2012年7月11日水曜日

協奏曲をおすすめしてみる

「協奏曲」について何回か連続して書いてみたいと思います。クラシックに詳しくない人に興味を持ってもらえれば幸いです。

「協奏曲」というのはクラシック音楽の用語で、簡単に言うと「ソロ奏者+オーケストラ」で奏でる音楽のこと。ソロがピアノだとピアノ協奏曲、バイオリンだとバイオリン協奏曲です。カッコつけて「コンチェルト」と言ったりしますので、以下「協奏曲」と書いてある箇所は心の中で「コンチェルト」と言ってみてください。そのほうが感じがでます(笑)。

ソロ奏者がいるのが協奏曲、です。

「交響曲」という言葉がありますが、あれはオーケストラだけで奏でる音楽。有名なベートーベンの交響曲第5番「運命」とか第九とかがそう。こちらは「シンフォニー」です。他の種類には「序曲」とか「間奏曲」とか「交響詩」とか色々あるみたいですが、よくわかりません(^_^;)。とりあえず「協奏曲」と「交響曲」さえ理解しておけばよいでしょう。たぶん。

■好きな協奏曲ベスト5


突然ですが僕が好きな協奏曲ベスト5がこちらです。

1位 ブラームス:バイオリンとチェロのための二重協奏曲
2位 ショパン:ピアノ協奏曲第1番
3位 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
4位 チャイコフスキー:バイオリン協奏曲
5位 ドボルザーク:チェロ協奏曲

いきなり1位にややこしいのをもってきてすみません。後で詳しく説明します。

■クラシックが好きということ


ところで「ピアノ協奏曲第1番」とか「第2番」とか番号つけて言うと、やたら詳しそうなイメージありません?僕は昔そう思ってたんですよ「何十番もある中で?、ピンポイントで2番がいいだの3番がいいだの、どんなに知識豊富やねん!」って。あと「ラフマニノフの2番がいいよね」とか番号をつけて言うと、ちょっとカッコいい感じ、しません?

実際のところ、ほとんどの人は「有名なの」しか知らないと思います、きっと。たとえば僕、ショパンのピアノ協奏曲が全部で何番まであるか知りませんもん。1番と2番のみ知ってて、そのうち1番がすごい好き!ってだけ。ラフニノフも第2番が有名で(よくフィギュア・スケートで使われてる&のだめで大フィーチャー)好きなだけで、1番とか4番とかほとんど聞いたことないし、聞いてもわからないですもん。ニワカなんてそんなもんだし、それでもクラシック好きには違いありません。

要は「まずは自分の好きな1曲を見つけよう!」ってことです。

村上春樹さんはエッセイか何かで読者からの「クラシックを(ジャズを、だったかな?)好きになるには何枚くらいCDを聞けばいいですか」みたいな質問に対して、「好きな1曲を見つけて、何度も何度も細部を暗記するくらいまで繰り返し聞けばもう立派なクラシック(かジャズか)ファンですよ」みたいな回答をしていましたが、まさにそうだと僕も思います。

あれ、話がズレてきた…。

■協奏曲のよいところ


で、協奏曲ですが、おおむね作品の長さ的にコンパクトなんですよ。ベートーベンの第九だと70分くらいありますが、協奏曲だとだいたい20分から30分くらい。交響曲だと楽章ってのが4つとか6つとかあったりしますが、協奏曲はおおむね3楽章構成。コンパクトなので全体像がつかみやすく、初心者にはとっつきやすいと僕は思います。

ソロとなる楽器にはピアノやバイオリン、チェロはもちろん、本来オーケストラでは使わないギターなど様々なものがあります。

ソロ楽器を演奏する人をソリストと言いますが、実際の演奏会ではソリストをずーっと見ちゃうので「どこ見ていいかわかんない」ってことがないですし。

■ソリストかっこいい


そうそのソリストという存在がカッコいいんですよ!もう完全に主役なわけで、そこで演奏できるってことは常軌を逸した天才といっても過言ではないわけですよ、通常。だってオーケストラの楽団員の皆様だって全員もう十分に天才なわけですよ。音大卒業したからって楽団員になれるのはごく一握りなんだから。でもソリストはそこよりさらに稀有な存在だからこそソリストたりえるわけですよね(例外は多数あり)。これはすごいことです。

と言うわけで、僕が好きなソリストさんたち。順序は適当に思いついた順。

・辻井伸行(ピアノ)
・竹澤恭子(バイオリン)
・諏訪内晶子(バイオリン)
・クリスティアン・ツィメルマン(ピアノ)
・ロストロポーヴィチ(チェロ)

他にもたくさんいます!

■チャイコフスキーのバイオリン協奏曲をおすすめしてみる


「くるみ割り人形」や「白鳥の湖」で有名な作曲家チャイコフスキーさんですが、バイオリン協奏曲を1曲残しています。これがまたカッコいいんですよ。たぶん部分的には聞いたことがあると思いますよ。

五嶋みどりさんの熱演。とりあえずイイトコだけ聴きたい人は6:00からどうぞ。


協奏曲にもいろんなパターンがあって、たとえばショパンのピアノ協奏曲だと完全にピアノが主でオーケストラは伴奏と言った扱いになってます。それに対しこのチャイコフスキーのバイオリン協奏曲はオーケストラの存在感が非常に大きい。長さも長いし、もうほとんど交響曲みたいです。でもバイオリンのソロはやっぱりすごい、華麗で力強く、そして美しい。まさにチャイコフスキーらしい(とか言うとそれっぽいでしょ)メロディーです。

映画「オーケストラ」って言うちょっとヘンテコな作品を見れば、きっとこの曲をもっと好きになるかも。

僕が好きなCDはこちらです。諏訪内晶子さんがアシュケナージ指揮のチェコフィルと録音した1枚。諏訪内晶子さんのバイオリンは優雅で美しく、この曲にピッタリ!(たぶん)。ちなみに諏訪内晶子さんは1990年にチャイコフスキー国際音楽コンクールで優勝しています。

あ、Amazonのレビューとかあんまり信用しない方がいいですよ。コンクールに優勝するような有名な人には必ず悪意あるレビューが山のようにつきますから。特にAmazonは。

■次回は…


次回は僕がもっとも好きなブラームスのバイオリンとチェロのための二重協奏曲について書いてみたいと思います。(実はこのブログではすでに何度かとりあげてますが)。ではまた!

0 件のコメント :

コメントを投稿