なので今回の世界選手権も後日放送されるJ-SPORTS版を見直すことになるのでしょう。でも実際J-SPORTSの方の解説者は本当にプロフェッショナルで見ていて勉強になるんですよ。
で、今日の女子フリー。キムヨナさんの演技はもう圧巻でしたね。テクニカルも、プレゼンテーションも圧倒的1位であることに全く異論はありません。今回見ていて、スケートがもっとも芸術的だったのがキムヨナさんでしたし、もっともハイスキルだったのもキムヨナさんでした。僕が見て。文句ありません。
GOE女王
そんなキムヨナさん。こちらのPDFを見て頂いたらわかりますが、GOE(出来映え点)がハンパありません。例えばコストナーさんの前半のジャンプも比類無く素晴らしかったのですが、GOEが全然違います。
www.isuresults.com/results/wc2013/wc2013_Ladies_FS_Scores.pdf
浅田真央ちゃんにはいくつか明らかなミスがあったので、比べても無意味なのですが、GOEの収支でいうと
キムヨナさん …プラス16.51点
浅田真央ちゃん…プラス 3.66点
こりゃ勝てないですよね。ちなみにGOE抜きの基礎点は、今回のプログラムの場合
キムヨナさん … 58.22点
浅田真央ちゃん …62.30点
コストナーさん …50.75点
真央ちゃんがいかに難しい要素をこなそうとしているのかが分かりますね。
ただ確かにキムヨナさんのルッツジャンプは本当にすごいですよ。ルッツって真央ちゃんが苦手なジャンプで、飛ぶときに足首をグキってやって外側に体重掛けて飛ぶやつですが、単独3回転ジャンプの中では基礎点の最も高い、稼ぎ頭。コレを確実に決められるキムヨナさんは強いです。
まさかの10点満点連発
ただ納得いかないのがプレゼンテーション。5コンポーネンツってやつですね。要は芸術点だと僕は理解していますが。
「技と技との繋ぎ部分」とか「音楽の表現度」とかの5項目を、審査員がそれぞれ10点満点で採点した平均が得点となります。前回も書きましたが、最大の問題はどの審査員が何点を付けのかが不明な点。そして完全に「印象」でのジャッジとなっている点。
今回のキムヨナさん、なんと何人かの審査員がいくつかの項目で10点満点を付けています。上に貼ったPDF見てもらえばわかりますが。
昨日の男子パトチャンやデニステン君でも10点なんて1項目ももらえてないですよ。
確かに美しい演技だとは思いましたが、10点ってのはどうなんでしょうかね?審査員の名前を出せばいいのに。
と、若干の文句を言ってますが、今回のキムヨナさんはすごかったです。本当に美しかった。
どうかフィギュアスケートの点数付けがもうちっとオープンになってくれることを望みます。ではまた!
0 件のコメント :
コメントを投稿