2009年11月30日月曜日

都響とコンサートマスター

池袋に都響を聴きに行ってきました。定期公演Bシリーズの他に、実はこの芸術劇場シリーズも年間シート(全4回)をとってます。

��プログラム>

東京芸術劇場シリーズ『作曲家の肖像』 Vol. 74《ベートーヴェン》(11/29)

会場:東京芸術劇場

指揮:エリアフ・インバル
ピアノ:青柳晋

ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」 第2番 op.72a
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.92


先日のサントリーホールに続いて指揮は巨匠エリアフ・インバル。先日のマーラー第4番がすごく良かったので今日も楽しみです。

が、僕の体調が悪かったからなのか、いまいち盛り上がらず。「のだめカンタービレ」でお馴染みのベートーベン交響曲第7番も期待していたほどの興奮・感動は得られませんでした。すごく良くまとまっていたと思います。ブラボーもたくさん飛んでいました。でも僕には何故かもう一つでした。

ところで今日のコンサートマスターは四方恭子さん。先日、電撃的に?都響のソロ・コンサートマスターに就任されたベテラン・名バイオリニスト。以前はケルン放送交響楽団のコンサートマスターを務めていたこともあるらしい。サイトウ・キネン・オーケストラのメンバーにも名を連ねていらっしゃいました。

僕は初めてだったので、演奏中ずーっと四方さんを見ていたのですが、演奏が非常に淡麗。いつもの3列目でなく、今日は3階席だったので個別の音までは聴き取れていませんが、とても上品な雰囲気を醸し出されています。無駄な動きがない!

でもその「無駄な動きのなさ」が、コンサートマスターっぽくない!

僕が知ってるコンサートマスター像は、第2の指揮者として大きなアクションでオーケストラ全体の呼吸を合わせるもの。矢部達哉さんとかそうですよね。

四方さんの横に、都響コンサートマスターの山本友重さんもいたのですが、今日はコンサートマスター役でない山本さんの方がよっぽどコンサートマスターらしかった。

どっちが良いとか言うことではなく。

2人の動きを比べて見ていると、動作1つ1つの動きだしタイミングが明らかに違うんです。山本さんの方が動きだしが早い。山本さんの動きにはいわゆるアウフタクトがある。アウフタクトとは1拍目に入る直前の準備的な拍のこと。「せ~の」って部分ですね。対して四方さんの動きには余分な動きがない。1拍目が一瞬で的確に入る。モーションが読めない。ボクシングとかされると強いかもしれませんね。

僕がもし一緒に演奏するなら絶対に山本さんの方が合わせやすそう。素人見解なので本当のところはわかりませんが。

なので今日は逆に山本友重さんの演奏の良さをすごく感じました。それが一番の収穫。今まで都響のコンサートマスターと言えば矢部達哉さんで、矢部さんがいないときは(つまり山本さんのときは)けっこうガッカリしていたのですが(スミマセン)、これからは山本さんのときでも楽しく聴くことができそうです。僕にとってそういう心理的な親近感がもたらす影響って決して小さくないんですよね。

四方恭子さんのバイオリンもまた聴いてみたいです。今度は3列目で聴いてみたい。

ではまた。

2009年11月26日木曜日

都響でマーラー第4番

都響の定期公演に行ってきました。都合で直近2回を聞き逃していたので、すごく楽しみにしていきました。ちなみに聞き逃した分のチケットはハーマイオニーさんの知人に譲渡。

��プログラム>

第688回定期演奏会 Bシリーズ(11/19)

会場:サントリーホール

指揮:エリアフ・インバル
ソプラノ*:半田美和子

・ラヴェル:シェエラザード*
・マーラー:交響曲第4番「大いなる喜びへの讃歌」 ト長調*


今回はなんと言ってもマーラーの交響曲4番です。正直に言って、初めて「マーラーいいじゃん!」って思いました。グスタフ・マーラーさん、素晴らしいよ。

昨年はインバルさん指揮の「千人交響曲」を聴いたりしましたが、正直「スゲーけどあんまり好きくない…」て感想。なんつーか大げさすぎて音楽の全体像がじぇんじぇんつかめない、って言うか。

そこにきてこの4番はとても良い規模感。オーケストラもベートーベンくらいの規模ですし、演奏時間も50分ほどとさほど長くない。また全4楽章形式の典型的な交響曲形式で親しみやすいし。

音楽もなんだかわかりやすい。第1楽章は大迫力。大音響に包まれて恍惚となりました。なんかよくわからんけどちょっと感動。第2楽章はソロ・コンサートマスターの矢部さんによるバイオリンソロがふんだんに聴けて嬉しかった。第3楽章はまさに天上の音楽。ゆったりと美しい旋律がやわらかく降り注いできます。そして第4楽章はソプラノ独唱とあい混じって感動のエンディング。静か~に終わります。

理論的には説明できないのですが、このマーラー第4番の演奏は本当に良かった。とても良かった。今年の僕のNo.1コンサート候補です。

こないだの辻井君のといい、このインバルさんのといい、今月はどちらも最高のコンサートでした。ちなみに来シーズンはインバルさん&辻井君による協奏曲のプログラムが都響であるんですよね、すごい!今から楽しみです!

