2007年11月25日日曜日

写真の補正

昨日はイナガキ君・レイコさんの結婚式でした!ってことはあえて今回は書かずに、写真の撮影と編集のことについて書いてみます。

よく「デジタルって心がこもってないよね」って話を聞きます。確かに色んなものがデジタル化の恩恵を受けて、人間にとって楽な方に楽な方に変化していってます。例えば年賀状とかがそうですが、筆を使って直筆で年賀状を作る人から見ると、パソコンでぴやーっと作ったりする人とか、ましてやメールで済ませちゃう人なんかは「デジタルでラクしやがって」って思っちゃいますよね。

でも僕は思うのですが、そういうのって結局はその人の心しだいであって、デジタルとかアナログとかってのはあんまり本質とは関係ないのではないでしょうか。僕が完全にデジタルよりな人だからそう思うのかもしれませんが、デジタルだって心をこめて作業をすれば結構大変です。ラクをしようと思えば超ラクができる反面、凝り出せば超凝れてしまうのが、デジタル作業です。例えば写真。

IXY Digitalで撮影してるころはまだ良かったんです。デジカメまかせで十分満足のいくキレイな写真が撮れますし、その後の編集作業だってせいぜいガンマ補正して、シャープをかけて、トリミングをして、とその程度です。(それだって普通の人はそこまでしない?)

これがデジタル一眼レフになると、可能なことが増える分、やりたい作業もすごく増えます。いや、もちろんこだわらない場合は、全自動モードで撮影したらそれで終了なんでですけどね。ここでは僕のこだわり写真編集について、ちょっと自慢げ?に披露してみます。なるべく簡単に…。

まず撮影はすべてRAW形式です。普通のデジカメだとJPEG形式なのですが、JPEGが現像後のネガフィルムだとすれば、RAWは現像前のネガフィルムです。JPEGで撮影すると、実はカメラが内部で自動的に画像を補正してその結果がJPEGファイルとして記録されているんです。RAWだと自動補正は全くなし。後で自分で画像を補正することが前提です。ちなみにEOS Kiss Digital Xの場合、1枚あたりのサイズがJPEGだと3~4MBなのに対してRAWだと9~10MBです。

あと撮影のときのこだわりとしては、ISO感度とか、レンズ選択とかいろいろあるんですが、語り出すとキリがないから割愛。ちなみに今回、レンズは主にタムロンのAF17-50mm F/2.8を使いました。こないだキヤノンの手ぶれ補正つきレンズEF-S18-55mm F3.5-5.6 ISを購入したのでそちらも試したのですが、やはり室内で動きのある被写体の場合はF値が明るいのに勝るものはないですね。タムロンの圧勝です。

ちなみに僕程度の腕だと、結婚式・披露宴の写真では10枚とって1枚使えるかどうかです。9枚は失敗写真になってしまいます。だからとにかく数を撮りまくるしかありません。ちなみに9枚の失敗写真のうち、後の画像補正で2~3枚は救われます。そんなわけで今回撮影した写真は全部で4GB分です。

さて家に帰ったらまずはRAW形式のまま全ての写真を一通り見ます。RAW形式のファイルはWindows標準では見られないため専用のソフトを使います。僕はWinCCDっていうフリーソフトを愛用しています。1枚1位枚拡大してみたりして、あきらかに救いようのない失敗写真はこの時点で切り捨てます。

そして画像の補正作業です。キヤノンだと純正のRAW編集ソフトとしてDPPってのが付いてるんですが、僕が愛用してるのはSILKEY PIXってソフト。機能に制限はありますがフリー版でもそこそこ使えます。(今回は製品版を使いました。)これで1枚ずつ補正・調整していくのですが、主な作業項目は以下の6点です。

��.ホワイトバランス
これは重要です。色のトーンがここで決まります。この調整しだいで、例えば、写真が朝になったり昼になったり夕方になったりします。大抵はSILKEY PIXのオート調整を使いますが、気に入らないケースもよくあるので、その場合は他のパラメータをチョイスします。それでも気に入らない場合は色指定といって、基準となる白色の場所を写真の中からみつけて選択することで調整します。今回はなぜかツジタ君のワイシャツの袖部分を基準にするとちょうどよい自然な色味になるケースがよくありました。ツジタ君ありがとう。

��.露出
撮影時にも気にして調整しますが、後からでもけっこう柔軟に補正可能なのが露出。要は写真を明るくしたり、暗くしたりすることです。顔が影になってる場合はプラスに補正して明るくしたりします。

��.ノイズ除去
露出とトレード・オフの関係にあるのがノイズ。写真を明るくしようとすると、宿命的にノイズが増えます。同様の事はカメラのISOの設定でもあって、ISOを400とか800とかにすると、シャッター速度を早くできてブレを防げたり動きを止めたり出来る分、ノイズが増えます。キヤノンのカメラの場合もともとノイズが少なめなのですが、それでも新郎新婦の顔とかはなるべくキレイに見えるようにしてあげたいものです。なのでなるべく自然な風にノイズを除去します。ただしあんまりノイズ除去を利かせすぎると、細部がつぶれてのぺーっとした写真になってしまいます。

��.シャープネス
画像をよりクッキリさせるのがシャープネスです。これをやるのとやらないのでは、全然写真のきれいさが変わってきます。また強さを調整することも必要で、あまり強くしすぎると不自然になったり、ノイズが増えたりします。

��.傾き
僕の撮る写真はほとんど傾いてます。ので、垂直なラインや水平のラインを頼りに画像を回転させて、傾きを補正します。

��.トリミング
第一段階はあまりやらないのですが、画像を切り取ることです。画像を切り取ることでよりカッチョ良い構図を実現します。

他にもこだわりだすとキリがないくらい、画像補正は奥が深いです。僕なんかまだまだペーペーです。センスもないし。で、最後にJPEG形式に変換して終了。

一度経験するとわかるのですが、JPEGファイルを元にして調整するのと、RAWファイルを調整するのとでは、出来や作業性が全然違うんですよね。

そうしてできた写真が例えばこんな写真。常識的に考えればあきらかに露出オーバー(明るくしすぎ)なんですが、あえてそうしてみました。

いながき結婚式


そんなこんなで今、ちょうど100枚目の補正が終わりました。あと50枚ほどあるので頑張ります!こういうのって写真が好きじゃないとできないよな、我ながら…。

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