過去文書「ペイ・フォワード」感想

過去文書「『ペイ・フォワード』」

2001年3月1日、当時のホームページ上「カモノハシの独り言」コーナーで書いた映画評です。たまたま見つけたのでアップップ。今ちょっと昔のデータ掘り起こしたりしてんだよね。

カモノハシの独り言ちなみにこんなページでした。公開期間短かったから誰も知らないかも。

(ここから過去文書)
��00点満点で点数をつけるなら、僕の採点では「30点」だ。とにかくハリウッドっぽすぎる。悪い意味で。ちょっとひどい。感動させようとしすぎ。作りすぎ。リアリティが無さすぎ。

だいたいなんでハリウッド映画で子供が主人公の場合はいつも片親なんだろう?クライマックスなんてほんと笑い話みたいだ。ネタもありふれている。

しかしそれでも、否応なしに僕は途中、感動してしまった。『シックス・センス』で有名になった子役のハーレイ・ジョエル・オスメント君の演技はすばらしいし、彼の口から語られる言葉の1つ1つが(これだけ世界を斜めに見る癖のついてる僕でさえ)素直に心にしみこんでくる。

途中、彼は臆病で勇気のもてない彼の先生に対しきつく言い寄る場面がある。僕はまるで自分が責められてるみたいな気持ちになった。

僕は今、会社に勤めていて、そこで給料をもらって生活している。毎日、毎週がほぼ同じことの繰り返しで、ふと気づくと生きていることの意味がわからなくなってくる。冗談抜きで「生きてるって何だろう?」って自分に問いかけたりする。朝の通勤途中とか。いったい今自分は何を本当には求めているのだろうか?仕事は(今のところ)楽しくやっているし充実感もある。自分を有効に成長させることにも成功していると思う。だけど、その生活を続けていくことで、僕はいったいどこにたどり着け、そこで何を得るのだろうか?それは幸せなんだろうか?なんて。

そして今日この映画を見て「少しは」ヒントになった。見に行って良かったと思う。

しかしあのクライマックスのもっていき方はなぁ~。最後の10分をばっさりカットしてくれたら僕の中の点数は85点はいってたはずだ。あれはちょっとひどすぎる。ストーリー的にも手法的にも。とにかく「感動させよう、感動させたる!」っていう意図が見えすぎていて、僕なんかは「こんな作り物で感動させられてたまるか!」って反発心を持ってしまった。(方々からは女の子の涙ぐむ音が聞こえてたけど…。)とか言いつつDVDが出たら買ってしまいそうな僕がいたりして。
��ここまで過去文書)


えーと、入社してまだ1年たってないタイミングでのカモノハシ。今よりも書いてる人がまともな感じ?若干偉そうなのは不変だけど。

それにしても「僕はまるで自分が責められてるみたいな気持ちになった」ところとか「ヒント」とか全然覚えていない…。そこまで言うならもう一度見てみようかと少し思った春の夜。

映画の感想で検索にひっかかるケースが結構多いので、今回はその辺狙ってみました。


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