2009年11月20日金曜日

ボジョレー・ヌーボー、解禁されましたね。さっそく飲んできました。

毎年解禁日にスーパーで買って家で飲むことが多いのですが、今年はサントリーホールで都響のコンサートがあったので、その帰りに六本木一丁目のレストラン・バーでグラスで2杯だけいただきました。

出されたのは僕が毎年飲んでいる、たぶんもっともポピュラーであろうジョルジュ・デュブッフのボジョレー・ヌーボーです。

なんて爽やかで明るいお味!今年は旨いらしいと聞いていたのですが、確かに!

ヌーボーらしく飲みやすくアッサリしてはいるのですが、結構味がある。なんか飲んでいて楽しい気分になるような、踊り出したくなるような感じです。これはガブガブ飲みたくなったぞ!

ここ数年はずっとマズかったですからね、ヌーボー。その年の気候によって出来具合が変わってくるということの意味を初めてリアルに実感できました。

だって普段安いワインしか飲んでないから、同じ銘柄の良い年・悪い年なんて気にしないんだもの。ってことは安いワインでもやっぱり年度によって美味しいマズいはあるのでしょうね、当然。今度クロネコワイン(Gato Negro)で年度ごと飲み比べをしてみようかな。

と、言うわけで今年のヌーボーはオススメです。

是非楽しい音楽でも聴きながら気楽にガブガブ飲んでみてください。そうですねぇ、クラシックだとモーツアルトの協奏曲なんかがいいんじゃない?オーボエ協奏曲 K.314(のだめで黒木君が演奏してたやつね)とかピッタリ!

ポップスだとなぜかパッと思いついたのがユーミンの「天国のドア」。あと大江千里の「十人十色」とか。(我ながらヘンな選曲のセンスだ…。)ゆずだと「友達の唄」。楽しい曲ね。

2009年11月18日水曜日

今日は後輩のナガタくん、イナダくんと、4人で新橋で飲みました。あと1人はハーマイオニーさん。

で、2件目に行ったお店はナガタくん紹介だったのですが、なんとうちの(と言うのは関西学院のこと)中・高・大出身の若干23歳がオープンしたばかりのお店。

「つぼ焼 鈴蘭」です。新橋烏森口出口徒歩3分くらい。

食べログのページがこちら。
サントリーのページがこちら。僕、コメント付けてみました。

つぼ焼 鈴蘭

つぼ焼、美味しかったですよ。貝なんですが、お汁に味がしみ出していて、美味しい&とてもあったまりました。

いただいたお酒は松竹梅の「豪快」というお酒。熱燗でいただきました。辛口の清酒ですが、なかなか悪くなかったですよ。料理によく合ってました。偏差値55。

それにしても大卒で、新橋に店を構えるとはなかなかスゴイ野郎です。今後もOB誘って、たまに飲みに行ってあげないとな、という親心が芽生えちゃいます。

OBの方は是非行ってあげて下さい。2件目とかに調度良い感じです。もちろん1件目でも良いですが(笑)。


��今回の日本酒偏差値>

・宝酒造 松竹梅「豪快 辛口」…55

・小山酒造「丸眞正宗 純米吟醸」…59
・月桂冠「華やかなかおり純米酒」…49
・松竹梅「キレのある超辛口清酒」…45
・月桂冠「月」…50
・黄金井酒造「純米酒 盛升」…49
・ちゃんこ鍋「樹月」で飲んだ「鬼ころし」竹酒仕様…51
・日本盛「すっきりした味わい大吟醸」…50
・沢の鶴「特別純米酒 山田錦」…53
・白鶴「豊かなコク 山田錦 特別純米酒」…51
・白鶴「まる」…39

・黒龍酒造「黒龍 純米酒」…65
・福光屋「黒帯 悠々 特別純米」…58←変更


2009年11月17日火曜日

ぼくとイヤフォン修理

全ては酔った勢いから始まりました。

・・・

愛用のイヤフォン「ER-6i」の調子がおかしい、と気づいたのは先月。なーんか左の方が音が大きい。左右付け替えてみると今度は右の方が音が大きい。もとに戻すとやっぱり左の方が大きい。

��?

