マイコプラズマ肺炎の日々(1)

息子がマイコプラズマ肺炎になりました。幸い今はすっかり回復して保育園にも復帰できていますが、回復まで実に2週間かかったので我々共働き家族にとってはかなり大変でした。誰かの参考になればと思いつつ、家庭の記録の意味で書いてみます。

長くなったので2回に分けました。まずは前編です。

前編のポイントとしては
・夜間診療でマイコプラズマ肺炎が分かって良かった
・日中大忙しの小児科では原因判明が遅れていたかも知れないな
ということです。

Day1. 1月25日金曜日

夜就寝時にハーマイオニーさん(奥様=魔女)は「息子の体がやたら熱いな」と思ったそうです。子供って眠くなると体が熱くなるので、そのときはその延長上と思ったそうなのですが、今から思うと熱が出始めていたと考えられます。

Day2. 1月26日土曜日

夜中2:00頃に息子の咳が止まらず起床。心配になって熱を測ると37.9度。その後どうにか再就寝するも朝7:00時点でも熱は下がらず。この日は保育園のお楽しみ会。練習してきた劇の発表会だったのですが、さすがに「熱さましを飲ませて保育園に連れていく」なんてことは当然できず無念の欠席。インフルの可能性もありましたからね。

この日は徐々に熱も上昇。夕方には39.2度までいったので翌朝インフル検査を受けることに。

熱とともに咳も激しさを増し、非常につらそうでした。

Day3. 1月27日日曜日

日曜日もやってる小児科(かかりつけではない)に、オープン15分前に行くと既に入り口前には20人もの大行列!インフルが大流行してる時期でしたので、みなさんそんな感じです。オープン後も病院内は大混雑。「こういう状況でこそパンデミックが発生するのでは」と思わざるを得ないほどです(^^;)。

インフル結果は陰性。ただ、とにかく大忙しのため女医の先生も流れ作業で、ホントに"一瞬"の診察。今から思うと胸の音すら聞いてなかったような気がします。喉は見てた。普通の風邪薬(アスベリンとかムコダインとかホクナリンとか)と熱さましを処方してもらい終了。

家ではひたすらテレビアニメ(ゾイドワイルド、ドラえもん、シンカリオン)を見ていましたが、この生活がこの後しばらく続くことになるとは思ってもいませんでした。

ちなみにこの日は本来スイミングスクールで、しかも2か月に1度の進級テストの日でした。1月は何度か親子特訓したこともあり「今度こそ進級できるかも!」と思っていただけに残念。進級できたら大型のゾイドワイルド(ブラキオサウルス)を買ってもらう約束をしていた息子も、その意味で残念がっていました(^^;)

Day4. 1月28日月曜日

僕が会社を1日休んで看病。午前中は38度前後にとどまっていたのですが、時間がたつにつれ熱は上昇。結局夕方には38度台後半になりました。

とにかく咳がひどく体力を消耗するみたいで、さすがに元気がありません。

食欲の落ちが激しく、ご飯食べてくれないのが悩みの種でした。ゼリーすらあんまり食べない…。

Day5. 1月29日火曜日

妻の有給休暇が残り少ないという事情もあり、この日も僕が1日看病。状況は好転せず。38度台の熱がずっと続きます。咳も全然おさまらない。咳をしすぎてたまに嘔吐することも。

あまりに良くならないので、この日の午後、かかりつけの小児科医にも診せたのですが、そこでの診察も「様子見」。とにかく混んでるんですよ、この時期小児科医は…。同じような薬を出してもらい終了。

もちろん熱はウイルスや菌と体が戦っている過程・成果であり、咳はそれらを排除しようとする体の防御機能です。それは承知しているのですが、元気がないことには食欲も出ませんし、食べないことには体力も回復しません。しっかり寝ないことには体も消耗するばかりです。そんなわけで、あまり使いたくないのですが熱さましを使ったりもしました。

ずっと家にいて可愛そうなので、欲しがっていた中型ゾイド(ガブリゲーター)を買ってあげました。(スイミング進級で買うと言ってるのとは別のゾイドです)

目に元気がない(^^;)

Day6. 1月30日水曜日

この日はハーマイオニーさん(奥様=魔女)に任せて、僕は出社。(2日間も休んだせめてもの罪滅ぼし?として朝7:00に出社してます。たまってるメールを処理するだけでも2時間はかかりますよね)

日中もまだまだ調子が悪く、食欲もないとの情報が飛んできます。翌日もう一回病院に連れて行こう、と一度は決めていたのですが、あまりに回復しないことに加え、ある勝算があったので急遽この日は夜間診療に連れていくことにしました。ので僕は定時帰り。仕事の面ではご迷惑おかけしております…。

日中の小児科はとにかく混雑してます。かかりつけの小児科も悪くはないのですが、やはり忙しすぎて、風邪的な症状だとじっくり検査とかしてもらえないかもしれません。

夜間診療だと(日にもよりますが)そこまで混雑してることはありません。区の夜間診療担当病院がうちから近くの総合病院(息子が生まれた病院でもある)なので、これまでもたびたびお世話になってます。当番の先生も(もしかしたら暇を持て余し気味かもしれないので暇つぶし的に)言えばしっかり検査してくれるのではなかろうかと(^^;)。目論見は大正解でした。

ハーマイオニーさん(奥様=魔女)の作戦で「熱があるのは金曜日からということにしよう」としたのも奏功したかも。(それは決して嘘ではない。そう言うことで高熱が5日間続いていることになり、さすがに5日間というのは検査をするに足る理由づけになるのではないか、という読み。)

結果、レントゲンを撮ってもらい(息子ちゃんの人生初レントゲン)、マイコプラズマ肺炎が発覚。幸いそこまでひどくはないそうですが、素人目にも肺炎の影が白く映ってるのがわかりました。(正確には「その可能性が高い」ってことだとは思いますが…。)

原因が分かって本当に良かったです。

マイコプラズマ肺炎についての正確な情報は、信頼置ける病院さんのWEBサイト等でしっかりご確認ください。僕が認識した情報としては、ひどいものになると入院を要することもあるが、軽い場合はそれと気づかず自然治癒する場合がほとんどとのこと。インフル等の風邪はウイルス感染が原因ですが、それとは異なり、マイコプラズマは細菌が起因となって引き起こされます。そして伝染する可能性があるとのこと。細菌なので抗生物質が効くため、早く治すためにも抗生物質を処方してもらいました。

処方していただいたのはオゼックスという、結構強いレベルの抗生物質。たまに普通の風邪でオゼックスを出す医者がいるというのも耳にして、それは非常に問題だと思いますが、今回はオゼックスを使うに値する症状なわけですので僕はそれに従います。

マイコプラズマ肺炎と分かったのは良いのですが、問題は完治まで7~10日はかかるということ。こちとら共働きですので、看病するためにはどちらかが会社を休まなければなりません。だけどそんなに休んでばかりもいられません。どうするオレたち!?

「あそこで生まれたんだよ」

次回へ続く!ではまた。
マイコプラズマ肺炎の日々(2)|カモノハシ通信3


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