良い点は以下の3点。
1.早い時期からコミュニケーションが活性化できる
2.その結果として語彙力が増える
3.脳に関連性のシナプスを構築できる、と思う
赤ちゃんにとって「自分が発音した音声」は、大人がそれをリピートして目を見て理解を示すことによってはじめてその子にとっての「言葉」になるのではないでしょうか。
赤ちゃんが(想像上(^_^;))勇気を出して発声した「アンヨ」という言葉に対し、大人が足をとって「アンヨだね〜!」と笑顔で返してあげてはじめて「あ、オレの体のこの部分は『アンヨ』で正解なんだ」と思うと思うのです。
逆に赤ちゃんがアニメか何かの猫を見て「ニャーニャー」と言ってるのに、大人が「あれは猫よ」と言ったって赤ちゃんには意味不明ですし、せっかく自分の中にできかけた「あの生き物=ニャーニャー」という関連性の正否が確認できず自信が持てないのではないでしょうか?
僕からすると「あれは猫よ」と否定で入るのはちょっとイヤです。コミュニケーションは楽しくいきましょうよ、と。
赤ちゃんの発声しやすい赤ちゃん言葉を使うことで、赤ちゃん言葉を使わない場合よりも、コミュニケーションは明らかに円滑に進むはずです。その分たくさんの語彙を身につけることができることでしょう。語彙が増えればコミュニケーションも活性化しますし良循環です。
これについてはワシントン大学とコネチカット大学が26人の1歳児に対して実施した調査結果で明らかになっています。去年か一昨年に日本語のニュースサイトでも紹介されていました。
Baby talk helps infants learn language faster - Telegraph
いい感じで日本語で紹介してるのがこちら
語彙力が3倍に!? 子供に“赤ちゃん言葉”で話しかけるメリット | パピマミ
要は2歳になったタイミングで比較して赤ちゃん言葉を使って育てたグループの方がそうじゃない方よりも語彙力が3倍だったという研究結果です。
僕が調べた範囲では同様の調査結果が2005年にカーネギーメロン大学からも出ているようです。
Baby Talk May Help Infants Learn Faster
ところで「parantense」という赤ちゃん言葉を意味する造語?は面白いですね。親センテンス、的な。(センテンス・スプリングとは全然関係ない)
去年の節分。本文とはあまり関係無し(^_^;) |
脳に関連性のシナプスを
僕は専門家ではないので単なるイメージで話しているのですが、脳の活性化にとって大事なのは様々な事象を結ぶ関連性や多様性なんじゃないでしょうか?
大人の我々だって、頭の中で新たな「関連性」を作れた時に「そうか!そういうことだったのか!」と頭が良くなったように感じるはず。何かと何かが結びつくことで理解は生まれます。
幼児の時に「ニャーニャー」と覚えたその生き物の名前が「猫」だと知った時、それは脳の中に関連性のシナプスが生まれた瞬間です。(あくまでイメージですが(^_^;))「ニャーニャー」を覚えることが無駄だっただなんて、僕の素人考えでは全く思えません。
シノニム(類語)が豊富でメタファー(例え)が巧みな人は例外なく頭がいいんじゃないかと僕は思います。脳の引き出しをスパっと開けて適切な表現を見つけたり、相手に合わせて言い直しをできる人は優秀です。そういう人は脳の中の関連性のシナプスが人より多いのかも知れません。
脳の中の関連性の繋がりは無限の森のように広がっていくはず。幼児のうちからその基礎を作ってあげたいと僕は思います。スタート地点をなるべく高めに持って行ってあげたい。低めの球よりも高めの球を打った方がホームランになりやすいんですから(^_^;)。
最後に本音
「赤ちゃん言葉は良くない」派の人って、本当は大人の自分が赤ちゃん言葉を使うことがハズカシイだけなんじゃないでしょうか?だとしたら…ちょっともったいないですよね。
以上、僕の素人考えでした。皆さんはどう思いますか?ではまた!
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