いろんな音楽をかけてみて、その音楽を他のイヤフォンでも聴いてみて、と色々な作業を繰り返しました。

あれだけ悩みに悩んで、清水の舞台から飛び降りるぐらいの決意で(大げさ)大枚はたいて購入した、そして超絶気に入っているこのER-6iがまさか壊れるなんて。

ウソだ!ウソと言ってくれ~!

ちなみにこちらがER-6i購入時のお話、長いです(前編)
ちなみにこちらがER-6i購入時のお話、長いです(後編)

どれだけ振っても揺らしても寝ても覚めてもやっぱり左の方が大きい…。だめだ壊れた。断線?

ガッカリちゃん

・・・

そうだ!男子たるモノ自分で直そう!って思ったのが先ほど。

あきらめの悪い僕は「なんとかならないかなぁ」と思って端子(プレイヤーにさすところ)をいじくっていたところ、プラスチックのカバー部分がぽこんと外れて銅線があらわになりました。そこがなんか具合悪そう。

ここだ!これを換えれば良いのだ!

そうです。端子のところを別のイヤフォンのに取っ換えれば良いのです!(たぶん)

ちょうどそのとき(あまりおいしくない)純米酒を飲んでいた僕は、深く考えたり、事前に調べたりすることなく、あっという間に躊躇なく

チョキん!

と端子部分を切り離しました!わーもう後戻りできない。

まぁでも車のオーディオとか自分で付けられるしたぶん大丈夫。要は銅線をむき出して、繋げりゃいいんでしょ?

イヤフォン修理01

でも酔ってるせいもあるのか、銅線むき出しがなかなか上手くいきません。コードのビニール部分をハサミでちょっと挟んでグイッと引っ張れば銅線が出てくるのですが、ハサミで挟む力がちょっと大きいとすぐ銅線に傷がいってしまいます。ちょっと切れちゃう。

で、片っぽを失敗すれば左右のもう一方も長さを合わせるためやり直さなければいけません。

で、繰り返すこと云十回(うそ)ようやく銅線むき出しが成功しました。ER-6iの左右と、端子部分を使うために犠牲にするイヤフォンの左右とで計4本。

左のコードには左のコードの中にも赤とゴールドの2つのラインが存在しています。右に緑とゴールド。それらを間違えないようにクリクリっと繋いでほい完成!

とりあえずiPodに繋いでテストしてみます。

・・・

・・・・・

・・・・・・・

あれ、聞こえない。何も。

云ともスンとも言いません。

なぜ!?なぜ、なぜ、なぜ!?はっきり言って途方に暮れました。

しかし途方に暮れている場合ではありません。こういうときはネットです、ネット。て言うかそもそものはじめから「イヤフォン修理」で検索して下調べぐらい普通はする僕なのですが…。

調べてみると知らなかった事実が!?

銅線にはエナメルコーティングがされているため、ただ繋げるだけでは通電しません

へぇ~。

で、そのエナメルコーティングをはがすためにはライターで炙るのがよいとのこと。へぇ~、なんか工作の時間を思い出す。

あらためて銅線むき出し部分をより長くして、ガスコンロへ向かいます。(うちにはライターがないので。)ヘンなガスとか出るとイヤなので換気扇をオン。念のためコップに水を用意して、いざ炙りing。

銅線のクセして意外とすぐに火がつきます、ロウソクみたいに。あわててフッと息を吹きかけて消します。程度がまったくわからないので、焦げ目が付かないぐらいにサッと炙りました。

そしてサンドペーパーで(ライターはないけどサンドペーパーはある)銅線をゴシゴシ。よしこれでOKなはずだ!

あらためてクリクリっと繋げてみます。

イヤフォン修理02これ偉そうに写真なんか載せてるけど、見る人が見たら酷いやり方なんだろうな。


するとどうでしょう!

今度は音が聞こえてきたじゃああ~りませんか!

左右の音量も同じに感じる!

大成功!?

・・・

繋ぎ目をテープでぐるぐる巻きにして固定。そのままだと見た目が最悪なので、手近にあったフエルトの巾着袋を切り刻んで接着剤付けて巻いてみました。

イヤフォン修理03

通勤にはもはや使えなさそうですが、家で使うにはこれで十分です。

辻井君が弾くラヴェルの「水の戯れ」もキレイに聞こえてき…

・・・

・・・

ん。

なんか左右で音の質が違うような…。

右の音量は確実に上がりました。うん、上がった。ような気がする。

でも左の方が若干ハッキリ聞こえるような…。右がくぐもってるって言うか。

いや!でもこれで十分だ!そんな気がするだけだ、たぶん!


