2016年3月9日水曜日

保育園入園は「要領の悪い人」に不利な現実

ちょっと峠を越した感もありますが保育園事情についてのあれこれがネットで話題のようです(保育園落ちた日本死ね!!!)。ネットどころか国会の場でまで(いくぶん見当違いに)取り上げられるぐらいですから、国民的関心事と言っても過言ではないでしょう。


うちは幸いにして昨年、保育園に入園できましたが、保育園入園へのプロセスはそれを知らない人が思っている以上に複雑怪奇なものとなっています。それが良いことなのか悪いことなのか、判断するのは難しいなぁ、と言うことをこれから書きます。

努力は報われるべきなのか、全員が救われるべきなのか


現状都市部では保育園が足りていないという絶対的現実があります。誰でも希望すれば保育園に入れるという状況ではありません。そのためそこには一定ルールでの「選抜」があってしかるべきです。

ルールそのものの公平性について語るのは非常に困難です。ある人は所得の低い人に優先権をと言い、ある人は高額納税者に優先権をと言います。どちらが正しいという種類のものではないと個人的には考えています。

となると、あとは個々人のルール理解度の戦いとなります。

何が言いたいのかというと
・ルールが複雑なため、要領の悪い人には不利
・ルールの複雑さが、要領の良い人と悪い人の差を広げている
ということです。要領の悪い人とは、「頭の悪い人」「やる気のない人」などと言い換えられる場面もあるでしょう。

お役所は学校ではありませんので、あちらから一から十まで懇切丁寧に全てをお知らせしてくれることはありません。こちらは大人ですから自ら情報を取得し理解し、もし不明点があればどうにかして解消しなくてはなりません。

大人と子供(^_^;)

例えばうちが1歳児として昨年4月入園することができた要素をあげてみます。

1. 両親ともフルタイム勤務
2. 両方の実家が遠方
3. 1歳誕生日を迎える前に一度入園申し込みし落選する。それを持って育休延長を使う
4. 育休終わりを4月に合わせる

我々の場合だと最大のポイントは3です。以前だと育休延長はたいしたポイントではなかったそうなのですが、我々のタイミングでは認可外に預けているのと同等のポイントに格上げされるという情報を得ていました。また付加的に4番の4月終わり合わせも(いささかラッキーもありましたが)効果があったかも知れません。ちなみに1番、2番は今どき保育園に入れようと思ったらほぼ必須の条件なので特に大きなアドバンテージでは無かったと思います。

このような作戦をたてるのは、市区の案内を熟読し、ネットの情報を調べ、役所の方からの情報も得て、ルールをしっかり把握した上でなければ出来ないことです。全ての情報はオープンであり求めれば得られるものです。

上のポイントに至る前段階として、各種保育園の種類(認可、認証、川崎認定に川崎市にんてい←これらは今は無いはず、認定こども園、認可外等…そして1年毎に制度が変わる)を正しく理解することや、正しいタイミングで書類を提出する!という大前提があります。あと当然ですが入園希望先は第8希望まですべてしっかり書く(なんなら欄外使って第10希望まで書くと言う人も)なんてのも。(意外と皆さんそういうとこ甘いんじゃないかと勝手な想像をしてみたり。)

偉そうなのを承知で書きますが、果たしてこの「僕からしても難しいと感じる」様々なルールを、皆さんちゃんと理解できてらっしゃるんでしょうか?現実的にはなかなかそうはいってないんじゃないかと思います。

うちの区はかなり努力して皆さんへの報知に務めていました。が、それでも説明する人の立場によって説明の内容が都度異なっている(つまりは縦割り行政)と感じ「ちょっとコレはなぁ…」と思うこともありました。区の説明の方が壇上で困っちゃうくらいですからね、そのくらい複雑だということです。

とは言え区の窓口の方たちは皆さんさすがプロフェッショナルで非常に頼りになりました。本当に入園させたいなら会社休んででもしっかり市区町村の窓口に行って説明を受け疑問点を解消させるべきです。最新情報も教えてもらえますし、非常に大事なことです。

こんな風に複雑なルールのもと選抜がなされるわけで、「要領の良い人」は「要領の悪い人」たちのおかげで入園できている、という側面はまぁあるのではないかと…。

要領の良い人が努力をした人かと言うと、それはやや大げさかと思いますが、ロクに考えもせず真面目に準備をやらなかった人よりも有利になるのは個人的には当然のことだと思っています。「全員平等になるよう分かりやすいルールを定めない自治体が悪い」とか言う人の気持もわからなくはないのですが…。

保育園入園について思うところを書いてみました。これから子供を産んで育てようとする方たちの参考になれば幸いです。ではまた!

こちらもどうぞ。
カモノハシ通信3: 育児休業給付金を1年6ヶ月間違いなくもらうために
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