武蔵小杉で保育園(後編)加点とコネ

※ハーマイオニーさん(奥様=魔女)からの寄稿(^_^;)です。

さてー。
前回からの続きです。
カモノハシ通信3: 武蔵小杉で保育園(前編)

最近はだいぶ保育園にも慣れ、朝も(あまり)泣かなくなりました


繰り返しになりますが、これは2015年度に武蔵小杉周辺で認可保育園に入園した子供を持つ、あまり勤労意欲の無い、基本的にめんどくさがりである親の、偏見に満ち溢れた無駄話の多い、上から目線の「武蔵小杉保育園入所マニュアル!」的な?記事です。

出来る限り長く育休を取得してから復職したい親向けです。




加点の話


保育園への入所の査定は、両親の就労状況や家庭環境を点数化して、その点数の高い家庭から優先的に入園OKになります。どんどん点数が加えられていくので「加点」と呼んでますが、何となく「加点」と聞くとフィギュアスケートのGOEを連想します。

関係ないけど真央ちゃんの復帰うれしー!
グランプリシリーズは絶対にテレビで観るよ!

※夫からの注釈
ジャパンオープンのチケットとるとか言ってます。いくらするんだ!(^_^;)

で。

この点数ですが、両親共働き、フルタイムor時短、片親家庭・・・等様々に区分されております。

親の親、つまり子にとっての祖父母が近くに居住されていると減点されたり、姉・兄が既に入園していれば優先的にその保育園に入れたりします。(この辺は区役所で配布している冊子をご参考にして下さい)

また、認定保育園に入れなくて、認可外の保育所に預けて働いています!っていうのは加点されますから、加点目的で預ける人もおられます。

育休延長も加点対象に!(川崎市の場合)


とはいえ、武蔵小杉じゃ認可外ですらそう簡単に入れないんですから、仕方なく育休を延長している人は加点も貰えなくて、次回の選考の時また不利になるんじゃ・・・と思っていたら、2015年度入所の選考から、加点基準が変更されました!

育休を延長した人も、認可外に預けていた人と同じだけの加点を貰えることになったんですよ。

いやー、これは大きい。これで、今後は「認可保育園に預けるために(加点を貰うために)、育休を切り上げて認可外の保育園に預ける」という選択をイヤイヤする方が減るのではないでしょうか。

これ、認可外の保育園にとっても迷惑だったんじゃないでしょうかね?一年ちょっとでコロコロと人が変わるし、認可保育園の入園発表時には色々と問合せやら手続きやらで忙しかっただろうし。

でも、育休延長も、認可外への預け入れも同じ加点になるならば、無理に預ける人は少なくなると思うんですよ。もちろん、仕事に復帰したいから預ける人はおられるでしょうけれど…。

ワタクシもこの加点を知る前は、「認可外に預けないと、4月からの復帰は難しいかも…」と頭を悩ませておりました。

まぁ、早々に「成る様にしかならん」と認可外保育園を探すことを辞め、「入園できなかったら坊ちゃんと長く一緒に過ごせるからラッキー!」と考えを変更させていましたが。

4月中に育休終了も加点に(川崎市の場合)


あと、ワタクシが受けた加点は「4月中に育休が終了」っていう項目だったかな?確か。

ここが面白いというか、奇妙な点でして、

例えば3月に育休が終わってしまう→だからせめて4月には保育園に入れたい!

という状況はなぜか不利になる。というのも、

育休が終わってから4月の入園までの期間、保育園に預けなくても大丈夫なんですよね?だったらそのままでも大丈夫でしょ

っていうことになるらしい。

・・・おいおいおい!!

お相撲さんの突っ張り並の突っ込みを入れたい気持ちになりますが、乱暴かつ判りやすく言うとそういうことらしい。

あと、5月以降に育休が終わるっていうのも加点にはならないですよ。

あくまで、4月に育休が終わる、っていう条件。

これは推測ですが4月に育休が終わるってことの方が、5月以降に終わる人よりも切迫度が高い、という扱いなのかな、と。5月以降だと、まだ育休期間が残ってるから、4月の人よりも余裕があるよね?って扱いかと。

会社と相談して4月復職に


ちなみに、育休期間がどれだけ残っていようとも、4月に保育園に入所することになったら、4月中に復職しなくちゃならないですよ。

この加点条件、色々とおかしいから多分いずれ消えるような気がしないでもないですが、ワタクシは利用させて頂きました。

ワタクシ、実は育休を延長しておりましたが、その延長期間はもともと3月の半ば頃で終わる予定だったんですよ。で、区役所に行って申込用紙を貰って、書き方の説明を受けているときに、何気なく「3月の半ばで延長期間が終了するので、その期間を書けばいいんですか?」って質問したんですよ。