・・・

途中で聴いたときは左右同じに聞こえたのになぁ。

プラシーボ?

・・・

で結局、左のイヤーパッド穴に小さ~くちぎったティッシュつめたら調度良くなった。音は悪くなるだろうけど。

て言うかティッシュつめのアイディアをチョッキンする前に気づけば良かった~。そしてらこんな無謀なことしなかったのに~。わ~ん

作業の意味は…無かったかも。

ちゃんちゃん

埼玉・川口に渡る新荒川大橋の手前に東京23区で唯一の酒蔵小山酒造があります。たまに川口に行くことがあるので、前から気になっていたのですが先日ついに立ち寄ることができました。お店では素敵なおじさんとお孫さんらしきお子様が対応してくれました。アットホーム(笑)。マンガ美味しんぼにも登場しているらしいですよ。

goods_1購入したのはこちら「丸眞正宗 純米吟醸」です。720ml瓶でお値段1350円。

う~ん、旨い!

偏差値59!

これは好みの味です。コクとキレのバランスが調度良い。毎度素人感想で申し訳ないのですが、純米酒らしいスッキリさと、吟醸酒らしい豊かな香り+旨みが両立しています。辛口でも甘口でもない感じ。こりゃ飲み過ぎる(笑)。

オールマイティにどんな料理にも合いそう。しゃぶしゃぶを食べながら呑みましたが、最高!しんみりハッピーな気分(?)に。

これは良いお酒を見つけました!

僕って自分では「辛口好き」だと思っていたのですが、こういうのを飲むと一概にそうでもないなと気づきます。むしろバランス重視と言うか。甘ったるいのは好みではありませんが。

5名以上だと酒蔵見学+試飲をさせてもらえるらしいので、仲間を集めて行ってみたい!

HPはこちらです。勝手にリンク。


��今回の日本酒偏差値>

・小山酒造「丸眞正宗 純米吟醸」…59

・月桂冠「華やかなかおり純米酒」…49
・松竹梅「キレのある超辛口清酒」…45
・月桂冠「月」…50
・黄金井酒造「純米酒 盛升」…49
・ちゃんこ鍋「樹月」で飲んだ「鬼ころし」竹酒仕様…51
・日本盛「すっきりした味わい大吟醸」…50
・沢の鶴「特別純米酒 山田錦」…53
・白鶴「豊かなコク 山田錦 特別純米酒」…51
・白鶴「まる」…39

・黒龍酒造「黒龍 純米酒」…65
・福光屋「黒帯 悠々 特別純米」…58←変更

2009年11月14日土曜日

40年物の梅酒

広尾にある行きつけのお店で店主から40年ものの梅酒をプレゼントしていただきました!

これが超、超、おいし~い

熟成されることの本当の意味を今日知りました。ただまろやかになったり、味が豊かになるだけではなく、そこに新しい何かが誕生している感じ。

だって40年ですよ、40年!今からだと、今日から漬けはじめても飲めるのは僕が73歳になったときですよ!こんなのを飲める機会ってそうはない。

本当に美味しかった。今まで生きてきた中で一番おいしい梅酒でした。

店主のおじさまから「これお祝い。こんな風な夫婦になってね」とお言葉をいただきました。シブすぎるぜオヤジ!

2009年11月13日金曜日

辻井伸行くん@紀尾井ホール

僕が勝手にひいきにしている天才ピアニスト、辻井伸行君のコンサートに行ってきました。ソロで聴くのは昨年のサントリーホール、今年の西宮に続いて3回目。

場所:紀尾井ホール
ピアノ:辻井伸行

��プログラム>
ベートーベン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」
ベートーベン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」
ショパン:バラード第1番ト短調 Op.23
ショパン:4つのマズルカ Op.24
ショパン:2つのノクターン Op.27
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22

��アンコール>
ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57
辻井伸行:川のささやき


超絶に良かった!期待以上!本当に感動した!

え~、いつもながら必要以上におおげさに書いていると思われることでしょうが、これはホントに本当です。

特にコンサート本編で最後に弾いたショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」では

今、僕は世界で一番のピアノを聴いている、間違いない…

と真面目に思っちゃったくらい感動しました。思わずブラボー!3回も叫んだのは僕の新記録です(笑)。演奏、プラス休憩中に飲んだ赤ワインに酔っていたのもある(笑)

・・・

あのヴァン・クライバーン・コンクールでの金メダルを経て辻井君の音楽がどう変わっているのか、変わっていないのかがとても楽しみでした。結果から言うと、明らかに進化していました、良い方向に。

今日も聴いていて思ったのが、辻井君の演奏はまるで水の流れの様だということ。とても清らかでスムーズ。なめらかに耳に入ってきて、スッと頭に浸透します。そこは変わりません。ミスタッチがほとんどなく完璧なこともそこには関係します。

