ところがこれがややこしい!次世代録画メディアがブルー・レイだけになったのは良いけれども、まだまだ色々な制約や条件事項が山盛りです。そもそも「ハイビジョンって何!?」って疑問も頭をよぎります。そしてダビング10。
ちなみに地上波デジタル放送の画面解像度って知ってます?1440×1080なんですよ。今流行りのフルHDのテレビは1920×1080なので、地上波デジタルにはスペック過剰だったりするんですよね。(BSデジタルは1920×1080。)
そのハイビジョン映像を録画する側がまたややこしい!僕の頭が悪いだけなのかも知れないけれど、この辺をきちんと理解してる消費者って何%くらいいるんだろう?
僕が今現時点で理解している乏しい知識と、貧相な疑問点を以下にまとめてみます。
■ハイビジョンをハイビジョンとして録画する方法
1.HDDにDR録画する。
2.HDDにAVCREC録画する。
3.ブルー・レイにDR録画する。
4.ブルー・レイにAVCREC録画する。
5.DVDにAVCREC録画する。
DRはダイレクト・レコーディングの略でMPEG2方式によるなるべく圧縮しない録画方式、AVCRECはMPEG4(H.264)方式による圧縮する録画方式。いずれも地上波デジタルの場合、DR録画で17Mbps程度、AVCRECで6~12Mbps程度の録画容量。
■ハイビジョンで録画した場合の疑問
1.AVCREC録画した場合の画質ってどんなもんだろ?
2.ブルー・レイに録画した場合、他のプレーヤやPCで見られるのか?
3.AVCREC録画した場合、他のプレーヤやPCで見られるのか?
4.DRでもAVCRECでも、PCでデータを活用/バックアップできるのか?
AVCRECの画質については実際に見てみないと判断できませんが、ネット上を散見する限り8Mbps程度でも十分キレイらしい。それだと9.4GBの両面DVDに2時間は録画できます。
ただビットレートを落としてAVCRECした映像と、"ハイビジョン"にはこだわらず720×480等のSD画質(DVD画質)で高ビットレートで記録した映像とでは、どっちがいいんでしょうね?たぶんH.264方式のAVCRECの方がキレイなんだろうけど、その辺も電気屋さんでチェックしてみたい。
互換性について、ブルー・レイの方は結構あるらしい。問題はAVCREC録画したDVDで、他のプレーヤで見られるのか、PS3で見られるのか、PCで見られるのかは不明。
PCでのデータ活用は原理的に不可能なのはわかりますが、暗号化されたままでも、データとしてバックアップだけでもできれば気分的に結構うれしいんですけどね。閲覧時には親機に書き戻す必要があるのだろうけど。
それから事態をさらにややこしくしてるのがダビング10。コピー9回にムーブが1回可能になる、ってやつ。そもそもどーして無料放送してる映像にそんなプロテクトをかけないといけないのか納得できない。たしかにテレビドラマのDVDが売れている日本の現在を鑑みると仕方ないのかもしれませんが。何事においても既得権益にしばられ続けるこの国を象徴してる、って感じですね。
■ダビング10でできるらしいこと
1.ブルー・レイやDVD等へのデジタルコピーが9回まで可能。
2.ブルー・レイやDVD等へのデジタルムーブが1回可能。
3.アナログ接続されたデジタル録画機器へのコピーが無制限可能。
4.ただしダビング10に対応してる番組に限る。
お!って思ったのがアナログ接続時のコピー無制限、って項目。アナログコピー先からの孫コピー作成は規制されるらしいのですが、これはいろいろと使い出があるのでは?たとえば現在普及しているPC用のアナログ・チューナー・カードからアナログ録画できれば、それを加工したりiPod用に再変換したりもできそうな気がします。でも気がするだけで、本当はできないかもしれない。うーん、わからん!!!
現時点で僕がやりたいことは、以下の2種類のデータを記録できること。
・ハイビジョンでメディアに記録でき、それをバックアップできる。(保存用)
・PCやiPodに入れて気軽に楽しめる。(閲覧用)
ブルー・レイは今後まだまだ安くなりそうなので、さしあたりDVDにAVCRECできる機種でも買おうかな。…買わないかな。
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