そしたら、4月よりも前に育休が終わるのは不利になるって言われたんですよ。

その時は「えーーー!!」って思ったんですけど、よくよく考えると育休期間というのは、会社と相談して決めるもので、育休手当期間とは違うんですよね。

育休手当は、通常子供の誕生日の前々日、延長してそこから6か月の間、つまり大雑把に1年半の間支給されますので、支給終了と同時に復帰・・・って考えるかと思います。

ですが、現実にはそんなにうまくハマルわけないんですよ。支給期間を切り上げたり、もしくは支給期間を過ぎて、無給の期間があったりするわけです。

なのでワタクシは会社に相談して、支給終了と同時に育休終了としていた申請内容を、4月半ばに変更しました。もちろん、そうでないと保育園入所が不利になる、と伝えて。

会社には再三「武蔵小杉は保育園激戦区」であることを伝えアピールをしてきましたので、それが功を奏したのかあっさり了承&理解して貰え、申請書にも4月半ばで育休が終って復職する予定です、ってなことを証明して貰えました。

ワタクシがつけて貰えた加点は、多分これくらいかと。あ、あとは夫婦双方の両親が遠方である、という所かな。旦那さんは大阪、ワタクシは埼玉で、まぁ、ワタクシの方の実家は近いと言えば近いですが、だからといって何かあった時にすぐに来られる距離ではないですし、父はもうリタイアしておりますが70歳を超えてますし、まだまだ若い母は、現役バリバリで働いていて(ワタクシよりもはるかに収入が多い・・・)やっぱり保育できる状況ではないですから。

武蔵小杉では、フルタイムで働くお母さんが大勢おられるでしょうし、その上、兄・姉がすでに保育園に在籍していることによる加点を貰える人も相当数いるので、このわずかな加点がどれだけ有利に働いたかどうかは微妙です。

去年の9月。夫地元にて


「保活」って何なんだよ


話は変わりますが、ワタクシ「保活」って言葉好きじゃないです。

なんなんだよ、それは。そもそも何の略なんだよ!

・就活、はまぁ就職活動って言葉がベースにあります。
・婚活、も疑問ですが、妙齢のお年頃の方々の結婚へ向けての動きをオブラートに包んでいるような気がしなくもないので、まぁ良し。
・妊活、はこれもまた微妙・・・。不妊治療に真剣に取り組んでいるカップルをバカにしているんじゃないの?というような気がします。なんか、軽いんですよね、言葉が。「不妊治療」と「妊活」、結果は同じですが過程と覚悟が全然違う気がします。

で、「保活」。一番意味わからん。

保育園を見学しに行くことしかないだろうよ

見学しに行ったって、認可保育園は自分じゃ決められないんだよ!

希望を出すだけで、最終的な決定は役所がやるんだよ!

第1希望から第8希望まで出すけど、第1希望が優先されるわけじゃなくて、全部同列扱いなんだよ!

出来ることは、通わせたくない保育園を記入しないってことだけなんだよ!

えーと、ガラが悪くなりました。すみません。

今ちょっと調べたら、保活=「保育園に入所しやすい地域に引っ越す」とか「労働条件を変更させる」とか、なんか思っても無かった方向の活動が載ってました。つまり、前回の記事で載せた裏技的なテクニックを実行することなんですね。

いやー、武蔵小杉で引っ越しは無いでしょう。

だって、おそらくほとんどの方が「マンションを購入して引っ越してきた」方々ばかりですよ。そんな人たちがさらに保育園のために引っ越すなんて考えられない。

それに、既に「正社員」として働いているお母さんが多いんじゃないでしょうかね。これは体感的になんとなくそう感じているだけですけど。なので、フルタイムから時短に変更、ってのは有りえますが(ワタクシがそうしてる)、労働条件を変更させるって、どう考えても労基法に引っかかります!って話ですわ。

あと、「保活」の内容に、役所で資料を貰う、って書いてありました。うん、これ、当たり前ですね!

こんな当たり前の内容を「保活」って書くな!!

とまあ不平を言っておりますし、「保活」って言葉が嫌いだからって訳ではありませんが、我々夫婦は、保育園の見学を全くしませんでした。一つも。せいぜい、休日に散歩に行って、家からどれくらいかかるのか、とか、HPがあるならそれをチェックしただけ。

口コミとかもほとんどチェックしませんでした。

というのも、どこの保育園に入れてもさほど変わらないんじゃないか?と考えていたのと、なにより預かってもらうことが最優先なので、自宅・駅までの距離は気にしましたが、それ以外は贅沢を言っている状況じゃない、と思ったからです。

下手に「この保育園がいい!」と思い込んでしまうと、違う保育園に決まった時、ものすごーくガッカリ&預けたくない・・・とか思ってしまいそうですし。

よく「狙う保育園には何回か見学に行って、心証を良くした方がいい」、なーんて話を耳にしますが、ワタクシはそれは「デマ」だと思います。

いや、規模の小さい都市とかはわかりませんが…。

でも、首都圏でどこも保育園が足りない!って言っている現状で、そんなこと考慮しているヒマは無いんじゃないでしょうかね。っつーか、どこの保育園に振り分けるのかって、決定権は役所の方にあるわけで。