ただ以前(昨年のサントリーホールや4月に西宮で聴いたとき)は、その音の形(イメージ)が完全に真ん丸の無色透明だったように感じられたのに対し、今回は時に応じてそこにが付いたり、変形したり。よりコントラストの強い演奏へと変わっていました。

それは明らかに聴衆を意識した、よりプロらしい演奏です。

以前の段階でも十分に、彼の音楽には圧倒的な浸透力がありました。それは無色ゆえの、無垢ゆえの浸透力でした。彼自身が聴いて美しいと思える音を響かせていて、それが、彼が美しいと思う純真な心そのものとともに僕らの心に響いていた。

しかし今回は要所要所において「オレの音楽を聴け!」的な、より積極的なアピールが響いていたように思います。特にベートーベン。サントリーホールで聴いたときよりも、明らかに音が強くたくましくなっていました。

「あぁ、もう無垢ではいられないのね…」という気持ちはなきにしもあらずですが、でも辻井君がより辻井君らしい色と表現を手にしたのならそれは喜ばしい進歩です。われわれ聴衆はより明確に、辻井君が「本当に」表現したい音楽を味わうことができます。

それに辻井君は辻井君です。どんなに音が強くたくましくなっていようとも、そこにイヤな押しつけがましさは一切ありません。あくまで透明で美しい、水の流れの様な、浸透力のある音を聞かせてくれます。ただその色と形にバリエーションが増えただけです。

お母様著の本「のぶカンタービレ」の中で、師匠でピアニストの横山幸雄さんから、曲の中に自分なりの味付けを求められたというくだりがあります。その課題を今や完全にクリアしているなと、僕は思いました。

アマゾンのレビューで「上手なだけじゃん」って書かれているのを見かけたことがありますが、そう言う輩は一度生で聴いてみろってんだ!

え~と、素人のくせにまた偉そうなことを書いてしまいました…。

とにかく、僕は今日のコンサートに大感動しました。コンサートでこんなに感動することってそうはありません。今年の年間No.1コンサートの大本命デス。

個人的に明日、仕事でとってもストレスのかかるイベントがあって、結構くら~い気分だったのですが、なんだか吹っ切れました。

いや~よかった~。本当に良かった。また1つ好きな曲が増えたことも嬉しいですし。

・・・

握手会があるかなぁ?とか思って、わざわざ今日まで買わないでおいた辻井君のヴァン・クライバーン・コンクール・ライブのCDを会場で買いました。で、今(まさに今)パソコンに取り込もうとしていたのですが、僕のノートPCでは読み込めません。見ればCompact Discのロゴが何処にも印刷されてないじゃないですか!?アメリカ製のCDでたま~にあります、そういうの。どうしたものかと思いましたが、デスクトップの方のPCでは取り込めました。もしご自分のパソコンで取り込めない場合は、別のパソコンで試すことをオススメします。

ちなみに2005年のショパン・コンクール・ライブCDも購入。9月に発売されていたことを不覚にも知らなかった。

ついでに月刊ショパンの別冊も購入。あと今回のコンサートツアー・パンフレットも購入。お金もないのにまとめて買いすぎだとハーマイオニーさんから怒られました。マジで。

でもいいんです。辻井伸行君に関するモノは今後も全部買うから、絶対!では!

感動のヴァン・クライバーン・コンクール・ライブ感動のヴァン・クライバーン・コンクール・ライブ
アーティスト:辻井伸行
販売元:KING RECORDS
発売日:2009-09-09
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ショパン・コンクール 2005~ショパン作品集ショパン・コンクール 2005~ショパン作品集
アーティスト:辻井伸行
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ショパン7月号増刊 辻井伸行 金メダルへの軌跡 2009年 07月号 [雑誌]ショパン7月号増刊 辻井伸行 金メダルへの軌跡 2009年 07月号 [雑誌]
販売元:ショパン
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2009年11月10日火曜日

最近呑んだ日本酒を4つまとめてちゃちゃっとご紹介。偏差値とか勝手につけてますが、全ては僕の独断と偏見によるものです。お酒の味は売り場の保存状態とかにも大いに影響しますので、その辺も加味して読んでください。

あと、僕は毎晩呑んだくれているわけではありませんので(笑)。ちょっとしか呑んでません!

■その1

ファミリーマートで売ってる「粋」シリーズより「華やかなかおり純米酒」です。メーカーは月桂冠。
familimartの粋

缶をあけた瞬間たちのぼる芳醇な香りや良し。こりゃ一般ウケするね。なんかおいしそう。

でも呑んでみるとそれほどでもナシ。これまでの2つにくらべると味わいに欠ける。確かに香りは良いけどね。京都伏見の香り?

