2015年3月9日月曜日

僕がピアノ好きな理由(父の誕生日によせて)

子供時代の楽しかった思い出が、大人になってからも様々な形で心を温めてくれることってあります。例えば子供の頃のスキーに楽しい思い出がある人は、大人になってからも「スキー」という単語を聞くだけで嬉しくなったり、例えばある人はゲームを買ってもらった喜びが忘れられず今でもゲームを買うときに無上の喜びを感じたり…。人それぞれいろいろあるのではないでしょうか?

ところで僕の父はピアノ弾きです。趣味や余興で弾いているのでは無く、プロのピアノ弾き。職業的ピアニストです。(ちなみに調律師ではありません←検索するとヒットしますが違う人です)

父がピアノを弾いて稼いだお金で僕と弟は育ててもらいました。具体的な収入は謎ですが、どちらも中学から私学に通わせてもらったことを鑑みると十分な稼ぎがあったのではないかと思います。ピアノの腕の程は正直良くわかりません。少なくとも芸術性はあんまり感じられない(^_^;)。クラシックではないので、とにかく何時でも何処でも何でもいかようにも弾けるということが強みなのではないかと推測しています。

僕らの結婚披露宴の際は、新郎父にも関わらず入場からずっとピアノでBGMを弾いてもらいました。披露宴の途中までピアニストが僕の父だということに気づいてない人が結構いたようです。友人がもっとも感心してたのは僕らが感謝の手紙を読むシーン。父には「千と千尋の神隠し」から「あの夏へ」を弾いてもらっていたのですが、途中ところどころ、さりげなく片手演奏になっていたそう。僕は気付かなかったのですが。けっこう涙もろかったようです(^_^;)。





そんなにしょっちゅうではありませんでしたが、子供の頃、僕は父が弾くピアノを聞くのが大好きでした。ドラえもんやガンダム、宇宙戦艦ヤマトといったアニメの主題歌が収録されている本を父に差し出すと、父はそれを美しくアレンジして弾いてくれました。本の譜面にはメロディしか書かれていないの、どうして両手であんなに美しい音楽が奏でられるのだろう?子供心にいつも不思議でした。そしてそれ以上に嬉しくて興奮していました。

大人になり、あまた有名なピアニストの素晴らしいコンサートに足を運び様々な感動を得てきましたが、本当に純粋に、いつまでも聞いていたいと思うピアノは父のピアノかも知れません。芸術性はあまり感じられないものの(^_^;)。

あの頃聞いたピアノの楽しい記憶は、間違いなく今でも僕の中に残っています。基礎を成している、と言っても過言ではありません。自分ではそんなにピアノを弾けるわけでもないのですが、僕にとってピアノは何ものにも換えられないほどの「喜び」です。クラシックでもポップスでも、とにかく僕はピアノの音楽が最も好きです。またピアノを弾いて人を楽しませたいとの思いから、(素人丸出しで恥ずかしい話なのですが)いろいろな場面で人前でピアノを弾くこともあります。それもこれもすべて、子供の頃に聞いたあのピアノのおかげです。

人は何でも大好きなものがあれば、嫌なことも忘れて楽しい気持ちになることができます。いつでも無条件に簡単にそういくわけではありませんが、そういう「心から大好きな何か」があるのと無いのとでは、人生の豊かさがいくぶん違ってくるのではないでしょうか。

僕も今や父です。僕も僕の息子に、何らかの「楽しい思い出」を与えてあげたいと強く思います。僕が子供の頃に聞いた父のピアノと同じ、一生ものの温かみを与えてくれる何かを。それは音楽なのか、勉強関連なのか、はたまたIT関連なのか(例えば息子にプログラミングの楽しみを教えてあげたいとか思ってます(^_^;))、今はまだ分かりませんが、何か1つ以上そういうものを与えられるような父になりたいと思います。

とりあえずのピアノ↓(^_^;)




なかなか父のピアノを聞く機会も少なくなりましたが、息子ちゃんの次の誕生日にはまた是非生のピアノでハッピーバースデーを弾いてもらいたいですね。まだまだピアノを弾いてお金をかせぐ日々が続いていくようですが健康に気をつけて今後も頑張ってください。

今日は父の誕生日だったので、頑張って書いてみました。ではまた!



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