よーっぽど強力な縁故(例えば保育園のオーナーの親戚)でもない限り、たかだか数回見学に行っただけの人がそんな風に優遇されるとは思えないんですよね。そんな事を気にするくらいなら、もう何もせず天(=役所の判断)に任せた方がいいような。

まぁ、希望を出す保育園の見学は、したければすればいいかと。

でも、見学しなかったからと言ってそれが不利に働くことは無いと思います。

開園予定の保育園なんて、見学したくても出来ないわけですからね。

ただ、家~保育園~駅、のルートや所要時間の確認はした方が良いと思います。そうすれば、具体的に「ここの保育園はちょっと通園・通勤に不便」とか、「スーパーが近いから、意外にもここは便利かもしれない」と思える保育園があるかもしれませんから。

申込書に出す希望する保育園は、どの保育園に入園が決まっても通える、というのが大前提にあるので、通える保育園をなるべく多く拾い出す・・・という事の方が大事かと。幸いなことに、激戦区である武蔵小杉周辺には沢山の保育園が設立されましたし、今後も設立される予定のようです。

「コネ」を使って希望する保育園に入園させる親なんて、いたとしても精々毎年1~2人程度ですよ。

それならば、暑い季節に保育園めぐりをして気力体力を消耗させるよりも、親子で散歩程度にふらぁっと外観をチェックする程度の方が、精神衛生上良いように思います。

そんな我々夫婦の姿勢が正しかった・・・って訳では全く無く、川崎市が待機児童ゼロを目指して大量に保育園を設立させていた恩恵を受けて、我らの坊ちゃんは4月から保育園に通い始めました。

ようやく結論ですが


武蔵小杉周辺で、出来る限り育休を取得してから復職したい!という方は

・無理に認可外を探して預けるのではなく、最初の育休明けのタイミングで忘れずに認可保育園に申込み、不受理届を貰って育休を延長する

・延長した育休は、保育園に入園する【4月中】に終了する、ということにする。(会社との調整を忘れずに)

こう考えると、育休手当を最大限に貰って復職を目指す場合、子供は9~10月生まれの方が都合良いですね。ちなみに我が家がそうです(笑)それ以前だと無給の期間が発生します。まぁ、素ん晴らしい会社だと何らかの手当てをくれるかもしれませんが。

で、保育園選びのポイントは

・家からの距離よりも、駅までの距離を基準にした方が良い(結局保育園から通勤するようになるわけですから)

・見学に行っても希望する保育園に入園できるわけでは無いので、変に思い入れを作らない方が良い

・申込書に記載する保育園は、全て同列扱いの「入園を希望する保育園」になるので、無理矢理「通うのが大変な保育園」「通わせたくない保育園」を穴埋め的に記入しない

あと、これは気にするな!ってポイントですが

・見学に行っても行かなくても選考には関係しないので、行かなくても大丈夫

・コネ入園なんて、有って無きが如しのレベル。コネが無くても大丈夫

注意すべき点は

・育休延長させるための、最初の保育園の申し込みのタイミングを間違えない(←メチャクチャ大事)

・その為には、子供の誕生月の前々月には区役所にって申込書を貰ってくる

・4月入園申込の書類も、配布されたら早めに貰って熟読する(←大事)

・少しでも疑問に思った点は役所の人に質問する。ちゃんと回答してくれます。

・必要書類も色々と面倒なので早めに揃え、夫婦双方の会社にも早めに渡して書いてもらう

・提出期限を絶対に守る!

まぁ、こんな所でしょうか。

入園した後に気付いたのですが、役所の方々も闇雲に保育園を決定させているわけではなさそうです。というのも、同じマンションの人が同じ保育園に何人かいるんですよ。他にも、隣のマンションの人も同じ保育園にいたりしますし。なので、もし同じ年頃の子供を持つ方が同じマンションに居て、話をする機会が有ったらどこの保育園に通っているのか、どんな環境なのか、といったことを聞けるといいですね。同じ保育園になる可能性が大なので。

ふぅぅぅ。長くなりましたが、武蔵小杉の保育園事情2015はこんな感じでしょうか。

妊娠中から保育園に関して頭を悩ますことが多いかと思いますが、

・夫婦ともども正社員で働いている
・双方の親は遠方にいる

という条件があれば、多分大丈夫なんじゃないでしょうかね。楽観的ですが。

こんなダラダラ記事が何らかのお役にたてば幸いでごわす。

ちなみに、今通わせている保育園には、その保育内容・立地条件・施設、全てにおいて今の所大変満足しております。ではまた!

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