というわけで偏差値49です。

■その2

引き続きファミリーマートで売ってる「粋」シリーズより「キレのある超辛口清酒」。メーカーは松竹梅。

えーと、好きくない。偏差値45

結局のところ僕の好みの問題なのですが、「粋」シリーズでは白鶴の山田錦が一番おいしかったです。キレとコクのバランスが大事ですね。

■その3

近所のコンビニエンスストアで買ってきました月桂冠「月」です。カップで買いました。ムーンにフィット!?

月桂冠の月

全然期待してなかったのですが…。意外や意外、悪くない。お値段150円ですから、そりゃ美味しい!とはいきませんが、悪くない。うん悪くない。

もちろん醸造アルコールで薄めてはありますが、「まる」と違って糖類添加はありません。なのであくまでスッキリとした味わい。これなら確かにムーンにフィット!

偏差値50あげちゃいます。

■その4

神奈川の地酒ということで、黄金井酒造より「純米酒 盛升」です。近所のダイエーで購入。

純米酒 盛升製造日が10月だったので、期待。


えーと…。う~ん。

純米酒なのは良いですが、香り、味わい、ともにイマイチ。もしかしたら保存状態が悪かったのかも知れませんが、正直おいしくありませんでした。偏差値49

・・・・・

今回の4つは正直どれもイマイチ。しいて言うなら、期待してなかった分「月」が良かったかな。

お金がたまったら高い純米大吟醸酒を買ってみたいです。

��今回の日本酒偏差値>

・月桂冠「華やかなかおり純米酒」…49
・松竹梅「キレのある超辛口清酒」…45
・月桂冠「月」…50
・黄金井酒造「純米酒 盛升」…49

・ちゃんこ鍋「樹月」で飲んだ「鬼ころし」竹酒仕様…51
・日本盛「すっきりした味わい大吟醸」…50
・沢の鶴「特別純米酒 山田錦」…53
・白鶴「豊かなコク 山田錦 特別純米酒」…51
・白鶴「まる」…39

・黒龍酒造「黒龍 純米酒」…65
・福光屋「黒帯 悠々 特別純米」…60

2009年11月5日木曜日

ぼくとおもしろネオ写真

ひさしぶりに面白い!と思えるネオ写真が撮れました。こちらです。

ネオとコップ

これ、コップの中の水を飲もうとして顔をつっこんでいる状況です。目を見開いているところがいいでしょ。結局届かなくて、水は飲めませんでした。

日常でこういう面白シーンに遭遇することは、家に猫がいると結構あります。でもそれは一瞬のことなので、多くの場合カメラの準備がなく写真に残すことができません。でもこのときはたまたま手元に一眼レフカメラがあったので撮影することができました。ラッキーな1枚です。

自分としては超気に入ったので、デジタルカメラマガジンという雑誌の読者広場に投稿してみました。フォトコンテストの方じゃないですよ。モノクロページだけど、紙面に載ったら嬉しいなぁ。

・・・

またしばらくネオに会えなくなるので寂しいです。

2009年11月4日水曜日

昨日は水泳部コーチのOB会でした。今年は参加者が少なくて寂しかったので来年は是非おこし下さい。

場所は例年通り、甲東園のちゃんこ鍋「樹月」。僕が現役のときからほぼ毎年ここ。ちゃんこ鍋が超おいしいので是非どうぞ。

コーチOB会以外でもたまに行きたいと毎年思っているのですがなかなか実現せず。つぎ大阪に帰ったときはみんなを集めて行きたいな。

・・・

で、お酒の話なのですが今回は飲み放題プランに含まれる唯一の日本酒である「鬼ころし」をいただきました。

この「鬼ころし」なのですが、いったいどこのメーカーのお酒なのか?と思い調べたところ意外な答えが。

なんと「鬼ころし」という名前は商標登録されていないので、大小さまざまなメーカーがめいめい勝手に自分とこのお酒に使ってるらしいのです!知らなかった。スーパーでよく見かける小さな紙パックの「鬼ころし」は日本盛のものが多いような気が個人的にはしますが、ネットで調べるとそれ以外の「鬼ころし」もいくつか見つかります。

もともとネーミングの由来は「鬼も参っちゃうくらいマズイお酒」らしいです。「強いお酒」じゃなくて「マズイお酒」なのがポイント。つまり粗悪なお酒につけられる一般名詞だったらしいのですね。

