2011年5月21日土曜日

ベルリンフィルを指揮するのは小澤さんについで2人目、じゃないよね

テレビのニュースを見てたら佐渡裕さんの特集をやってました。まさに今日からベルリン・フィルハーモニーの定期公演で客演するのでそれに関連して。

その放送がひどかった。ひどかったので書いてみます。

ところでテレビのニュースって「ある程度自分の知っている分野」について、「これはひどい」と思うことが多いですよね。要約する技術が大雑把すぎるからだと思うんですが、どうにかならないものでしょうか?例えば「『ドラゴンボール』は遠い星から来た宇宙人が地球を守るために大活躍するマンガです」みたいな。そんなこと言ったかは知らないけれど。

まず特集では記者と一緒に佐渡さんの母校に恩師を訪ねます。そして

「恩師の先生の影響で音楽家を目指すようになりました」

みたいなことがナレーションで流れました。これ正しくないですよね。僕は佐渡さんが好きなので著書の「僕はいかにして指揮者になったのか」を何度も通読していますが、それによると佐渡さんは幼い頃から声楽家だったお母様から音楽の教育を受けています。その辺の説明は全くなし。少年合唱団のときの写真とかは使ってるのに。

「せっかく恩師を訪問してるんだから『恩師の影響で』ってまとめた方が美しいじゃん」

みたいなテレビ側の意図が透けて見えます。見た目だけ美しくまとめるためだけに大事な内容を端折ったり、ねじまげたり。テレビの報道ってそういうのが少なくないですよね。

極めつけはこちら。

「ベルリン・フィルを指揮するのは小澤征爾さんに続いて2人目です」

この言い方はネットのニュースでもよく見かけますが、間違いです。

僕が好きな小泉和裕さんだって1975年にベルリン・フィルの定期演奏会を振っておられます。ベルリン交響楽団とかじゃないですよ。検索すればすぐ分かります。

他に岩城宏之さんや若杉弘さんも振っておられますし、きっと他にもいるんじゃないでしょうか?

佐渡さんは人気ありますし(たぶん今、小澤征爾さんの次に知名度のある指揮者なんじゃないでしょうか?)、これを機に多くの人にクラシックを知ってもらおう!的な啓蒙的な思いで製作したのかも知れませんが、ウソはいけませんよ。

ベルリン・フィルデビューというせっかくのおめでたいニュースなのに、こういう報道を見ると不必要にイラっとしてしまいます。そういう人多いんじゃないでしょうか?

そんなこととは関係なしに、素晴らしい演奏会になることを祈っています。

6/11(土)NHK BSプレミアムで演奏会の様子が放送されるそうなので楽しみです。(他にドキュメンタリー番組もたくさん放送されますが、それらがちゃんとしたものであることも祈ってます。)


小澤征爾さん・バーンスタインさんらとの出会いや、指揮者コンクールの話などまるで「のだめ」みたいです。(「のだめ」の参考書籍にも入ってる!)クラシック好きでもそうじゃなくても楽しめること間違いなし。是非!


0 件のコメント :

コメントを投稿