あなたは組織に従う人ですか?それとも組織に立ち向かう人ですか?
なんて聞かれても時と場合によるので何とも答えられません。僕個人は傾向として「組織に従う」方が強いかな、と。日本人的なのかも知れませんね。
それに関連して、ようやっと落ち着いてきましたが貴乃花親方と相撲協会の件、あれは結構世論を二分していたように思います。
・貴乃花親方は組織に従うべき(A)
という意見は会社組織を愛する年配者に多い、みたいな記事もありました。(ホントかなぁ?)
・貴乃花親方は自分の責任感・正義感で毅然と行動した(B)
という意見も一方であります。従うべき組織が腐敗してると考えてるならば、それも合理性のある選択です。
どちらが正しいかなんて僕にはわかりませんが、このAとBについて考えるとき頭に連想されてくるのはNHK受信料の話です。
・NHK受信料の支払いは決められたルールだから従うべき(C)
という人もいれば
・あんなルールはそもそも間違いだ。だから受信料は払わない(D)
という人もいます。
このNHK受信料問題と貴乃花問題を並べて見てみると、一見
・A=C(組織やルールが絶対、的な)
・B=D(自分で考えるほうが偉い、的な)
のように言葉ヅラだけ見てみると思いますが、でも皆さん必ずしもそうじゃないんですよね。たぶん。そこが面白いなぁと。
※正しいか正しくないかは興味の対象外なので言わないくださいね。
僕が選ぶのはBとCです。
貴乃花問題では、組織やルールを絶対視しないことを良しとしていますが、NHK受信料はルールをほぼ盲目的に正しいとしています。アベコベっちゃあアベコベですね(^_^;)。
ですが人間ってそんなものです。全ては程度問題。白黒ハッキリしないのが普通なのでしょう。白黒つけないカフェオーレ。僕だってNHKがものすごい悪だ!と思ったら受信料払いたくないでしょうし、貴乃花さんは現役時代のイメージから勝手に良い人だと思ってるだけかもしれませんし。
ただ言えることは「この組織は(このルールは)間違っている!」と声に出すことって、ものすごくハードルの高いことだということです。勇気のあるなしとは関係なく。だってそんなことを言う自分は何様か?ってことじゃないですか。
だいたい人ってみな井の中の蛙なわけです(^_^;)。全てについてプロ、なんていないわけで。ほ素人目線で???でもプロからみたら意味のあることなんていくらでもあるわけですからね。
車の運転だと例えば左折時に左に寄らない人がいたとして「そんなの意味ないじゃん!」とか言うならば、それは低いレベルで自分のアホさを宣言してるだけなのと同じです。
少なくとも自分の井の中の蛙さに気づかずにアホ宣言をするようなことは謹んでいきたいなと、そう思いました。もういい年なので(^_^;)。ではまた。
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