それをどっかの蔵元が「じゃあ逆にそれを商品名にしたらおもしろいじゃん?」などと思って売ってみたら大ヒット。各社それをマネをしたため、現在のように広まったみたい。

へ~。

というわけで「樹月」でいただいた「鬼ころし」がどこのものなのかは知るすべがありません。

味はどうだったかというと、結構おいしいです。偏差値51くらい。

「樹月」ではお酒を竹の入れ物に入れて竹酒仕様にしてくれるので、そのせいでプラス1くらいされてるかも知れませんが。まぁあと雰囲気も。

「安い日本酒」=「鬼ころし」は間違いなさそうですが、意外とおいしいのが良いところ。スーパーで売ってるパックの「鬼ころし」がもし今回飲んだのと同じものであるならば、カップ酒なんてバカらしくて買ってられませんね。結論的に。

<今回の日本酒偏差値>

・ちゃんこ鍋「樹月」で飲んだ「鬼ころし」竹酒仕様…51

・日本盛「すっきりした味わい大吟醸」…50
・沢の鶴「特別純米酒 山田錦」…53
・白鶴「豊かなコク 山田錦 特別純米酒」…51
・白鶴「まる」…39

・黒龍酒造「黒龍 純米酒」…65
・福光屋「黒帯 悠々 特別純米」…60



先日に引き続いてファミリーマートの清酒「粋」シリーズから、「すっきりした味わい大吟醸」を呑んでみました。メーカーは日本盛。

「粋」シリーズ全4種
familimartの粋

この4種の中では「すっきりした味わい大吟醸」が一番お高い。お値段350円。果たして?

缶を開けると吟醸酒(結構お米を削って作るお酒)ならではのフルーティ~な香りが広がります。うーん、いいニヨイ。どうしてお米から作ってこんなフルーティな香りがつくのでしょうか。自然の神秘?です。もっとも「醸造アルコール入り」つまり非純米酒ではありますが。

味わいもまさに商品名通り「すっきりした味わい」です。旨いことは旨い。偏差値50

でも若干物足りなさを覚えます。スッキリしすぎ、というか薄いというか。おそらくは若者向けと言うことでスッキリとしてクセのない飲みやすい味に仕立てたのでしょうが、これはちょっとやりすぎ、かも。

端麗辛口、水の如し

ま、でもなかなかクールなお味で悪くないですよ、ホント。お酒好きにはお薦めできませんが、たまには日本酒でも飲んでみるかモーツアルトでも聞きながら、なんて人にはいいかもしれません。

<今回の日本酒偏差値>

・日本盛「すっきりした味わい大吟醸」…50

・沢の鶴「特別純米酒 山田錦」…53
・白鶴「豊かなコク 山田錦 特別純米酒」…51
・白鶴「まる」…39

・黒龍酒造「黒龍 純米酒」…65
・福光屋「黒帯 悠々 特別純米」…60



2009年11月3日火曜日

ぼくと水彩画(5)

ぼくと水彩画シリーズ、とりあえずのファイナル。

恥ずかしげもなく公開しちゃいます。えぇ、まったく。でもせっかく自分で描いた絵なんだからブログにアップしたくなる気持ちも分かるでしょ?(←なんの弁明?)

これまでに水彩+ペンで描いたコペンたちです。

コペン絵はがき絵はがきコペン肌色失敗して日焼け君になっちゃった。


コペン絵「青空コペン」青空コペン大人になって初の水彩画。ぼかしのテクを使ってみたかった感ありあり。


コペン絵「草原コペン」草原コペンもうちょっと上手くできたかも。不完全燃焼。


上の3つは全て同じ描き方です。

��.自分で撮った写真を見ながらエンピツで下絵
��.絵の具で色塗り
��.マーカーペンで縁取り

ちなみに絵の具はポスターカラー。発色がキレイだし、扱いやすいし、僕みたいな初心者には最適かもね。

う~ん、今後も続けたい。かも。

ちなみに、ですが、僕が描く人物イラストは、僕が小学生時代に愛読していた「ことわざ4コマまんが」の絵が元になっています。もし「あ~!」って思い当たった人がいたら是非コメントを!さすがにいないかな。

・・・

いつも言っていることですが、何かをやってみることで初めて自分の中にできあがる「何か」があります。

それは例えば、同好の他人に通じる気持ちの通路みたいなものであったり、借り物ではない自分だけの評価軸であったり。

僕にはある一本の軸があります。そこはいつまでも大切にします。そこにプラス、そこに繋がるたくさんの枝もあって、それをたくさん張り巡らせることも大切なことだと思って日々人生を楽しんでいこうかと。そんな感じです。

以前の分デス。
ぼくと水彩画
ぼくと水彩画(2)
ぼくと水彩画(3)
ぼくと水彩画(4)

2009年11月2日月曜日

ぼくと筑波サーキット

筑波サーキットに行きたい~。事情があって、現在封印中、2年ほど。

封印が解かれるのは…来月?

