明日は最後の都響定期・結婚のきっかけ

2008年から続けてきた東京都交響楽団(都響)の定期会員。ひとまず明日がラストの演奏会です。最後が小泉さん指揮なのがそこはかとなく嬉しい。

来シーズンはこの定期とともに、こちらも2009年から続けてきた「作曲家の肖像シリーズ」のメンバーズ会員も取りやめますので都響の会員では一切なくなってしまいます。寂しいです。

お金がたくさんあれば問題ないのですが、そうでもないので…。



実は僕がハーマイオニーさん(奥様=魔女)と結婚したキッカケはまさに都響の定期公演なのです。

僕とハーマイオニーさんはもともと2006年からはじめたバイオリン教室で出会いましたが2007年に僕が教室をやめてからは疎遠でした。

2008年、オーケストラに興味を持った僕は、都響の定期会員に申し込みます。定期会員になると毎月の定期公演をずっと同じ座席で聴くことができます。野球のシーズン指定席みたいなもんですね。都響の場合、定期公演には上野の文化会館で行われるAシリーズと、赤坂のサントリーホールでのBシリーズがありますが、僕がとったのはBシリーズ定期。サントリーホールの3列目14番という席を確保してもらいました。

そしてむかえた最初の2008年度定期公演、4月30日。指揮はこの年から都響のプリンシパルコンダクター(首席指揮者的ポジション)に就任したエリアフ・インバル。曲は「千人交響曲」として有名なマーラーの交響曲8番。ものすごい大曲です。

僕は自分の席3列目14番に座って開演を待っていました。するとそこに現れたのが1年ほど会ってない(そしてこんなことがなければ、その後も会う機会はなかったであろう)ハーマイオニーさん。

彼女もなんとこの年から都響のB定期会員になっていたのです。座席は3列目13番。

これが僕とハーマイオニーさんとの結婚のキッカケ。世の中一寸先は闇ですね(^_^;)

全然フィットしてないという…(^_^)

2010年に僕たちは結婚しましたが、都響の定期会員はずっと継続してきました。継続なので座席はかわらず3列目13番と14番。バイオリンの音がひときわよく聞こえる素敵な座席です。

数々の名演が我々の心に刻まれてきました。舞台から近いため、コンサートマスターの矢部さんや、数々のソリストさん達のリアルな音や表情に心酔してきました。もちろん指揮者の情熱にも。

あまり最前列近くから「ブラボー」を叫ぶ人は多くないと思うのですが、たまに都響の公演でそれが聞こえたなら、それはたぶん僕でした(^_^;)。

そんな都響の定期公演を、3列目13番14番の座席で聴くのは(とりあえず)明日が最後です。

もちろん会員はぬけても、今後も都響はずっと贔屓にしていきます。気になる演奏会があればチケットを買って出かけていくでしょうし、あと来年3月のB定期、インバル都響のマーラーチクルス最終回のマーラー9番のチケットはもう確保してます。いつかまた状況が落ち着いたら、ふたたび定期会員になりたいです。

明日は慣れ親しんだ小泉都響。都響が最も美しさを発揮するのが小泉さん指揮のときであると僕はずっと前から確信しています。曲はカルミナ・ブラーナ。声楽のソリストと合唱団つきの大曲。非常に楽しみです。

でも明日、予定では会議が19時まで入ってるんですよね…。カルミナ・ブラーナまでには絶対に駆けつけたい…。(1曲目はモーツアルトの交響曲40番、無茶苦茶残念ですが、こちらは諦めています。とほほ。)

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