面倒くさい人生を踊り尽くす

さきほどNHKのプロフェッショナルで宮崎駿さんが「面倒くさい、面倒くさい」と言いながら映画作りをしているのを見ました。あんなクリエイティブな人でも、やっぱ仕事って面倒くさいんだって。

言うまでもなく仕事も人生も、楽しいことばかりではありません。楽しいことはあっと言う間に時間がすぎて、あとは面倒くさいことばかりが残ります。多くの人が実感してらっしゃると思いますが、人生は面倒くささとの戦いです。

宮崎駿さんの何げない一言でイイナと思ったのは「『面倒くさいっていうなら、止めちゃえよ』ってなると『うるせー』と」ってところ。面倒くさくても「じゃあ止めれば」とか言われるとハラが立ちますよね。わずかに残された人間としてのプライドです。

他に「意味なんかいいんだよ、どうでも」みたいな発言も。僕も大いに賛成です。

意味を考え出すと、人間足が止まります。足を止めて考えることが大事という人もいますが、僕は逆です。

足は止めるな。

踊り続けるんだよ。

それが僕の理想の生き方です。思考停止でダラダラ生きるのとは全然違います。

何かっちゅうと、しょうもない理屈をグダグダグダグダと否定的な話しかせず一切手足を動かさない輩がよくいますが、なんてしょーもない人間だと思います。偉そうですみません。

いっしょう懸命生きることは時に滑稽です。でも踊り続けるんです。踊り続ければ、もしかしたら意味のようなものは後から付いてくるのだと、僕は信じています。

「踊る」の表現はもちろん村上春樹さんの「ダンス・ダンス・ダンス」から。目を閉じると暗闇の中で羊男が僕に語りかけます「オドルンダヨ。オドリツヅケルンダヨ」と。

つい先日の茂木健一郎さんの連続ツイートでも同じような発言がありました。

茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1000回「意味を問うな、踊れ」 - Togetter

連続ツイート9つの中から9番目だけ引用


それを見て僕は踊り続けるんだという僕の基本を思い出すことができました。

これからも滑稽に踊り続けていこうと思います。




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