乞うご期待!

これを超える動画を撮影できるのか?けっこうコメント増えてます。



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定期的にあげとかないと、当ブログのコペンネタが薄まっちゃう。って思って。

ひさしぶりにお酒ネタ。ファミリーマート限定清酒「豊かなコク山田錦特別純米酒」を呑んでみました。メーカーは白鶴。

ファミリーマート粋白鶴画像は缶缶辞典というHPから借用

このお酒、2007年12月にテレビ「ガイアの夜明け」で紹介されてたそうですね。僕は全然知りませんでした。ていうか存在そのものも先日まで知らなかった。本日たまたま目があったので購入したしだいです。

ファミリーマート限定の缶入り日本酒は全部で4種類あって、それぞれ違う清酒メーカーが製造しているそう。ファミリーマート頑張りましたね。そのうち他の種類のについても呑んでみます。

で、今回の白鶴「山田錦特別純米酒」。なかなか旨いじゃないですか。偏差値51

缶を空けたときにブワーと広がる純米酒の香りに、ちょっとした「本物感」を感じました。あとから述べる「まる」とは偉い違いです。一口呑んでみて「あ、これは好みの味だ」と思いました。

もともと僕が日常的に好んで呑んでいるのが沢の鶴の「特別純米酒 山田錦」なので、味はとてもよく似ています。ただ沢の鶴がかなりスッキリしているのに対し、白鶴の方はそれなりに味に重みがあります。とは言っても純米酒なので、スッキリはスッキリなのですが、確かにコクがある。名前に偽りなしです。

ただ無条件に「すげぇ美味しい!」かというと、そこはやはり値段相応。「これでなくっちゃ」という程ではなく、もっと美味しいのが(もちろん)他にたくさんあります。

ある程度呑んでいると、舌の上に雑味フィルターの様なモノが出来上がっていく感覚があります。精米歩合70%とかそういうことではなく、やはりアルミの缶に入っていることで妙な味が付いているのではないかと、素人ながら訝しがってしまいます。

て言うかお値段的にも200mlで350円は安くない。

でも、まぁこういうお酒もアリだよな。きっと若者向けに出してるんでしょうが、そういう努力はかいます。今後も是非出し続けてください。たぶんまた買います。

あと是非、冷蔵庫に入れて販売してください

よろしくお願いします。

・・・

先日、twitterでちらっとつぶやいてみたのですが、CMでよく見る白鶴「まる」のカップ酒も飲んでみました。カップ酒は普段絶対に買わないのですが、気まぐれで。

白鶴まる氷川きよしさんが宣伝してらっしゃいます。左手に持ってる純米バージョンは呑んだことない。

今回呑んだのは赤いラベルの通常バージョンです。

えーと。

まずい

以上。

やっぱり糖類とかそういうのを添加してる時点で終わってますよ。甘さが超気持ち悪い。こんなの日本酒じゃない。料理と一緒に呑んだのですが、料理の味が全然引き立たないどころか、料理がまずくなりました。

お値段150円だけどコストパフォーマンス的にも良くないと思う。これなら上の「山田錦純米酒」の方が100倍良いです。

こんなの売ってるから僕みたいなにわか日本酒ファンに「だから大手はだめなんだ」なんて思われるんですよ。

冷静に考えると、きっと戦後の日本酒はこんな味が普通で、こんな味に慣れた団塊世代がこんな味を愛飲しているから今も売れ続けているのでしょうね。大手メーカーのひどい作りの日本酒(というかニセ酒だよな)が、日本のおじさん連中の味覚を破壊してしまった、のかも。

なので未来を考えるなら、氷川きよしさんで「まる」なんかを宣伝させるんじゃなくて、それこそ「山田錦純米酒」や、他のおいしいお酒を宣伝したらいいんですよ、若者向けの。

pro_maru_ajiwai白鶴のHPより拝借

これをみると「まる」の純米酒バージョンに期待。

僕は心のふるさとである西宮・神戸にある大手酒造メーカーを基本的には応援しています。だからこそ白鶴はもっと若者に向けた、本当に美味しい純米酒を売ってほしいと思います。

なので今度はとりあえず「まる」の純米酒を呑んでみます。

��今回の日本酒偏差値>←今回からスタートですけど

・沢の鶴「特別純米酒 山田錦」…53
・白鶴「豊かなコク 山田錦 特別純米酒」…51
・白鶴「まる」…39

ちなみに
・黒龍酒造「黒龍 純米酒」…65
・福光屋「黒帯 悠々 特別純米」…60

ではまた。