ぼくと都民芸術フェスティバル2010

今日は池袋の東京芸術劇場で読売日響を聴いてきました。今日は特に素晴らしかった!

都民芸術フェスティバル2010の中の一公演です。毎年やってるけどこれはお買い得。3階席だったけど1,800円でしたからね。

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日時:2010年3月5日(金)19:00(18:30開場)
会場:東京芸術劇場 大ホール
指揮:現田茂夫
ピアノ:小山実稚恵*

リャードフ:魔法にかけられた湖 作品62
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18*
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」

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実は読売日響を生で聴くのは初めて。やっぱり上手。

特に1曲目は森の湖の情景を描いた静かな曲なのですが、こういう静かな曲だと各楽器の上手さがよくわかります。知らない曲でしたが、すごく良かった。

そして小山実稚恵さんのラフマニノフ!すさまじく良かった!今まで生で聴いたラフマニノフのピアノ協奏曲の中で1番です!さすがラフマニノフを得意とする小山さん。(以前、3番は生で聴いたことがあったのですが2番は初めてでした。)

オーケストラを完全に掌握しているのか、身もだえするほど美しい音のやりとり。

この曲ってピアノ協奏曲の割に、ピアノが伴奏チックな部分も多くあるのですが、そういうところにおけるオーケストラとの掛け合いが本当に絶妙。くっついたとおもったら、はがれ、はがれたと思ったらくっつく。2本の道が螺旋状に絡み合うかのような芸術的な演奏でした。

独奏部分も素晴らしかったです。音の範囲が広いというか、音量の大小、音色の強弱と自由自在な感じ。さすがラフマニノフを弾きなれてらっしゃると素人ながらに思いました。

小山さんは今年のショパン・コンクールの審査員にも選ばれたそうで、ますますのご活躍が期待されます。一度この人のショパンのピアノ協奏曲1番を聴いてみたいな。CD買おうかな。

メインはチャイコフスキーの「悲愴」交響曲。実は初めて聴いたのですが、すごく良かった!つれのハーマイオニーさんが言っていたのですが、

第1楽章=貧乏学生生活(長い)
第2楽章=仕送りがもらえることになって嬉しい
第3楽章=調子にのってコンパとかしまくり
第4楽章=また貧乏逆戻り

的な解釈らしいです。うーん。でもまぁ構成的にはそんな感じです。普通の人は、この曲にチャイコフスキーさんの生涯を重ね合わせるのでしょうがね。

第3楽章で盛り上がるだけ盛り上がって、第4楽章で悲しい老後、そして孤独死…。みたいな悲愴な曲でした。気に入った。

と、いうわけで今日の演奏会のクオリティは総じてすごく高かったです。大満足。

今月はたくさんコンサートに行きます!では。


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